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明成皇后(#3~4)大院君の策略

明成皇后も順調に視聴していますpeace。ユ・ドングンさんのひとり芝居はやはりここでも健在で、そのセリフはいつしか眠気を誘うほど長いんですが(また声も低くていい響きなんですよね~睡眠導入剤のようで)、ストーリーがなかなか面白いので、楽しく見ることができています

まずは、気になっていたミン氏=ジャヨン(ムン・グニョン)が、高宗の妃候補に残れたかどうかから見てまいりましょう。

ここにも大院君の思惑が大きく働いていたとは驚きました。妻のミン氏がジャヨンを推薦した際には、まったく関心を示さないような顔をしておきながら、このオヤジはとんでもない狸でございますな

なんとしても安東金氏の勢力だけは排除したいと考えていた大院君とは、大王大妃も同じ考えのようです。この方は、もう1つの大勢力(だった)趙チョ氏なのですね。

高宗の結婚を機に大王大妃の垂簾聴政を終わらせるよう確約を取った大院君は、その代わりに、大王大妃が王妃を選ぶように進言します。養子に出した時から、高宗は大王大妃の息子であり、私があれこれ言うことではナイなどとうそぶきました

これを聞いて慌てたのは趙寧夏(チョ・ヨンハ)です。趙氏の勢力維持のため垂簾聴政は必死だと考えていたヨンハはでも、大王大妃にこのように説得されてしまいます。

垂簾聴政など続けても、王が妃を迎えたら何の意味も亡くなってしまう。王室は「妃」の権限によって動くもの。それなら、自分の息のかかった嫁を選んだ方がずっと得策だ。

一方の閔(ミン)氏も大騒ぎです。あれはジャヨンの兄なのかな。垂簾聴政の終了と引き換えに「王妃」の座を譲るとはなんと愚かなことをっ!!ikari

ところが~大院君はそんなに甘くはなかったのです。この人は宮中の「しきたり」や、心の「機微」というものをよく分かっているようです。

まず、息子の高宗には、大王大妃の垂簾聴政終了を撤回してもらうよう助言しました。もっともらしく何度も引き止めて、それでも「親政」を勧められた時に初めてそれを受諾するのだ

でもそこはそれ~高宗はあまりおつむが働かない王だったようで、も~それは必死で大王大妃を引き止めちゃうんです。土下座は愚か涙まで流して

「主上の孝心はよぉ~く伝わりましたから

当の大王大妃が苦笑いするほどだったのは実に可笑しかったですね~

そして大院君は、またしてもこの心理をうま~く利用します

妃候補に上がっていた何人かの娘の中から3次試験に誰を残すかという話になった時、うまく自分に矛先が向くよう話を持っていったのです

「それでは大院君はどの女子が妃にふさわしいと思いますか?」

いえいえ私にはそんな権利などありません~と何度か固辞をしておきながら、あれは「間」を計っていたのでしょうか~まるで剣道の「面打ち」のように、ここぞとばかりに

「私はミン氏の娘を選びたいと思いますkaeru4

と来たもんだ。このタイミングには、おばさんまでビックリしちゃいました。あんだけ「趙氏」を選ぶよう勧めておきながら、自分は「閔氏」を選ぶなんて!?

こう来られては「奥ゆかしい」大王大妃が自分の意志を通すわけには行かなくなります。それでは「閔氏」を最終選考に残しましょう。

安東金氏の娘は勿論のこと、趙氏の娘も里に返され、3次試験に残ったのはジャヨンだけとなりました。なんともここは見事な手腕でございました

大院君は、その昔、王族というプライドだけにしがみつき、当時一大勢力を誇っていた安東金氏から、そのプライドを痛く傷つけられるような扱いを受けていたのだそうです。金に困って無心を大院君に、その傍らにポ~ンと小銭を投げてこれを恵んだのは安東金氏の長である金左根(キム・ジャグン~荷屋殿と呼ばれていました)。

が、いまやその立場は逆転。荷屋殿はその全財産を投げ打ってでも、大院君の魔の手から一族を守ろうとしているのです。でもどうやらその願いは叶わぬようで

金氏の食事に招かれた際にも「毒」を盛られたなどと芝居をするほどの大院君ですから、妻の実家から「王妃」までだしたとなると、その勢いは止められなくなるでしょう。

その大院君と、今は本当に可憐でしとやかな嫁のジャヨンがいずれは真っ向から対立していくようになるのだとか~これは先の展開が楽しみになってまいりましたkaeru-coffee

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