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いじわるばあさん~家政婦からの見事な転身でしたね♪

市原悦子さんが演じられるいじわるばあさんをこのたび初めてテレビで拝見しました。

いじわるばあさんは、あのブラックな4コマ漫画も大好きで~青島幸男さんの頃はテレビもよく見ていましたが、この「市原ばあさんは、なんとなく見そびれておりました。市原さんと言えば「家政婦は見たのイメージが強かったからですかね

それが昨日見てみたら、なかなかこれが面白かったのですヨ市原悦子のいじわるばあさんが面白い

どちらかというと、原作に近かった「ドライでクール」な青島イシさんと違って、この市原ばあさんは、ニヒルな中にもちょっと優しさをにじませ、ペーソスたっぷりの極上いじわると、なんとも独特な味わいのある意地悪ばあさんに仕上がっていたように思います

昨日は2話放送したのですが~第1話の「親不孝は親を鍛える」は特に面白かった~ 脚本は鎌田敏夫だったのですね。どーりでテンポがいいわけだいじわるばあさんが大好き

ばあさんと呼ぶにはまだまだあまりにもお美しい「八千草薫(尚子役)」さんが「意地悪の相方」として登場してらして、介護施設の入居詐欺に遭った友人たちのために、「人生で培った知恵」の限りを尽くして騙された金を取り戻す~というエピソードだったのですが、その演出が実に痛快で楽しめました

特にこの尚子のとぼけたいじわる~上品な仕草から繰り出されるスローないじわるはまさに絶品でした~八千草さんはコメディの才能もおありですね

ふたりの「ばあさん」がお互いを時にチクチクとけなしあい、でも、送ってきたまったく違った人生に敬意を払い合いながら、一見すると、人生の終盤に差し掛かったふたりのちょいと物悲しい話にも思えるこのエピソードが、なんとも心温まる素敵なドラマに仕上がっていたのがとても印象的でしたふたりのいじわるばあさん

「仕事が面白くて気づいたら40を過ぎ、今さら結婚もね~と躊躇してたら50になって・・・」 「子どもを4人も育てても、結局死ぬ時はひとりなの。私も言ってみたかったわ~仕事が面白かったなんて」

ツアコンとして世界を飛び回ってきた尚子と、平々凡々な夫と所帯を持ち、今ではすっかり家族から嫌われてしまったイシ(ま、これは性格の問題でしょうが)。

一見お上品だけどやることはイシに全く負けてない尚子を見て、今年は「いじわるばあさん」を返上しようと反省していたイシの決意などどこかへ吹っ飛んでしまいます

こんなふたりに振り回されたやくざたちこそ、いやはやいい迷惑でございました佐藤B作、渡辺哲~どっちもかなりのコワモテなのに、ふたりのばあさんには頭が上がらなかったのがなんともおかしかったこのコンビがまた見たい

また、第2話の「こんにちはモンスター」(脚本:井上由美子)もまた面白かったです

いわゆる「モンスターペアレント」をテーマにした、こちらは従来に近い感じのいじわるばあさんでした。将来は、今回このモンスターペアレントを演じていた高畑淳子さんも、立派に「いじわるばあさん」ができそうだなぁなどと思っちまいましたが

その頃も~のんきにテレビが楽しめる時代だといいですね

いじわるばあさん大好きなおばさんには、思いもかけずとても楽しい2時間でしたいじわるばあさんがまた見たい。また次の放送が心から待たれるところであります

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