立花登青春手控え3 あらすじと感想 第3話 白い骨

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藤沢周平さん原作、溝口順平さん主演のBS時代劇、【立花登青春手控え3】の第3話は「白い骨」です。これまた何とも物悲しくて切なかったですね~。以下ネタバレのあらすじです


今回の囚人は辰平(きたろう~遠藤富治てふてふ荘へようこそ)です。辰平は以前から腹痛を訴えていたのですが、胃のみならず肝臓も悪いようで、もうそれほど先は長くないようでした


登は、もうじき出所するという辰平の身の振り方が気にかかってならず、もう何年も会っていないという女房の家を訪ねることにします。土橋が住所を知っていたのです


ちょうど玄庵に依頼のあった往診も兼ねて出かけました。玄庵は最近ますます本業よりも遊びの方にご執心のようで、往診を頼みに来た男が子どもの発熱を訴えても、どうせ風邪だと取り合いません。特に今松江が留守だというから尚更です。なんでも今は吉川のみならず曾村なんとかというお金持ちの医者を仲間に引き込んだのだそう


登が代わりに往診に行って診察したところ、子どもは玄庵の見立て通りただの風邪でしたが、その両親は、登が実際に診察をしてそう告げたことでようやく安心したようで、心配そうだったその顔にもやっと笑みが浮かびました


その後登は辰平の妻=おむら(渡辺梓)の住む長屋に立ち寄ります。おむらはいかにも貧しそうでひっそり内職をして暮らしていたようです。登は、辰平は今牢にいるがもうすぐ赦免になる、どうにも体が弱っているようだから面会に来てやってほしいと頼みました。


おむらが言うには、辰平はもう17年も戻ってきていないそうです。働くのが嫌で出ていったのに、牢に入って体を壊すなんて、と涙を止めることができません


おむらは早速面会に来てくれたらしく、しかも辰平のための着物まで持参してくれたのだとか。きっと夜なべをして縫ってくれたに違いありません。


辰平は、今さらかかあのお恵みなんかいらねえと粋がりますが、登が赦免後に会いたいのなら段取りをつけてやると申し出るとまんざらでもなさそうです。おむらの希望で、長屋ではなく外で会うことになりました。


その数日後、辰平は軽い叩きの刑を受けてご赦免となりました。着物が少し大きめだと文句を言いながらも、自分が少し痩せたから仕方ない、と嬉しそうです。空は見事に晴れ渡り、小鳥の鳴く声も聞こえてきました


先生、やっぱし娑婆の空気はうめえや。しゃばしゃば~


そう浮かれていた辰平も、茶店で待っていたおむらの後ろ姿を見るとさすがに気後れしたようです。が、勇気を振り絞って話しかけたところ、おむらは辰平を受け入れてくれたそうで、家に帰れることになりました


そうか~!良かったなあっ!!登も大喜びです♪


登が心底嬉しそうにそう言って辰平の肩をポンとたたくと、辰平は深々と頭を下げて感謝しました。おむらも遠くで涙をぬぐいながら微笑んでお辞儀をします実に良い夫婦でしたね


ふたりは登に見送られて、仲睦まじそうに帰っていきました


帰宅した登はしみじみ、夫婦というのは分からんものだと話し始めます。17年も家を空けていた夫をあっさり受け入れるし、普段は文句ばかりの松江も、いざ玄庵の顔を見れば世話を焼かずにいられない


でもちえはそんなことをしたら離縁だ!と息巻きました


その後しばらくして登がちえと出かけた時のことです。帰りに近くの祭りに立ち寄ってみようと話していたところで、牢で登が世話をした弥次郎(小林隆~北別府@北別府さん、どうぞ)が声を掛けてきました。


ふたりが話をしているのにしびれを切らしたちえが登を急き立てようとすると、弥次郎は登に辰平が殺されたと囁きます


もう祭りどころではありません。登はちえを先に帰し、詳しい事情を聴くことにしました。


怒ったちえはひとりで祭りに出かけ、団子をたらふく食べて憂さを晴らします。そこへのこのことやってきた久坂は、八つ当たりの格好の的となってしまいました


さてその弥次郎が登に語ったところによると、辰平と弥次郎がまだ牢にいた時、牢の外にいる人間とつなぎをつけてほしいと頼まれたことがあるのだそうです。頼んできた相手は富蔵(石川典佳)と言ってちんけな別件で捕まっていましたが、本当は2百両近い盗みを働いた4人組のひとりだったのだそうです


富蔵が言伝を頼みたかった相手は忠助(兼松若人)と言い、その男の住まいのすぐそばの川で辰平の遺体が見つかったそうです。辰平は酒に酔って川に落ちて死んだことにされちまいましたが、弥次郎は、この言伝のために殺されたに違いないと確信したそうです


弥次郎は、そんな用事を引き受けたが最後、殺されるに決まっていると依頼を断ったそうですが、それを百も承知していたはずの辰平は引き受けちまったらしい。なんでそんな危ない橋を渡ったのか~同じコソ泥仲間の辰平とは気が合っていたと語った弥次郎は大いに嘆きました


登が藤吉と直蔵に会いに行ってこの話を聞かせたところ、直蔵は岡っ引きの麻太から富蔵の名前を聞いたことがあると語ります。麻太は富蔵が怪しいと気づいて吐かせようとしたそうですが、確証が無くてしょっ引けなかったのだとか。


登は、辰平がその5両でおむらに罪滅ぼしがしたかったに違いないと確信しました。どうしても辰平の無念を晴らしてやりたいんだ!辰平の気持ちを利用するなど許せない!


藤吉と直蔵も(渋々)登の力になってくれます。まったくしょうがねえなああああ


登はすぐに大牢にいる富蔵に会いに行きました。もちろん富蔵は何も答えてくれません。辰平が死んだと聞いても、へえそりゃ気の毒に、とうそぶきます。岡っ引きの麻太に聞いてもめぼしいことは何一つ見つかりませんでした


そこでおむらを訪ねて辰平が亡くなった日のことを尋ねたところ、辰平は朝から思案するような顔をしていたのが、夕方になっていきなり野暮用があるといって出かけたのだそうです。おむらが野暮用とはなにかと聞いても野暮用は野暮用だと、いつもの調子ではぐらかしていたそうです


が、いざ出かける時になって、ちょっとした金が入る当てがあるのだと打ち明けたそう。おめえにもちったあ楽をさせてやるぜきたろうさんにピッタリでしたね(^^)/


そう言って出かけたはずなのに、賭場ですっからかんになった挙句、やけ酒飲んで川に落ちて死ぬなんて、どうしようもないバカなんですよ


そう言いながら、おむらの脳裏には、おむらに酒を勧めた辰平が、一杯の酒を実にうまそうに飲んでいた姿が浮かんだそうですおめえもこっちに来て一杯やれ♪


ようやくふたりで、ふたりっきりでやっていこうって言った時に死んじまうなんて


嘆くおむらの様子を見ていた登は矢も楯もたまらず、忠助のところに押しかけました。忠助はしらを切ろうとしましたが、登はその腕を叩き折ると脅して白状させます。仲間と一緒に辰平を殺した!


辰平は金を受け取った後、川岸で無理矢理酒を飲まされた挙句、水につけられて殺されたそうです


登はさらにいっそう忠助を痛めつけて他の仲間の下へ案内させました。途中で直蔵も合流します。先生!どちらへっ!?わっしも一緒に行きますよ( ;∀;)


忠助の仲間が女を連れ込んでいたところに乗り込んだ登は、この虫けらどもをバッタバッタとなぎ倒しましたよくも辰平を殺したな!( `ー´)ノ。その様子はいつにもまして憎悪に満ちていたため、あまりの迫力にさすがの直蔵も止めざるを得ません。先生!死んじまうっ!!それ以上やったら死んじまいますぜ!( ;∀;)


こうして辰平を殺した3人組は捕まり、牢の中の富蔵も加えた4人組にはもうじき裁きが下るそうです


事件は解決しましたが、登の心はどうにも晴れませんでした。小牧の家は相変わらずで玄庵が松江に戦々恐々としていましたが、それはそれで二人が仲の良い証拠で微笑ましい光景です


登がおむらを訪ねようとしたところ、そのおむらは首から辰平のお骨を下げて、辰平の故郷に行くところでした。おむらは辰平を少しでも長く側に置いておきたくて、なかなか踏み切れなかったのだそうです。


登はそんなおむらに、辰平の具合はかなり悪く、放っておけば行き倒れになったかもしれなかったと打ち明けました。おかみの手で始末してもらって本望なんじゃないかな。これは登自身にもそう言い聞かせていたのかもしれません。


勝手な人でしたよ。17年も姿を見せなかったのに死ぬ間際にひょっこり戻ってくるなんて


登は「なにいってやがんだい」という辰平の声が聞こえてきそうだと笑い、おむらもこれに同意しました。本当にひょっこり出てきそうですね(/_;)


その日の空もあの日と同じように青かったけれど、今登の目に映るのは、たったひとりでうつむきながら歩いていくおむらの後ろ姿です。あの日はあんなに仲睦まじそうだったのに登はやっぱりやり切れません(;´Д`)



愛憎の檻 獄医立花登手控え(三) (文春文庫)
これは小説も面白そう



曲を聞くと懐かしいシーンが浮かんできますね


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