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黄金の帝国 ネタバレと感想 第22話 負け犬の暴走

~黄金の帝国のあらすじと感想はこちらからご覧いただけます🌹: 黄金の帝国 あらすじと感想一覧

韓国ドラマ、【黄金の帝国】の22話は「負け犬の暴走」です。以下簡単なネタバレのあらすじです。

まずは、前回はあっさり流してしまったミンジェの勘違いのシーンから参りましょうか黄金の帝国のあらすじ行きますよ~(^^)/

21話のラストで、テジュがカン・ホユンを連れだしてきた時、ミンジェばかりか他の誰もが、テジュがミンジェを追い込むつもりなのだと思い込みました。特にミンジェは~笑うところではありませぬが~キッパリこう啖呵まで切ったのには大笑い

俺は7000坪を持って刑務所に入る!決してテジュには屈しないっ!!ソン・ヒョンジュさんは上手いな~(^^)/

これって以前テジュが「10億ドル」を盾にミンジェとギリギリの駆け引きをした時の仕返し(真似なのですよね~きっと。たとえ逮捕されようと、10万ドルは譲渡しない!って

せっかくカッコいいところを見せようと思ったのに、これが実はウォンジェの事だったと知って、肩透かしを食らうミンジェが、実に滑稽に見えました。この辺は役者が上手いですね~やはり。テジュには 「雑魚じゃ良い出汁が取れない」 とまで言われちまいます。以前の「ハゼ」発言も、おもわず自分(ミンジェ)のことかい?と思っちまったほどです

その上、ウォンジェもまた「長男」らしいところを見せてくれます。最初はいかにもいつものウォンジェらしく、ミンジェに土地を渡すよう懇願したのですけれど、ミンジェがまたしても寝返って、土地も渡すがウォンジェも糾弾しろと言いだしたため、ついにウォンジェは最後の意地を見せてくれます

父さんはもはや改心などできぬだろうと言ったけれど、今からやってみせる!

ミンジェばかりかソユンもまた、ウォンジェを助けるつもりはないと言い放ちます。これはでも、自業自得ですよね~やはり。ミンジェは人でなしですが、これまでずっと兄のしりぬぐいをさせられてきたソユンが言うなら分かります

俺はお前が嫌いだ。が、俺が戻ってくるまでソンジングループを誰にも奪われるな!

ウォンジェも、できのイイ妹は憎たらしいけど、やはりそこは妹ですから、心の底では信用しているのです。その証拠に、ウォンジェは出頭する前に、自分のセメント株を全てソユンに譲っていきました。ジョンユンにも、ギャラリーを渡すから、セメント株をソユンに譲れと命じます

人の良い兄を助けられなかったと悔むソユンを、パク・チンテが戒めました。これがあなたの望んだことです。これで腹を決めたソユンは、その後も 「善人にはなるな」 との父の遺言を守っていきます。

それを大きく後押ししてくれたのが、アメリカの「サブプライム住宅ローン危機」(Subprime mortgage crisis)です

アメリカでは当時、自分の返済能力を超える借入が認められたことで、本来なら住宅購入などできない低所得層が、最初は低利で、でも後には高利でローンを組むことができるようになっていました。これは、住宅価格が上昇している間は、最初の利息の低い時期に住宅を「転売」することで利益を生むことも可能でしたが~日本でいうところの「バブル期」ですね、2006年以降は住宅価格の伸びが停滞したため、一気に返済の焦げ付きが目立つようになります。

アメリカの不動産市場が崩壊したことで、早晩、韓国の不動産価格も下落すると予測したソユンは、巧妙な罠を仕掛けてきました。なんとソユンは、エデンの再開発予定地に隣接した国有地を買収し、ソンジングループによる大事業を展開すると発表したのです

もちろんこれはフェイクです。テジュの事ですから必死で張り合うに違いない~今、大金を投じて土地を買っても、いずれ、その土地の価格は下落すると承知の上で、テジュを挑発してきたのです。そしてテジュは、まんまとこの罠に引っかかってしまいました

どうやらテジュはソユンから、 「身一つで死んでいった父親同様、あなたもまたリヤカーを引いて、身一つで我が家から出ていけ」 と馬鹿にされたことがよほど腹に据えかねていたようです。

案の定テジュは、まさに蟻地獄に落ちたように、蜘蛛の巣にからめとられたように、もがけばもがくほど、砂に足を取られ、体に糸が巻き付いていきますテジュ、まさに崖っぷち(;´・ω・)

その砂も、そして蜘蛛の糸も、テジュ自ら招いたというのが、また何とも辛辣です。認知症が進行してきたジョンヒからも、殺人罪の告発も時間の問題だと催促されてしまいました。約束を守れなかったら、ミンジェに翼を渡すわ。

土地の下落が明らかになって、転売すらできなくなったその時、万策尽きたテジュはついに、自分が最も忌み嫌い、憎んでいたソンジングループのやり方を選択せざるを得なくなります。そう、テジュはとうとう住民の「強制排除」に踏み切ってしまったのです!

僕は一度も父の様な弱者を傷つけたことはない

その「信念」は、まさに砂の如く崩れ落ちてしまいますそれだけはやっちゃあかんて(;´・ω・)

抜き差しならない状況というのはこういうことを指すのでしょうが、でもそれは「欲」のない人間から見たら、 「自分で好きで回っているのに、後1周、もう1周、と言い訳している愚かなハムスター」 の姿でしかありません。以前暗にそう仄めかしていたソリは再び、今のテジュは賭け事が止められなかった自分の父親とまったく変わらないと呆れ果てているようです

これまでさんざんソユンたちを軽蔑していたテジュは、今度は自分がその同類となってしまったのです。これこそが、ソユンの復讐です。ここでテジュが信念を曲げず、潔く破産でも出頭でもしていたら、どんなにカッコよかったことか

もはや、冒頭に挙げた以前のテジュには戻れませんね。逮捕を覚悟で己の信念を貫こうとしたテジュの姿は、もうどっこにも見当たりません。結局テジュは、貧乏というコンプレックスを跳ね返せず、単に貧乏を言い訳にして「きれいごと」を並べていただけだったのでしょうか。一度手にした金と権力を惜しむあまり、自分が最も軽蔑していた人間に成り下がるとは本末転倒とはこのことです(;´・ω・)

黄金の帝国」もいよいよあと2話です。いったい最後はどう落とし前をつけるつもりなのか、今から興味津々でござりまする

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