麒麟がくる あらすじと感想 第13話 帰蝶のはかりごと
長谷川博己さん主演の大河ドラマ、【麒麟がくる】の13話は「帰蝶のはかりごと」です。これまた実に面白かったですね~。帰蝶がどんどこ魅力的になってきますね。
以下ネタバレのあらすじです。
道三が土岐頼芸と戦うと宣言したことで、息子の義龍は頼芸に味方すると息巻きました。
間に入った光秀は3日間、嫁の熙子が声を掛けても上の空だったそうです。熙子が心配して牧に相談すると、牧は放っておけばいいと答えました。これがまた3日続くようならその時に考えればよい。
光秀は意を決して道三に会いに行きました。光秀は、美濃にはまだまだ土岐家を敬う者が多いから、この戦いは国を二分してしまうと訴えます。実際、光秀の叔父の光安はきっと道三に味方するに違いないし、自分が義龍に肩入れすれば、叔父と戦わねばならなくなります。
光秀の発言から、息子の義龍が反旗を翻すつもりだと悟った道三は、戦はしない、と宣言しました。その代わりこの国から出て行ってもらう。
なんと道三は、鷹好きの頼芸の鷹を皆殺しにしたのです!
恐れをなした頼芸はすぐに尻尾を巻いて逃げ出したそうです。行先は近江だったそう。
これに怒った義龍は道三の寝所に押しかけてきました。私の父を追い出したと激怒する息子をせせら笑う道三。お前は土岐家の息子などではない。卑しい油売りの息子だ。
どっちにしても、結局は親頼みなのが情けないですよね。そんなに道三が憎いなら、己の実力で戦ってみせればよいものを。
一方の信長も、内輪もめに頭を痛めていました。清須城の守護代、織田彦五郎を初め、分家の親戚たちが戦を仕掛けてきたのです。平手はその彦五郎を説得しようとして切腹してしまったそうです。そんなことが通じる相手ではないそうなのに。
また今川も、信秀亡き終わりを一気に攻め落とそうと勢い付いてきます。
そんな時に道三が信長に会いたいと申し出てきました。信長は「蝮の道三」に殺されてはたまらないと断ろうとしますが、帰蝶は、断れば臆したとみなされて、和睦は取り消されてしまい、私は美濃に帰されてしまう、と詰め寄ります。もちろん信長はそんなことを望んでいません。
それで帰蝶は伊呂波太夫の力を借りることを思いつきました。亡き信秀は伊呂波太夫をひいきにしていたそうで、兵が足りぬ時も、伊呂波太夫に傭兵を集めさせたのだそう。
帰蝶は早速太夫に会いに行き、根来の衆と鉄砲を手配するよう命じました。根来衆とは和歌山県にある根来寺の一帯に住んでいる傭兵を指すそうで、先日放送された「柳生十兵衛の陰謀」にも登場していました。
太夫がそれには大金がかかると仄めかすと、帰蝶は、実にゆっくりと、そして1つ1つ、いかにも重たそうな巾着を放り投げます。中には金塊や砂金が入っていたようですね。これが手付じゃ。
挑むようにそう語った帰蝶は、百戦錬磨の太夫の眼鏡にもかなったようです。
帰蝶は、新し物好きの道三が喜ぶように、信長にいつも通りの派手な着物を着せ、兵と鉄砲を従えさせて、約束の場所=聖徳寺へ行かせました。一方の道三は光秀を伴い、もし偽物だったらすぐに帰ると息巻いています。
これは私と父上の戦じゃ。
数百名の鉄砲を抱えた兵を従え、呑気に馬上に胡坐をかき、手づかみで何かを食べている信長を見た光秀は、思わず息をのみました。これにはさすがの道三も舌を巻くことでしょうね。
その頃帰蝶はゆっくりとお茶をたしなんでいたそうです。いやいやさすがは蝮の娘でござりまするね。
また近江へ向かっていた東庵と駒が藤吉郎に遭遇したそうです。今川に付くと豪語したようですが、も~出てきただけで大笑いでしたわ。
「麒麟がくる」は来週の放送も楽しみですね。
これを読んでみるのも面白そう🎶