昭和元禄落語心中 あらすじと感想 第6話 心中

岡田将生さん主演のドラマ、【昭和元禄落語心中】の第6話は「心中」です。以下早速あらすじです。


助六との再会を果たした八雲は、早速、東京に戻って落語をやるよう促しました。「八雲と助六」という名前に込められた因縁を持ち出し、助六が八雲の名を継げば何よりの供養になると畳みかけます。


なあ兄弟、ずっと夢だったんだろお前さんが八雲を継ぐのが一番いいんだ( `ー´)ノ


助六はそんな八雲をうるさがり、俺は全部捨ててきたのにどうして構うんだと言いかえしました


お前さんの落語が必要だから


八雲は、幼い頃からずっと助六の落語を聞かされてきた、真似をして、目指してみたけどできなかったから諦めて、羨ましさに嫉妬で焦がれたこともあったし、大っ嫌いになって否定したこともあったが、今の自分があるのはヤッパリ助六の落語のおかげなのだと説明します。


いいのも悪いのもあらゆる情をお前さんの落語からもらった。アタシはお前さんを取り戻したいんだ


誰のためでもなく八雲のために落語をやってほしいと頼んだ八雲は、助六がうんと言うまで居座ることに決めました。助六の借金も肩代わりし、東京までの電車賃と合わせて働いて返せ、と命じます


自分は小さな会場で落語をしては日銭を稼いでいたところ、落語好きらしい「亀屋の主人」から旅館の座敷で落語会をしてほしいと頼まれました。


八雲はもちろん助六の尻もビシバシ叩いてどんどこ働かせますシッカリ働け!(^^)/。ふたりで風呂屋の掃除をしたシーンは、なんの屈託も無かった昔に戻ったようで本当に楽しそうでしたね


八雲が来てから1週間ほど経ったある日のこと、みよ吉がひょっこり帰ってきました。八雲に買ってもらった着物を着てこざっぱりとした助六のなりを見たみよ吉が驚くと、助六は、今は真面目に働いている、これからは金も貯めるから3人でやり直そうと誘います。


アイツはこんな田舎にまで来やしねえよ


みよ吉は今でも八雲のことを忘れられずにいたのだそうです。


そんなみよ吉は小夏には嫌われていたようです。小夏は、母がいないほうが父と楽しくやっていけると言い放ちました。大っ嫌い!


みよ吉は落語を聞くと嫌なことを思い出すと言い、人生を間違えたとぼやいてばかりいるのだそうです。小夏はそれが暗に自分を指していると察していて、小夏を生まなきゃよかったと思っているに違いないと感じていたそうです


八雲は縁側で煙草を吸いながら、そんな小夏の髪を切ってやりました。昔はおとっつぁんの髪もよく切ってやったもんだアタシが切ってあげよう♪


八雲は幼い小夏に、これまで誰にも語ったことのないみよ吉への思いをさりげなく打ち明けます


寄席は気軽に入れるところだけれど、お太鼓の帯を締め、しどけなく髪を結った綺麗な女性が寄席にいてくれたら、なんとなく気持ちが華やぐものさ。みんな舞い上がっていつもよりいい芸ができる


八雲は見てないようでいて、ちゃんと客席にいたみよ吉を見て、否、感じていたのですね。


髪をきれいに整えてもらった小夏は、きれいになった自分のために「野ざらし」をやってほしいと頼みました。言うまでもなく助六の十八番です。


八雲は苦手なんだ、と渋々始めたところ、天岩戸よろしく助六がたまらず出てまいりました。そこに小夏も混じり、実に賑やかな「野ざらし」が展開されていきます。カラスがぱっと出てこらさのさあ


助六さん、後生です。八雲を継いで落語をなさい


小夏も八雲に加勢します。やってよ、父ちゃん!!絶対見たい!!やるっていうまで絶対寝ないっ!!寝ないったら寝ない!( `ー´)ノ


とうとう根負けした助六はついに二人会に出ることを承諾しました


当日は、妻に先立たれて一人になったという松田も駆けつけてくれます。座敷には、チラシを見てやってきたみよ吉も座っていました。


八雲は「兄弟子」にトリを譲って先にネタを披露しました。八雲の落語を聞いた助六は、良い噺家になったと褒めちぎります。俺なんかよりずっといいや俺の出る幕じゃねえな


八雲はそんな助六の気持ちを奮い立たせようと、七代目の紋付を着せかけました。


さあ、シャンとして! この黒紋付着てりゃあ、誰だって真打に見えらぁ


助六は感に堪えぬと言った表情を浮かべ、高座に上がりました。助六のネタは「芝浜」です。


その内容がまた助六の置かれた状況にリンクしていたのがまた印象的でしたね


腕はいいけど大酒飲みの魚屋が、ある時浜で大金の入った財布を見つけた。浮かれてまた大酒を飲んだ魚屋は翌朝女房から財布の話は夢だったと聞かされる


つくづく自分の酒癖の悪さに愛想をつかした魚屋は、心機一転、死に物狂いに働き始めた結果、3年後には店も構えて財産も成したところで、実はあれは夢ではなかったと聞かされた。あまりの大金を見て怖くなった女房は、大家と相談の上、役所にその金を預けたところ、落とし主が見つからなかったために全額戻ってきたのだそう。


事情を聴いた魚屋は、おかげで真人間になれたと、怒るどころか女房に感謝したのだそう


落語を続けるにしろ辞めるにしろ、助六が心底みよ吉とやり直したいと願っていたのはこのネタからも明らかです


相変わらずのキレのよさに加えて人情タップリの噺に、客席からは温かい拍手が送られました。小夏は日本一だと大喜びし、助六は感無量で、一旦下げた頭を上げることができません。客席のみよ吉もそっと涙をぬぐっていましたみよ吉にも助六の心が通じたはずです


八雲は、これでもう大丈夫だと、東京の師匠の家で皆で暮らそうと誘いました。アタシ一人で暮らすにゃ持て余すんだ


いつも一人になりたがっていたくせにと助六が指摘すると、八雲はここに来て少し変わったのだと打ち明けました。これまでの八雲にとって落語は全てだったから、他の誰かは必要なかった。でも、ここで客を身近に感じて落語をしたり、小夏や助六と暮らすうちに、なんてことのない小さな幸せを分かち合って生きるのも悪くないと思ったらしい


助六は、ようやく八雲と料簡が合ったと喜びました。人生初だ!


そこへ、八雲に客が来たとの知らせが入りました。八雲が別室に赴くと、みよ吉が待ち構えています。


やっと来てくれたのね。ずいぶん遅いから待ちくたびれちゃった


八雲はみよ吉にも皆で東京へ戻ろうと誘いますが、みよ吉は八雲とふたりが良いと答えます。だってあの人は菊さんじゃないもの


すまねえ。お前さんがこんなことをしちまったのも、あの人があんなふうになっちまったのも、全部アタシのせいだ


八雲はみよ吉を抱きしめ、ふたりは激しい口づけを交わしました


互いに相手を貪りつくすかのような熱い口づけをした後、みよ吉は窓辺に座って下を眺め、一緒に死のうと言い出します。そこへ助六が駆けつけてきました


落語は辞めてまっとうに働く!お前と小夏は俺の宝だ!俺とやり直してくれ!


助六は泣きながら八雲に礼を言いました。今日芝浜ができただけで十分だ。おめえがいなかったらできなかった。ありがとう今日は本当に幸せだった(/_;)


みよ吉がなんで今さらそんなことを言うのかと拗ねたところで窓の手すりが壊れてしまいました


ユリエっ!!


助六はみよ吉を助けようとして一緒に落ちたところを、間一髪で八雲がその着物の襟をつかみました。助六とみよ吉、二人分の体重を支えていたら、八雲も落ちてしまう!


アンタ、ごめん、ごめんよと震えているみよ吉をひとりでは地獄に落とせないと、助六は八雲の手を無理矢理引き離しました。おめえの代わりに俺が付いてってやる。(小夏のことは)頼んだよ坊、最後まですまねえ


八雲は懸命に、それならアタシも連れていけ、と怒鳴りましたが、助六は聞いてくれませんでした。助六とみよ吉は転落し、小夏を置いて亡くなってしまったそうです。


アタシはまた捨てられました。甘い夢を見すぎた罰だったのでしょうかこうして八雲はまた一人になりました(/_;)


何とも切ない幕切れでした。みよ吉の態度を見る限りでは、確かに八雲への愛は残っていただろうけれど、助六ならいつか落語よりも自分を愛してくれると信じたこともまた事実のような気がしてなりません。落語をしていた時の助六なら自分にも自信が持てて、堂々とみよ吉を愛せたでしょうに、唯一自信の持てる落語を奪われてからは、みよ吉の心を遮二無二奪うことができなかったというのがまた何とも皮肉でした


みよ吉も、本当に死ぬ気だったかどうかはともかく、結果として「落語」から愛する人を奪うには命を懸けるしかなかったのかそれほど落語自体も業が深いのか(;´Д`)


八雲は、ひとり残された小夏を連れて東京へ戻り、ついに「八代目八雲」を襲名しました。


アタシの名は有楽亭八雲。本当の名などとうに忘れました。


次回からは与太郎編が始まるそうです。八雲の過去を知っての仕切り直しで一層感慨深いですね。「昭和元禄落語心中」は続きを見るのが待ち遠しいです



八雲と助六の人間性もまた素晴らしい


これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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