倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道- あらすじ 第9話 火曜日

倒壊する巨塔-アルカイダと「9.11」への道-The Looming Tower: Al-Qaeda and the Road to 9/11】の第9話は「火曜日」(Tuesday)です。これが2001年9月11日(火)を指していることは言うまでもありません。以下ネタバレのあらすじです。


ハズミとミダルはCIAの監視を潜り抜け、姿を消してしまいました。ダイアンは彼らに関する資料をファイリングし、どこかに隠したようです。


ライス国務長官から軽くあしらわれていたリチャード・クラークは閣僚に相当する地位を失ったそうです。クラークは、新政権は私を必要としていないと語り、オニールを自分の後釜として推薦しようとしました。が、オニールは経済上の理由からも、民間会社への再就職を決めていたそうです。


それが偶然にもワールドトレードセンターだったというのは何たる皮肉でございましょうか。どうやらオニールは、私生活の問題は何一つ解決せぬまま、あの日を迎えてしまうようです。


一方で、アタやミダルたちは実際に飛行機に乗り込み、操縦室の警戒の薄さを確認していました。


またFBIにも、航空学校に通っていたアルカイダのフランス人=ザカリアス・ムサウィがミネソタで逮捕されたとの連絡が入っています。「着陸に興味がない」という彼の発言に不審を抱いた教官は鋭いですよね。彼らの操縦はいわば片道切符で、着陸の必要はないのですもの


ムサウィは逮捕時、ラップトップコンピューターとナイフ2本、そして航空機の操縦マニュアルやシンガード(すねあて)を所持していたそうです。その上「農薬散布の情報」も押収されたそうです。


報告を聴いたサンチェスは、キャシーに航空学校に通うアラブ人を洗いだすよう命じ、キャシーはその情報をCIAにいるトニー・アンに送って、アルカイダのデータベースと照合するよう依頼しました。


トニー・アンから話を聞いたダイアンはすぐに作業にかかり、800人のリストの96%がアルカイダのデータベースと一致したことを確認します。事の重大さを悟ったダイアンは、隠しておいたハズミとミダルのファイルをこの中に紛れ込ませました。何せ800人分のリストですから相当な量なのです。


ダイアンはこのリストを入れた箱をトニー・アンに渡し、オニールの送別会に行くついでに、これをFBIの情報部に渡すよう命じました。決して「犯罪部」ではなく「情報部」に渡すようにと念を押して。トニー・アンが余計なことをしないよう、CIAに誘うのも忘れません。あなたはここに必要な人材よ。


おバカなトニー・アンは、ダイアンの思惑通りに動いてくれました。彼女は、新人で、既にムサウィの件で140件もの電話調査を命じられてウンザリしていた新人のテレンス・ウォルディ(Ronald Peet)に、800人分のリストもチェックするよう命じたのです


2001年に行われた同時多発テロ合同調査の公聴会で、CIAは、ミダルとハズミが、アルカイダが開いたマレーシア会議の7日後にアメリカに入国したことを知っていたにも関わらず、彼らを監視対象にせず、あまつさえその情報すらFBIと共有しなかった理由を、長官のテネットが詰問されていました。テネットはその情報はすべて「参考までに」("information only")という但し書きが付いていたから誰も気に留めなかった(読まなかった)、と言い訳します


それが事実でないことは明らかで、彼が嘘をついているのは、己の保身に加え、これまたサウジアラビアとの関係を良好に保つためなのでしょうか。


これはライス国務長官も同じでした。彼女があれこれ言い訳をしようとするのを、司会のカーンズ氏がバッサリ遮ったのは痛快でした。彼女自身、リチャード・クラークの報告を同じようにあしらったのですからね。


You could just answer that question, because I only have a very limited amount of time here.
質問にだけ答えてくれればいい。なぜなら私には時間がない


このやり取りはノンフィクションらしく、実際の様子も最後に映し出されていました。それだけ彼らの責任は重大だったということです。なぜもっと事を深刻かつ重大に捉えなかったのか。それでも責任者といえるのか!?Shame on you!!


生涯のパートナーにと心に決めたリズとともにオニールの送別会に出席したアリは、サンチェスに命じられてすぐにイエメンにとんぼ返りさせられました。ミダルたちはテロ実行に向けて最後の羽目を外しています。


もうじきアメリカ史上最悪の悲劇が起きようとしていましたいよいよカウントダウンです



ビデオ視聴はこちらから


 
時間ができたら是非原作も読んでみたいものです

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