王になった男 あらすじと感想 実に面白かったです

イ・ビョンホンさんが光海君を演じた映画、【王になった男】をいつか見てみたいものだと思っていましたが、ようやくその念願が叶いました。2013年公開ということですから、5年越しの願いです


ビョンホンさんも光海君もどちらも好きな方なので、楽しめないはずはないのですが、映画の内容がまた面白かった~。王朝物らしく世界はとても狭いんだけど、そこに登場する人物が皆、実に個性的で魅力があり、ドラマとは違って2時間、しかもカットされているからほぼ1.5時間という短い時間の中で、一度見たら忘れられないほどのインパクトを与えてくれました


今更あらすじでもないでしょうが、この感動を文字にして残しておきたいという欲求を叶えさせていただきたいと存じまする。お時間に余裕のある方は、是非お付き合いくださいますように


冒頭でも触れたように、主人公は光海君、しかも本物ではなく影武者です。当時政務に追われていた上、頻繁に命の危険を感じていた光海君は、夜だけでも影武者を立てようと思いついたそうです。その白羽の矢が立ったのが、道化師のハソン(イ・ビョンホン二役)です。


王に瓜二つの顔を生かして皆を賑わせていた姿を見た都承旨のホ・ギュン(リュ・スンリョン)は、早速、ハソンを王宮へ連れていきました。一緒にいた卜部将(キム・イングォン)はでも渋い顔です。ハソンの下品な腰振り歩きがお気に召さなかったようです


が、光海君はひとめでハソンが気に入りました。さすがに道化師だけあってモノマネはお手の物なのです。学問も、儒学の入門書の「小学」までは読めたそうで、最下層ではなかったらしい。


週に3日来ればよいはずが、本物の光海君が、お気に入りの尚宮、アン・ゲシ(キム・ジヒョン~チェリョン@モンスター)に毒を盛られて倒れたため、夜ばかりでなく日中まで、身代わりを命じられてしまいます。ハソンは結局、前金40両、役目が済んだらもう40両の約束でフルタイムの影武者を引き受けました。私も国の行く末が心配だから


この事実を知るのは、ホ・ギュンとチョ尚膳(チャン・グァン)だけです。王妃(ハン・ヒョジュ)のユ氏には、決して近づかぬよう命じられていました。王宮内にはどこに目と耳があるか分からぬ


ハソンはホ・ギュンの言いつけを守るために、厠へも行けずにいましたが、さすがに我慢できなくなってチョ尚膳を呼んだシーンがまた可笑しかった。王は厠には行かない、御厠を呼べばよいのだと教えられます。


女官たちがこぞって「御厠」を持ってきて、恥ずかしがるハソンをよそに、そのあられもない音から「出た!」ことを確認して祝うシーンには大笑いでした。皆は皆で、王の便秘を心配していたのです。


内医院での「確認」は省略するとして、洗顔のための水は飲み干すは、水刺館の女官たちが食べる食事もすべて平らげてしまうはで、尚膳はいちいち教えなくちゃいけなくて大変でしたが、何せ相手は王様ですから、何事も丁寧にお教えするわけです


また、庭でユ氏を見かけた時も可笑しかったですね~王になった男のあらすじ行きますよ~(^^)/。絶対に顔を合わせてはならぬと言われているので、ハソンはひたすら逃げるしかありません。フツーに走ったら塀から頭が出て見えてしまうため、しゃがんだまま急ぎ足で移動せねばなりませぬ。それに続いて尚膳も、女官たちもまったく同じ姿勢でその後を追うのがまた実にコミカルです


ホ・ギュンからは、朝廷で話す言葉は3つだけ覚えておけばよいと命じられました。「卿の意向通りに」「次」「入れと伝えよ」


最初はこれで足りていたのが、大臣たちによる上奏の儀では付け焼刃が通じなくなります。しかも、前日練習しておいた教旨が、白紙にすり替えられていたから尚更です


今問題になっていたのは、大同法に号牌法、明への出兵、そしてユ氏の兄のユ・ジョンホに対する処遇です。


ハソンの戸惑いに気づいたホ・ギュンは、光海君は喉を痛めていると言い訳して自分が代弁しました。そもそもその教旨を書いたのはホ・ギュンですから何の問題もありません。


が、ハソンはすっかり落ち込んでしまいます。そんな時にお膳に出された甘くて温かい小豆粥はハソンの痛んだ心をすっかり癒してくれました。これを作ってくれたのが、まだ15歳だという女官のサウォル(シム・ウンギョン~ホン@キム・マンドク)です。


すっかり元気になったハソンが、他のお膳をすべて下げさせたのは言うまでもありません。女官たちの喜ぶ顔を思い浮かべてニンマリするハソンの笑顔がまたまぶしかった


その後ハソンは尚膳に、大同法や号牌法がなぜそんなに大事なのかとこぼしました。慎み深い尚膳は直接答えはしなかったものの、その答えを導くための本なら手に入ると教えてくれます


号牌は租税だけでなく、賦役も管理する。戦に行くのが嫌で逃亡したり、自ら去勢して宦官になる者もいる。


尚膳の話に感銘を受けたハソンは一晩寝ずに書物を読んで勉強しました。その上サウォルにも女官になった経緯を尋ねます。


サウォルは、税金をアワビで納めるよう命じられたが到底かなわず、父親は監獄に入れられた挙句に他界し、母と弟は奴婢となった、と答えました。ハソンは必ず母親の行方を突き止めてやる、と約束します。


義憤にかられたハソンは、朝議でも積極的に発言しました。吏曹判書のパク・チュンソ(キム・ミョンゴン)が大同法に反対すると、領民たちに高利貸しをしていた江原道の長官を呼びつけ、それで得た利益がどこの誰に流れたのかを明らかにする!と豪語します不正をしていないと言える者がいるか?


本物の王より王らしくなったハソンを誇らしく思ったのは尚膳だけではありませんよねハソンの成長が誇らしい(^^)/


でもホ・ギュンはこれを苦々しく感じたようです。どうして勝手なことをするのだと語気を荒げるホ・ギュンに、ハソンが負けずにやり返すのがまた楽しかったホ・ギュンとハソンのやり取りがまた実に楽しい(^^)/。壁に耳あり障子に目あり~宮中では臣下の区別を付けましょう。そう言ったのはホ・ギュンなのです


腹を立ててハソンを殴ろうとするホ・ギュンには尚膳がこれまた控えめにガンを飛ばしてきます


またユ・ジョンホの件に関しては、ユ氏が夜分に訪ねてきました。私が目障りなら死ねと命令してほしいと語るユ氏に、ハソンは、つい、ジョンホは必ず助けると約束してしまいます。


ハソンはジョンホの鞠問の場に出向き、なぜ謀反を起こしたのだと尋ねました。ジョンホ(キム・ハクチュン)は、まだ王子だった頃、戦の中でも民を第一に思いやった光海君はまさに聖君だったが、その後は奸臣どもに惑わされ、女にうつつを抜かす暴君にすぎぬ、と答えます。


ジョンホは謀反を起こしたのではなく、ただひたすら自分の話に耳を傾けてほしいと訴えただけなのだそうです。


ハソンはすぐにジョンホを放免させました。


この事を一刻も早くユ氏に伝えに行きたかったハソンは片方の靴を遠くに飛ばし、王を裸足になどさせておけぬ!とばかりに走り出した「宮廷の法度を何よりも重んじるト部将」の目をかすめてユ氏に会いに行きます。ハソンの靴を拾いに行かされたト部将がまた実に可笑しかったですね~


でもハソンが笑わせたいのはおばさんではなくユ氏なのに、そのユ氏はでもなかなか笑ってくれません。歯に海苔をつけて笑って見せても、可笑しいと口では言うものの、笑顔を浮かべてはくれません


ハソンはサウォルに命じてユ氏に小豆粥も届けさせました。ただ置いてくるのではなく、ちゃんと食べるのを見届けてこいと命じたそうです


すっかり調子こいたハソンは、ユ氏に恋文までしたためました。が、これを持ってユ氏に会いに行く道すがら、つい浮かれて腰を振ってしまったために、ト部将に正体を気づかれてしまいます。あれは王様ではなく道化師だ!


忠僕のト部将はすぐにハソンを殺しに行きます。驚いたユ氏は、自分の体にある赤いホクロの位置をハソンに尋ねてハソンが光海君であることを証明しようとしました。ハソンは偶然そのホクロを目にしていたため事なきを得ます。


ト部将は大逆罪を犯したと恐縮し、自害しようとしましたが、もちろんハソンは許しません


ハソンはまたしてもサウォルに命じてト部将にも小豆粥を届けさせ、命懸けで王を守る護衛官が勝手に死ぬのは許さない、それこそが大逆罪だと叱りました。己の命の大切さが分からぬか?ト部将が感激したのは言うまでもありません


尚膳はそう簡単になびかぬかもしれぬと危ぶみましたが、その後今度はユ氏の廃位を訴える声が上がり、ハソンがユ氏の手を取って逃げ出した時、その後を追ってきたト部将は、シッカリ、ハソンたちを二人きりにするために、見張りとなってくれました


ハソンは、昔光海君がユ氏に一生そばで見守ると約束したことを持ち出して、この世が終わる日までその手を離さない、と繰り返します。そう言ったではないか?


ユ氏もまたト部将同様感動したのも束の間、王は偽物ではないかという噂が舞い込んできます。この噂はチュンソの耳にも入っていました。ちょうどその頃本物の光海君もようやく健康を取り戻し、そろそろ宮中に戻ろうとしていた時のことです。


ユ氏は早速ことの真偽を確かめるため、床を共にしようとハソンを誘い、その胸にある矢傷を確認しようとしました。もちろんハソンに傷などありません。


殿下が戻られたらお前の命はない。玉座に座ったその卑しい身体は無残に川に捨てられる。私もいつか廃位されるであろう


ユ氏はホ・ギュンを呼び出して真相を確認しました。そして、王が宮殿を出たのも、影武者を用意したのも、本物の王命によるものだが、ユ氏の兄を救ったのは、あくまでもハソンの意思だと知らされます


ホ・ギュンはハソンに、王妃にもばれたのに、なぜいまだに逃げずに留まっているのか尋ねました。ハソンが約束を思い出したからだと答えると、ホ・ギュンは「約束の20両」のことだと理解して、即座にこれを渡しました。明日は最後の仕事だ。言われた通りに振る舞うように


そこへサウォルがやってきます。ハソンはたった今貰ったばかりの20両をサウォルに与え、サウォルの母親を捜すと約束したから、必ず見つけるようホ・ギュンに命じました。これが最後の命令だ。頼みではなく王命


そのサウォルには、尚宮から毒入りの飴が渡されました。黒幕はチュンソです。ハソンの食事に入れろと命じられて困ったサウォルは、結局最後にその飴を自分の口にいれました


目の前で血を吐いて倒れたサウォルに驚いたハソンはすぐにサウォルを抱きあげて内医院に連れて行きますが、その甲斐なく、サウォルは間もなく絶命してしまいます


ハソンがすぐさまサウォルに毒を与えた尚宮を見つけて睨みつけると、動揺を隠せずにいた尚宮は、イ正郎に命じられたのだと答えました。命令に従わなければ殺すと脅されました!


ハソンはト部将に命じてイ正郎を捕らえ、厳しい拷問を加えましたが、イ正郎はなかなか白状しません。


その頃その黒幕のパク・チュンソは、ついに、今玉座に座っている男の正体を確かめようとしていました。ひとりの女官が、光海君の胸にあったはずの矢傷が、ある時を境に見えなくなったと語ったからです。


チュンソの動きを察したホ・ギュンは、すぐにもハソンに逃げるよう命じましたが、ハソンは、サウォル殺しの犯人を罰するまではどこにも行かぬ!と逆らいます


なら本当の王になれ!サウォルの復讐がしたいなら、民を搾取する者を許せぬなら、民を天のように仰ぐ王、それが望むべき王なら、その夢を私が叶えてやろう


ハソンはこのホ・ギュンの言葉に応えてこう言ったそうです。私は王になりたい。が、それによって誰かが殺されねばならぬなら、本望ではない。


ホ・ギュンは、もしハソンが本気なら、本物の光海君を殺してハソンを王に据えるつもりだったのかもしれません。光海君に、留守中の日記を見せて、ハソンがいかに良き君主だったかを知らしめ、ハソンを王として認めた自分を殺してほしいと訴えます。


チョ尚膳もまた必死で逃亡を促しました


サウォルに生きろとおっしゃったのに、御衣のまま死んだら犬死です!お逃げください。命の限り、お逃げください!!お願いだから生き延びてください!


こうしてハソンは間一髪、ト部将とともに宮中を脱しました。ホ・ギュンは本物の光海君を招き入れ、その正体を疑ったチュンソは反逆罪で罰せられることになります


一方のハソンは、てっきりト部将に殺されるかと覚悟していたのに、あにはからんや、その先に入り江がある、振り向かずに行け!と命じられてしまいます。ト部将は、ふたりを追ってきた追手に唯一人で立ち向かい、ハソンを逃がそうとしてくれたのです


宮廷の法度に従うのみ。王を殺めるなら、まずは私を斬れ!そなたにとっては偽物でも、私にとっては本物の王だ!


必死で逃げようと走っていたハソンが、ト部将の叫びが聞こえたかのように舞い戻ってきます。呆然と立ち尽くすハソンの姿を目にしたト部将は、最後の力を振り絞って、残る追っ手を倒しましたト部将、死ぬな!( ;∀;)


力を使い果たして座り込んだト部将は、その間靴が脱げるのも構わずに走りに走って駆けつけたハソンの涙ぐんだ顔を見て笑顔を浮かべ、その泥だらけの足袋を両手で包み込むように触ったまま絶命してしまいますト部将、大好きだったよ~( ;∀;)


ト部将が教えてくれた入り江から船に乗ってぼんやりしていたハソンの視界に、ホ・ギュンの姿が飛び込んできました。ホ・ギュンは、驚いて走ってきたハソンに深く一礼します。ハソンは顔いっぱいに笑顔を浮かべた後、こらえきれぬように顔をしかめましたが、でも最後にはやっぱりとびきりの笑顔で、自分に夢を見させてくれた大切な友に別れを告げました


史実はどうあれ、これまた何とも素敵なフィクションでございました王になった男、見てよかった(^^)/。おばさんも夢が叶って大満足でした



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