この世界の片隅に あらすじと感想 第7話 昭和20年8月6日

松本穂香さん主演の日曜劇場、【この世界の片隅に】の7話ではついに昭和20年8月6日がやってきました。以下ネタバレのあらすじです。


北條家で目覚めたすずの脳裏に浮かんだのは晴美の姿でした。すずは激しい罪悪感に苛まれながら晴美の名を呼び続けます。晴美さん、晴美さんっ!!


布団の横にじっと座っていた径子は憔悴しきった様子ですずを責め始めました。あんたがついていながらなんで?人殺しっ!!返して!晴美を返してやっ!!なんで晴美が死なにゃならんの!?あんたが死ねばよかったんだ!


すずは寝たまま、そんな径子をただじっと見つめるしかできません。あの不発弾は晴美の命とすずの右手を奪っていったからです


サンはせめてすずが生きていてくれてよかったと声を掛けてくれましたが、何の慰めにもなりません。すずは晴美を守れなかったのになぜ自分だけ生き残ったのか、と自分を責め続けました。


一方の径子は、口ではそう言いながらも、頭では分かっていたそうです。すずが悪いわけではない、すずもまた被害者なのだと。でも心が言うことを聞きません。すずの顔や無くした右手を見るたびに、晴美のことが思い出されて辛くて辛くてどうしようもない怒りが湧いてきてしまうのです


じゃけえあんたらがなんとかせえ、すずのこと


径子は幸子と志野にそう言って、すずを慰めるよう命じました。ふたりはすずを外に連れ出しにやってきます


すずはありがとうと言いながらもすぐに己を責め始めました。


右手を失って何もできない上に、いるだけで晴美を思い出させてしまう、あの家には居場所がない。消えてしまいたい。なんで晴美と一緒に死ななかったのか悔やんでも悔やみきれん!


延々と続くすずの話に幸子は本気で怒りだし、すずの頭を殴りました。悔しかったら殴り返せばいい。右手がダメなら左手でなぐり返しゃあええ!ほれっ!ほれっ!!!殴ってみろ!


そう言って何度も殴られたすずはさすがにはらがたって殴り返しました。すると幸子は歯を食いしばって全然痛くない、と答えます。それですずが何度も何度も殴っているうちに志野までが幸子を殴りました。何~っ!?


ふたりはたまらずに笑いだすと同時に泣きだしました。すずもつられて泣き笑いです。3人は抱き合って泣きました本当に良い友達ができました


その頃、すずを心配したサンからの手紙がすずの実家に届いたようです


その後、呉はひどい空襲に見舞われました。北條家にも焼夷弾が落ち、すずは必死で火を消そうとしました。周作の留守中北條家を守るという約束を思い出したのです。径子も協力して水をかけ、なんとか火事を免れました。


翌日は近所の皆が集まってきて互いの近況を報告し合います。「下の方」は軒並み全滅だそうで、家を焼きだされた人々が「上」にやってきました。その中の一人の知多ハル(竹内都子)の手には「空襲のおかげでちょうど良い加減に焼けた焼き芋」が握られています。


煤だらけになって皆の話をぼんやりと聞いていたすずの目に周作が飛び込んできました。訓練が中止されて戻ってきたのだそうです。周作はすずの右手が無くなっていたことに驚き、仏壇に骨壺が置いてあったことから周囲を見渡し、それが晴美だとすぐに察したようです。


すずは、呆然として何も言えずにいた周作にごめんなさいと謝るとすぐに倒れ込んでしまいました。ひどい熱を出していたそうです。


周作は夜通しすずの看病をしました。すずが生きていて本当に良かったと語る周作に対し、すずはすっかり「歪んで」しまい、そんな周作に感謝するどころか、ひどい皮肉を投げつけてしまいます。二葉館の白木リンを見てきてください。友達なんです!!


右手を失ったすずはもはや誰の役にも立てないとすっかり僻んでいたようです。皆に生存や回復を喜んでもらえれば貰うほど「そうじゃろか?と疑ったそうです。ただ一人径子だけはずっと沈黙を守ったまま、すずの世話をしていました。サンは足が悪いため、思うように動けないからでしょう。


そんなある日のこと、江波からすみが訪ねてきました。すみは家族を代表してすずの見舞いにやってきたのです。家族みんなですずを思って泣いたと語るすみの胸に頭を預けて、すずはうんうんと頷きました。列車が動かないため、すみは陸軍将校の車に乗せてもらってきたのだそうです。どうやらその将校はすみのことが好きな様です


すずは恥ずかしそうに将校の話をするすみをからかいました。好きなんじゃね。すみちゃん


すみは「やじゃわ~おねえちゃん」と笑った後に真面目な顔をして、北條の家に居づらいなら江波に帰ってくればいいと諭しました。広島は空襲も無いから安心だ、そう言って


その頃呉では毎日のように空襲があったのだそうです。


ある日また空襲警報が鳴り、円太郎がこれはひどい空襲になりそうだというので皆で防空壕に移ろうとすると、一匹の鷺が庭に迷い込んできました。すずは急いで庭に飛び出し、ここはいけん!と追い立てます。そうじゃ、飛びんさいっ!!あの山を越えれば広島じゃ!!早く逃げて!!


すずは鷺に自分の姿を重ねていたようです


鷺を見送ったすずを空爆が襲ってきました。すずは覚悟を決めたようにじっと一点を見つめて立ち尽くしていましたが、そこへ周作が戻ってきてすずを庇ってくれます。アホがっ!死ぬ気かっ!?


すずは広島に帰りたいと言い出しました。冴えん。何もかも冴えん


周作は、すずが来てくれてどんなに楽しかったかを伝えようとしますが、すずの耳には、心には届きません。


聞こえん!一個も聞こえんっ!!帰る!帰る!広島へ帰る!!


周作は、それなら好きにすればいいと答えました。白木リンのことが知りたいと言っていたが、広島に帰るなら教えない、とイケズを言います。(当然ですが)それでもすずの心は変わりません


すずの心を変えたのは径子でした。径子はすずの髪を結いながら、すずの世話をした方が気が紛れていい、と言ってくれたのです


その後、外がぴかっと光りました。径子は稲妻か?と外に出ますがどうやらそうではなさそうです。


すずは、広島に持ち帰るから洗わなくていいと言ったその日の洗濯物を、やっぱり洗ってほしいと願い出て、径子の腕にしがみつきました。径子は、分かった、と答えますが、それでもすずがますますしがみついてきたので、離れっ!暑苦しい!と邪険にします。こういうところがいかにも径子らしいオノマチさんの径子がまたええわ~( *´艸`)


その直後でした。ドーンというものすごい大音響とともに地響きがしたのは。外には巨大な雲がもくもくと立ち上っています。あれが原爆のキノコ雲ですがすずたちには分かりません。分かっているのはその雲があるのは広島の方向だということだけです。


あれはどうやら新型爆弾らしい


円太郎の言葉にすずは居ても立っても居られなくなり、翌日、看護師として広島に向かうというハルに、一緒に連れていってほしいと頼みました。ハルはすぐに断ります。径子は、今のすずはひとりでは何もできないから足手まといになると説明しました。すずはおもむろに立ち上がり、近くにあったハサミでお下げを切り落とします。こうすれば結わなくて済むからです。


迷惑はかけんようにします!連れてってください!!家族が心配なんです!


また今回は節子が登場した際、すずを「すずさん」と呼んでいました。以前もそうだったのかもしれませんが、今回初めて気づきました。ということは、もしかしたら節子はすずの養女なのかもしれませんね。そして母親はリンだったりするのでしょうか?


何ともむごい話ですが、それが戦争です。多くの命のみならず、人々の優しさや夢までをことごとく奪う戦争を二度と起こさぬようにするのが生きている私たちの務めです。そのことを心にしかと刻みながら最後まで見届けていきたいですこの世界の片隅にもいよいよ終盤です



この世界の片隅に

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