オスマン帝国外伝2 ネタバレと感想 18話 ヒュッレムよくぞ言った!
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【オスマン帝国外伝2~愛と欲望のハレム~】の18話は「後宮の宣戦布告」です。
ま~さに「宣戦布告」でしたね~。ヒュッレムがついに母后にブチ切れました。
以下早速ネタバレです。
ヒュッレムは、イサベラを宮殿に呼ぶという実に嫌らしい手段でヒュッレムを罰しようとした母后に我慢ができず、ついに直談判に行きました。部屋にはハティジェとギュルフェム、そしてマヒデブランがいましたが、後のふたりは出ていくよう促します。
「ヒュッレム vs ハティジェと母后」は紛れもない嫁 vs 姑&小姑の戦いです。
私は孫を4人も産んで差し上げました。そのうち3人は皇子です。私の誇りと威厳を踏みにじって面白いですか?
ハティジェは「身の程をわきまえろ」と口を出しますが、ヒュッレムは負けずにやり返します。
身の程なら皇女様がチクチクと教えてくださる。
いったい何を怒っているのかと母后が尋ねると、私をあざわらうためにあの女を宮殿に招いた、と答えました。
続けてヒュッレムは、自分は決して不敬者ではない、もし過ちを犯すとしたら、それはスレイマンを愛するが故だと続けます。
お二人にとって私は敵!
私の罪は何だ?と重ねて問うヒュッレムです。あなたの息子を激しく愛したこと?彼の幸せが罪?私はどれほど罰を受ければよいの?
ヒュッレムは、ハティジェも母后も敬愛していたけれど、ふたりは私を愛してくれなかった、嫌がらせばかりなさる、と訴えました。マヒデブランの肩ばかり持つ、それでもいつか愛される日が来るかもしれないと期待したけど無駄だった。
いまだに私は邪魔者。
スレイマンに他の女性をあてがおうとする母后への不満が炸裂します。
でも母后は、それがハレムのしきたりなのだと答えました。どんな女性も、皇帝の支配者や絶対的な伴侶にはなれぬ、と言い渡します。さもなければ秩序が乱れ、後宮が潰れる。
ヒュッレムは母后を「後宮の女帝」と呼び、せいぜい長生きすればいいと言い放ちました。
そして、それでも母后もいつかは天に召される~そうなった時の後継者はどうするのか?と尋ねます。
マヒデブランか、イサベラか、それとも、皇子3人の生母である私?
自分に対する対応を変えぬなら、自分と皇子たちを守らねばならぬ、と言い渡すヒュッレム。私の敵か味方か、お選びください。
これでもう母后の運命は決まりましたね。今やヒステリー女と化したハティジェの話を鵜呑みにして、ヒュッレムを苛めたりするからですよ。
とはいうものの、今のヒュッレムではまだ勝てませんよね~。案の定、ヒュッレムは、お気に入りのテラス付きの部屋を追い出されてしまいました。スレイマンがくれた部屋だとわめいても、それは聞き入れられません。
それでも、そんなヒュッレムに対するスレイマンの愛は健在のようです。
スレイマンの心がイサベラにあると確信したヒュッレムは、スレイマンから貰って「愛(アシュク)」と名付けた馬をイサベラに渡すようスンビュルに命じました。でもスンビュルもさすがに言いなりにはなれず、スレイマンに報告に来ます。
スレイマンは即座にヒュッレムの元へ行き、泣いていたヒュッレムを慰めました。イサベラは人質だ、いつかは祖国に帰す。
~まったく、このス〇ベ爺めっ!さっさと帰さんか!!~
でも、前回も語ったように、スレイマンのヒュッレムへの愛情は別格だと思うんですよね。スレイマンは、ヒュッレムの美貌ももちろんだけど、その勇敢さ~母后になど誰も逆らえないのに、真っ向から立ち向かう、その気丈な魂を心から愛しているのですよ。だから、ちょいと目新しいおやつをつまんだとしても、決してヒュッレムは手放さないはず。
一国の王女が、そんなおやつ代わりにされていることこそ、考えてみれば気の毒な話ですよね。母后はスレイマンに、イサベラをハレムに入れないのはヒュッレムに遠慮しているのか?とズバリ指摘しています。その辺も母后には面白くないんでしょうが、そうはいきませんよ。何せヒュッレムは、ハレム始まって以来の「絶対的な伴侶」になるのですからね。
あ~その日が来るのが楽しみですね~。
そのイサベラですが、ヒュッレムが仕込んだ毒蛇がついに噛みついたようです。あれはスレイマンが手を出さないように下った天罰に違いありませんね。
また、イブラヒムの容体もますます悪化してきました。大宰相危篤の知らせに喜んだヒュッレムは、早速イブラヒム邸に押しかけます。
お前は自分の流した血で溺れ死ぬ。
イブラヒムのベッドに腰を掛けて「呪い」のようにつぶやくヒュッレム。
が、そのイブラヒムがその言葉を聞いてヒュッレムの腕をつかみます!?
も~心臓に良くないですね~。一緒にドキッとしてしまいました。
歴史的にも、まだまだイブラヒムは死にそうにありませんから、容体悪化がヒュッレムの仕業と気づいて反撃してくるかもしれませんね。
意地悪な姑とはいえ、最後の一線では「理性」を保ってきた母后も、これからは期待できそうにありませんし。
文字通り孤立無援となったヒュッレムを、スレイマンはどこまで庇ってくれるのか? ギュルじゃね~口ばっかりで頼りになりませんものね。金貨、またすっかりスンビュルに取られちゃいました。
「オスマン帝国外伝2」は今後の展開から目が離せません。
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