ABC殺人事件 ネタバレと感想 第1話 老兵は死なず?

アガサ・クリスティー原作のミステリー、【ABC殺人事件】(The ABC Murders)が始まりました。ポワロ=デビット・スーシェのイメージが強いですが、これはジョン・マルコヴィッチが主演です。しかも、その役柄に合わせてか~なりしょぼくれた感じで、最初は名前を聞いてもピンとこないほどでした


でもその「しょぼくれ感がまた実にドラマとマッチしてなかなか面白かったですね~。果たして「灰色の脳細胞」は健在なのか?とヤキモキしちゃいましたが、きっと「ただ消え去る」のではなく、最後はあっと驚く活躍を見せてくれるものと期待しておりまする


以下ネタバレのあらすじですABC殺人事件のネタバレ感想行きますよ~(^^)/


舞台は1933年のロンドン。すっかり年老いたポワロのもとに「犯人からの挑戦状」が届きました。署名は「A.B.C」とあり、それに呼応するように、イニシャルがABCの「アレキサンダー・ボナパルト・カスト」(Eamon Farren)という人物も登場します


今のところふたりに接点はありません。カストはローズ・マーブリー(Shirley Henderson)の下宿に滞在しているストッキングのセールスマンです。ローズの娘のリリー(Anya Chalotra)は下宿で男性に特別なサービスをしていたようですが、カストは断っていました


「ABC」はポワロの近況をよく知っており、ポワロが過去の名声を取り戻したがっていると指摘します。まるでこれから自分が犯す罪を利用しろと言っているかのようです


I think you're trying to roll back the time to when you were a famous detective.・・・I will be a faceless beast leading lambs to the slaughter.
君は君が有名な探偵だった頃に時間を巻き戻したがっている。・・・私は顔のない獣となって子羊たちを殺戮に導くだろう。


ポワロは早速、旧友のジャップ警部(Kevin McNally)に会いにロンドン警視庁へ赴きました。が、ジャップ警部は既に引退しており、後任のクローム警部(Rupert Grint)は、ポワロを過去の遺物扱いして会ってもくれません


そこでポワロはジャップ元警部の家を訪ねました。ジャップは大層喜んでポワロを歓迎してくれましたが、そんなデマには関わるなと犯人からの手紙を燃やそうとした途端、いきなり心臓発作で亡くなってしまいます


その直後、ついにABCが動き始めました。最初はから始まります


「アンドーバー」という町で煙草屋を営んでいたアリス・アッシャー(Tamzin Griffin)という女性が殺されました。遺体の側には「A」のページを開いた「ABC鉄道ガイド」が置いてあり、カストももれなくこの煙草屋に立ち寄っています


ジャップの家から戻ったポワロの家にも「殺人予告」が届いていました。場所はアンドーバー、時期は3月31日~手紙を受け取ったのがこの日です


翌日にはジャップの葬儀もあって、その日には間に合わなかったものの、ポワロは葬儀に参列したクローム警部を捕まえて、アンドーバーで3月31日に起きた事件について調べるよう促しました。


クローム警部は、その日に起きたのはたわいもない出来事ばかりだったと言ってさんざんポワロを馬鹿にします。部下のイェランド巡査部長(Michael Shaeffer)と一緒にポワロが黒く染めた髭の色が落ちて顎が灰色になっていたと嘲笑しました。


が、ポワロはその「たわいもない出来事」の中にヒントを見いだします。少年がアッシャー夫人の煙草屋の窓ガラスを割ったが、夫人は出てこなかった、という点です


案の定、アッシャー夫人は首を切られて亡くなっていました。履いていたストッキングは破れていたようです。


ちなみにカストは下宿に戻ってきた時、顔を怪我していたようです。


警察はアッシャー夫人の夫を疑いましたが、ポワロはこれを否定しました。夫はアル中で手が震えていて、残忍な犯行に及ぶ力がなかったそうです。


真犯人のABCはその後またしてもポワロに手紙を送ってきました。次はBだが、どのBかな?


次は「ベクスヒル」です。


今回はカストがかなり被害者に関わりました。被害者はエリザベス・バーナード、通称ベティ(Eve Austin)です。ベティは男癖も性格も悪いビッチで、姉の夫を横取りした上、カストを「童貞」呼ばわりし、彼のストッキングもタダで手に入れました


そのベティが殺された頃、ポワロに手紙が届きます。次はベクスヒル、4月4日、今日だ。


ポワロが早速現地に駆け付けると、案の定、ベティが殺されていました。ベティの職場がジンジャー・キャット・カフェだと聞いたポワロは一応店にも立ち寄りましたが、休店中だったその店の中には、ポワロが1921年6月に立ち寄ったらしいサインが飾ってあります。これまた「過去の栄光ですね


この時もカストは、何者かに追われていたかのように、はあはあと息を切らしていました


その後、クローム警部がポワロの家に押しかけてきます。あろうことか、ポワロが「犯罪の証拠」を隠していたというのです。ポワロが相談しに行った時は馬鹿にして無視しておきながら、その言いぐさはないでしょうよ


そこへまた「ABC」からの手紙が届きました。少し休んでからまた続きを~と書かれていましたが、次のターゲットは「C」チャーストンカーマイケル・クラークだということは分かっています


しかもこのカーマイケルとハーマイオニー(Tara Fitzgerald)の夫婦はポワロと知り合いらしく、どうやらパーティーらしい席でともに写真を撮っていたことが判明します


クローム警部が皮肉っていた「上流階級」とのつながりですね。ポワロもまだ若くて髭も黒かったのがいかにも象徴的に思えました


ここではまだ殺人は起きていませんが、ハーマイオニーが、どうやら夫カーマイケルとその秘書のソーラ・グレイ(Freya Mavor)の仲を疑っていたようで、夫よりもむしろその弟のフランクリン(Andrew Buchan~マーク・ラティマー@ブロードチャーチ)を信頼しているらしいことが分かっています。


~公式サイトで登場人物の名前を確認する際、つい声優さんの名前(宮内敦士)が目に入って犯人分かっちゃった気がしました。見なきゃよかった


またこれに合わせるかのように、カストは「ABC鉄道ガイド」の「C」のページを開いていました


一方でクローム警部は、今回ポワロの経歴そのものを否定していました。ポワロがベルギーで警察官だったという証拠はどこにも存在しないのだそうです。ジャップ警部は騙されたが、私は騙されない


ポワロは戦争ですべて焼けたからだと説明していましたが、こうなってくると水掛け論ですよね。実際ポワロもベルギー時代を回想していたようですが、あれは何を意味していたのでしょうか?


全体を通していかにもカストが犯人であるかのように思わせぶりしていましたが、ポワロとの関係を見る限りでは違いますよね。クローム警部がこだわっている、ポワロがずっと関わってきた「gentry & aristos」(上流階級)こそが本命でしょうからね


果たしてこれまでずっと後手後手に回されたポワロがどう挽回していくのか、に注目ですね



アマゾンプライムで、ちょうどこのABC殺人事件だけが無料配信されています(デビット・スーシェ主演で1時間41分)



これは是非原作も読んでみたい


前後のあらすじはこちらから

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これまでに視聴した欧米ドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編

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