いだてん あらすじと感想 第38話 長いお別れ

宮藤官九郎氏脚本のNHK大河ドラマ、【いだてん~東京オリムピック噺~】の38話は「長いお別れいだてん名物嘉納治五郎との別れ」です。これは田畑の奮闘が嬉しかったですね~。天国の治五郎さんもきっと喜んでいたことでしょういだてんのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


以下早速ネタバレです


横浜港に到着した治五郎の遺体を体協の面々や四三が出迎えました。四三は治五郎がこと切れた時、ちょうど小松と海辺を走っていて、シューズの紐が切れたんでしたよね


皆が悲しみに耐えていたところに、車屋の清さんまでが駆け付けてきます。ライトマンの先生よ、俺たちにオリンピックを見せてくれるんじゃなかったのかい?死んでる場合じゃねえぜ!


四三は清さんに、オリンピックは必ずやる、と答えました。その声は治五郎の声となって田畑の胸を駆け巡りますオリンピックは必ずやる!!田畑!頼むぞ!


その後居酒屋で「治五郎を偲ぶ会が開かれました。が、出席者はなんと4人だけ「発言力を持たぬただひたすらに背筋のピンと伸びた老いぼれと化した永井と野口と可児、そして田畑です。後からやってきた田畑はそのメンツに呆れて帰ろうとしますが、話を聞いているうちに帰れなくなりました。


生きている時は手のかかる爺だったのが、死んだらただの良い人に見えた。良い人なんかじゃないよ、嘉納治五郎は!!


田畑は、今も懐に入っているストップウォッチの秒針の音を聞きながら、ついに啖呵を切ります


嘉納治五郎がどんなに偉大でめんどくさい男だったか、俺が証明してやりますよ!!俺が後を継ぎます( `ー´)ノ


早速参加したオリンピック組織委員会で「聖火」について説明すると、陸軍次官の梅津美治郎(千葉哲也~豊臣秀長@真田丸)が異を唱えました


聖火ではなく「神火」にしたらどうか?


東京オリンピックは紀元2600年の記念行事だから、異国の聖火などではなく、日本古来のものにすべき~高千穂から出雲大社、伊勢神宮に立ち寄って明治神宮を目指す「神火リレー」にすべきだというのです。当時の軍人がどれほど傲慢だったか偲ばれますね。


また、永田に続いて東京市長となった牛塚虎太郎(きたろう~遠藤富治@てふてふ荘へようこそ)は神宮競技場ではなく駒沢競技場を推薦し、1000トンの鉄骨があれば12万人を収容できる、と豪語します。


もちろんすぐに、1000トンの鉄骨があれば駆逐艦が何隻造れるか、と揶揄されました。いっそ木造のスタジアムにしたらいかがですか?との声まで上がります。


そこへ今度はフランスとイギリスが正式に参加をボイコットするとの連絡が入りました。支那事変が継続される限り、東京の味方はできないというのです。


副島はついに決断しました。返上しましょう!


でも田畑は、カチカチという秒針に後押しされてこれを止めようとします。ここで返上すれば、これまでしてきたすべてが無駄になる。俺はいいけど、嘉納さんはやってほしいんじゃないのかな


嘉納はもういないとかぶりを振る副島に、田畑はストップウォッチを取り出しました。いるんだよ、ここに!!今もカチカチ鳴ってんだよ!ここで!!


腰の曲がったジジイがよ、手ぶらでエジプト行って、年下の西洋人にぼろくそ言われてつるし上げられて、それでも守り通したオリンピックを、いいのかな、止めちゃって!!


田畑は副島に、総理大臣に止めるよう頼むのは、オリンピックじゃなくて戦争だと断言しました。


戦争を止めてくれって電話してくださいよ!!


副島は、今の政府では一時停戦も無理だと言いながらも、ストップウォッチは田畑が持っているよう促しました。機が熟せば、いつかやれるさ、東京オリンピック


その言葉通り田畑はずっとストップウォッチを保管して1964年のオリンピック招致に向かうのだそうです。いやいや、いくら何でもそれまでには止まるやろ、なんて突っ込むのは野暮というものですよね。150歳まで生きると断言していた治五郎さんの天使なら、それぐらいやってくれることでしょう


~でも1961年にはまだお湯を注いで3分でできるカップ麺は登場していなかったのではないでしょうかってこの突っ込みも野暮でござるね


オリンピックの返上が決まった後、田畑は早速、練習中の四三に会いに行きました。四三は、自分はいいが、小松が可哀想だと憤慨します


その小松はでもこれをきっかけにりくと結婚することになりました。増野は猛反対しますが、幸せにすると誓われて泣く泣く承諾します


ああそれなのに戦争めっ!


その後勝は学徒動員で戦地に行くことになりました。その壮行会が明治神宮外苑競技場で開催されたそうです


オリンピックのために治五郎がすべてをつぎ込んで作った競技場が、そのオリンピックを阻んだ戦争に、オリンピックへの夢を抱いていた若者たちを送り出す会場になるとは、これは死んでも死にきれなかったことでしょうなんてこった!( ;∀;)


4万人しか収容できないと言われた競技場には3万人の学徒と5万人の見送り、計8万人が収容されました


こんなに入るんなら、オリンピックできたじゃねえか、馬鹿野郎めっ!!


オリンピックをやっていればこんなことには!そう悔やんでいる田畑の目の前を河野一郎が歩いていきます。


これで満足かね、河野先生。俺は諦めん!必ずここでオリンピックをやるっ!!田畑はいいわ~( *´艸`)


その河野一郎氏ですが、1964年の東京オリンピック後に発足した第1次佐藤内閣では副総理の傍ら、体育振興のスポーツ担当大臣を務められたそうです。スポーツに掛ける思いは田畑たちと同じだったのですね~きっと


一方で、脳出血で倒れた志ん生は、入院中も家族に内緒で酒を飲んでいたそうです。その頃、辛作から自らの出生について聞かされ、出征した父、勝と志ん生の満州での出会いを探ろうとしていた五りんを脅して酒を持ってこさせていたとは、さすがは転んでもただでは起きない傑物ですね


祝いたくもない大切な人たちとの別れを「バンザイ」と祝わなければならない時代。そんな時代が二度と来ないよう祈りたいものです


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いだてん 後編 (NHK大河ドラマ・ガイド)


これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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コメント 1件

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こん
Fさんへ  
拍手コメントをありがとうございます♪

Fさん、本当にずしんときましたね~。
今やすっかり田畑になり切って見ている感じですわ(;´Д`)。

来年のオリンピックが近づいてスポーツ界が盛り上がれば盛り上がるほど、
このドラマの「意義」がしみじみ伝わってきますよね~。
戦争が無いってことは本当にありがたいですねv-339

平和憲法はゼッタイ守らなくちゃいけませんね( `ー´)ノ。こん