小吉の女房 あらすじと感想 第3話 お信の書き置き

NHKBS時代劇、【小吉の女房】の第3話「お信の書き置き」です


もう、あんなに可愛いお信を悲しませるなんて!と、テレビの前で小吉に非難ごうごうでした小吉、役なしの分際で女を囲おうなんざ百年早いわっ!( `ー´)ノおばば様が知ったらどうなったか~想像するだけで楽しい、否、怖かったですね


と思わせぶりはこれぐらいにして、以下、タップリあらすじですhiyoko2


麟太郎がお城に上がってから3ヶ月が経った晩秋~いつものように神棚に「家内円満、無病息災」をお願いしていたお信は、外を行く納豆売りの声に駆けだしていきました。思わず4人前、と言い出すも、ああ、麟太郎はいないのだったと、3人前に言い換えます。辛子もつけてくださいね


お信が、たくあん用にずらりと干した大根の前で、これまたいつもの朝の体操をしていた小吉も、いつも通りぶーとおならが出ると()、「今日もいい調子だ、麟とついつい横を見ずにいられません


朝食の席でも、麟太郎は納豆を食べているのだろうかと心配せずにいられぬお信。納豆は麟太郎の好物なのだそうです。


こんな下々の食べ物は上の方々は召し上がらないだろうと語るお信に、小吉は、その代わり朝から尾頭付きがお膳に並ぶ、と威勢よく答えました。元気が有り余って暴れてなきゃいいけどな


登勢が、麟太郎の心配はいらぬ、心配なのはそなたの方だと言い出すと、小吉は、毎日同じことを言っているのは言ったことを忘れるからか?とやり返します。登勢は、まだ耄碌はしていない、小吉が忘れぬように繰り返しているだけだと釘を刺しましたboxer-w


白髭大明神に参拝に行くから留守を頼むと続けた登勢を、小吉はますます調子に乗ってからかいます。御祈願なんぞしなくても長生きしますよ。渋柿は食い手がいねえから長持ちするって、昔から言いますからねboxer6


登勢はこれを鼻で笑い、白髭大明神のご祭神は「猿田彦命」、人間を良き方に導く神様だから、麟太郎が小吉のように道を踏み外さぬよう、よくよくお頼みしてくるのだと言い聞かせます。むかっ腹を立てた小吉は、手にしていた箸をポキッと折ってしまいました


してやったりと笑う登勢に、お信も「今朝はおばば様の勝ち」と軍配を上げます


2人が利平治を連れて出かけようとすると、銀次が小吉を訪ねてきました。登勢の姿を見た銀次はそそくさと隠れますが、お信には見つかってしまいます。あら?と声をかけるお信に銀次は、身振り手振りで、登勢が怖いから、と伝えました。お信は分かったというふうに頷いて、口に人差し指を立ててくれます。おばば様には内緒ですね


その美しさと品の良さに感激した銀次はそれを小吉に伝えました。こちらの奥様は良いお方でございますね


でも小吉は「あいつはちいとぼんやりなだけだ」と答えます。銀次も負けずに、ちとぼんやりなぐらいじゃなければ、小吉の女房は務まらないとやり返しました。このテンポの良いやり取りがまた実に楽しいのでござるkaeru3


小吉はあれ以来、長兵衛から刀の目利きを頼まれていたそうで、銀次はそのお使いにやってきたのだそうです。暇なら売るほどあるから今から行こうと乗り出す小吉


留守番はいいんですかいと銀次が尋ねると、小吉は、この家に盗るものなどないと答えました。銀次も、違えねえ、気の利いた盗人なら何か置いて行きやすね、などと調子こきます。そこへニャンコも現れて


てめえ、この野郎っ!と追いかける小吉がまた可笑しい


ふたりが長兵衛の店に着くと、いかにも訳ありそうな奥方が出てきました。ちょいと色っぽいその姿に目を止めながら中に入った小吉は、その奥方が置いていった刀の鑑定を頼まれます。それは「備前永則」という名刀だそうで、30両はくだらないらしい


そこで銀次が、またやっちまいました、と白状しました。そうそう、入り口でぶつかった時、もしや?と思いましたよね~。奥方の札入れに入っていたのはでも「質札」ばかりだったそうです。


これが無くては質に入れたものを引き出せないと、ふたりは急いで奥方の後を追ったところ、彼女が川のほとりに佇んでいたのを見て、自殺に違いないと誤解し、慌てた銀次が川に落ちてしまいました


奥方の名はお雪(酒井美紀~お栄@昭和元禄落語心中)と言い、小吉と同じ貧乏旗本=戸部玄之丞(柴田善行~正次郎@ぼんくら)の妻女だそうです。小吉は以前小普請組で戸部の名前を耳にしたこともあるのだそう。


戸部はようやく最近小普請組を脱して御番入りが叶ったそうで、それも御徒士と聞いた小吉は、それは相当物入りだったろうと同情しました。あの刀はそんなことで手放すには惜しい逸品だから、良い値で買い手がつくまでは売らないほうがいいと勧めます。あろうことか、それまでの足しにと、懐から金まで差し出しました


なーに、武士は相見互いさ


まったく~この男はどこまで鷹揚なんだ~とヤキモキしていたのは銀次だけではありませんよね


小吉はその後もあちこちに足を運んで、ようやく50両で買ってくれるという人物を見つけました。早速お雪に知らせに行くと、もうその話は良いのだと断られます。なんと玄之丞は、こともあろうにお雪を他の侍に売って金を作ることにしたのだそうです


それにはもう少し経緯があって、最初玄之丞は井沢屋久右ゑ門(平岡秀幸)から金を借りることにしていたそうです。日本橋で大店を営む井沢屋と玄之丞は俳句仲間だそうで、御番入りのために使うなら出世払いでいいとポーンと100両貸してくれたのだとか


それが、その時は「形ばかり」と言いながら書いた証文を盾に、急に金が入用になったからと返済を迫ってきたのだそうです。返さなければお上に訴え出ると脅したそう


それでは御番入りが帳消しになると心配して、お雪は刀を長兵衛のところに持ち込んだらしいのですが、井沢屋は玄之丞に、お雪を他家に世話すると言ってきたのだそうです。先方から受け取る支度金で借金の穴を埋めることにしたらしい


玄之丞はもうそれしか手立てがないと承諾したのだそうです


この話を聞いた小吉は、最初から仕組まれたのでは?と疑い、玄之丞の情けなさに憤慨していた銀次に、井沢屋を探るよう命じました


と、ここまでは良かった。問題はこの後


なんと小吉は自分がお雪を引き取ると言い出しました。それもこれも、夫に愛想をつかしたものの、もはや実家すらないお雪が小吉に、自分を連れて逃げてくれ!と泣いてすがったからです


それでもさすがにそれは図々しいと気づいたのか、ハッとした様子で否定したお雪に、男気に火をつけられた小吉は、キッパリ、言っちまった訳ですよお雪殿の身は俺が引き受ける俺に任せてくんな( `ー´)ノ


まったくとんでもない女狐めっ!と言いたいところなれど、事情が事情だけにお雪だけを責められません


小吉は、登勢が寺参りに行った留守を狙って、一人でたくあんをつけていたお信に事情を打ち明けました。女をひとりもらい受けることにした


小吉は、百両なんて金は到底できないから、玄之丞に直談判しに行くと続けます。その結果、もし斬り合いになったら、麟太郎のために黙って斬られてやるから、万が一首だけで戻ってきたら、後のことは頼む、などと抜かします


お信は身じろぎもせず夫の話を聞いた後、お雪をもらい受けてどうするつもりなのかと問いました。その方がお好きなのですか?


小吉が気の毒だと思っていると答えると、お信は黙ってうつむき、身を引く覚悟を固めます。私が行ってまいります!私が談判してお雪様を頂いてまいります


さすがの小吉も驚いて、女をもらう掛け合いに女房を行かせるバカがいるか!と慌てました。が、お信もここは引けませんkaeru4


旦那様は日ごろからバカなことを尽くしておいでなのですから、もう1つバカなことが増えても構わないじゃありませんか!私はそのバカの女房です!( `ー´)ノ


どうしても自分に任せろと言って聞かないお信に、小吉は何と言ってよいか分からず、今日のところは行かないと言って出て行きました。それでもお信の決意は揺らぎません女が一旦口にしたことを曲げられません( `ー´)ノ


お信は墨をすり「書き置き」をしたためました。


一方の小吉は道で易者の関川讃岐(多賀勝一)に呼び止められ、「女難の相と剣難の相」が出ていると指摘されます。今宵お身内で刃傷があるかもしれませぬ!


小吉はハッとして家に駆け戻りました。そこにお信の姿はなく、ただ書き置きだけが残されています。あいつ!!


小吉は走りに走ってやっとお信に追いつきました。お信の帯には懐剣がさしてあります


無理矢理お信を家に連れて帰った小吉は死ぬつもりか!と問い詰めました


お信は、これでも武家の女だから、たとえ死んでもお雪をもらい受けてくると答えます。


誰がそんなことを頼んだよ!?なんだっておめえが死ななきゃならねえんだ!??おめえが死ぬ道理はねえっ!( `ー´)ノ


お信は、小吉が首になって戻ってくるよりずっとマシだと答えました。言い出したら聞かないじゃないですか?死んだって意地を通すじゃありませんか!?あなたの首なんて受け取りたくありません( ;∀;)


小吉はお信を怒鳴りつけますバカ!お前の命と引き換えにしてまで通すような意地があるかっ!!

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小吉はお信の残した書き置きを読み出しました。もし戻ってこなかったら玄之丞の屋敷まで引き取りに来いと書かれた文には、俺に早桶を担いで来いというのか!と文句をつけ、麟太郎のことを頼むという文には、おめえに何かあったら麟太郎がどれほど悲しむと思う!と叱りつけます。死んじまったら、もう二度と麟に会えねえんだぞ!


その上お信の書き置きは、登勢の腰の膏薬やたくあんの重しを替えろなどという日常の些細なことにまで及んでいました


命の瀬戸際に、たくあん漬けの心配かよ?驚いたねえ、遺言に漬物石のことを書くなんざ、広い世間でおめえぐらいのもんだ!ははははは!


笑うなんてひどいと憤慨しながら、自分でも可笑しくなって笑いだすお信がまた可愛い


そこへ登勢が戻ってきたため、ふたりは黙らざるを得ませんでした。こんなことが登勢に知られたら大変です


その後銀次がやってきて、井沢屋が公儀御用を狙ってあれこれ手を回していることを突き止めてきました。お雪に目をつけたのはなんとなんと石川太郎左衛門で、小吉は、井沢屋は石川に口利きしてもらうために策を弄したに違いないという結論に達します


あの野郎、やっぱり性根が腐っていやがる!


小吉は備前永則を持って太郎左衛門の家に押しかけました。この刀を150両でお買い上げいただきたい


最初は押し売りとは落ちぶれたものだとせせら笑っていた太郎左衛門も、話を聞き進めるうちに、どうやら分が悪いと気づきます。それは小吉のにやにやした表情からも歴然です


そうそう、この刀にはもう一つ銘(名前)がございましてな。刃紋の美しから雪丸、否、お雪だったか?などといわれた日には、もう買うしかなくなります。何せ横には太郎左衛門の妻=お律(飯島順子~おばちゃん@阪急電車)がお茶を出しにきたまま居座っていたのですから。(


こうして太郎左衛門は150両出さざるを得なくなり、戸部家の借金はきれいに片付いたそうです。長兵衛の店も儲かり、小吉も少しばかりの謝礼をもらいましたが、戸部夫婦の仲は戻らず、お雪は離縁して寺に身を寄せることになったのだとか


身支度をして勝家を訪ねてきたお雪は、遠くから玄関の方を見やり、中から出てきたお信が気づいたらしいのを受けて、深々と頭を下げて行きました。お雪様どうかお幸せに


家の中では小吉が漬物石を取り換えています。お信はお雪が来ていたと言いかけましたが、やっぱり言えず、落ち葉がたくさん落ちていたから焚火をしようとごまかしました。


小吉は、何を言ってんだか、と言いながら、今度から商いをしようと思うと言い出します。長兵衛が世話役をやっている道具市で刀剣の売り買いをするのだそうです。


登勢にはうるさく言われそうだがというと、お信は、少しぐらいギュウギュウやられてもいいじゃないか、大根も重しが乗るから美味しく漬かるのだから、ととりなしました。小吉は、おばば様は漬物石か、ごつごつして固いところはそっくりだ、としたり顔


道具市では書画を売る店も出るから、お信の書も置いてみようという小吉に、お信は、売れるでしょうかと心配そうです。


5文でも10文でも値が付きゃあめっけもんだ


そう笑った小吉が登勢に道具市のことを報告すると、期待通りの反応が返ってきたのもまた楽しい


道具市とは嘆かわしい!


やっぱそう来たか!漬物石!!何も言わねえわけがねえ( `ー´)ノ


まったくこのふたりのやり取りは実に楽しいですね~スカッとします


また今回は中野碩翁についても詳しい説明がありました。将軍家斉の側近、碩翁は白髭神社の近くに隠居していたのだそうです。一代で300俵から9千石の御大身となったと聞いた登勢は、うちの婿にもその万分の一でも才覚があれば~とこぼさずにいられません


そんな碩翁が向島に隠居したため、近くには「ぜいたく屋」なる土産物屋までできて、碩翁の余光にあやかりたい者がそこで土産を買って押しかけていたのだそうですよ。その中には、もれなく、石川太郎左衛門と井沢の姿もありました


相手が碩翁とは知らず、お信も声をかけています。ふたりとも千蔭流という書が好みだそうです。お信の書き置きの文字も、碩翁が指摘したように、優しげに見えて強さがにじみ出ていましたね


そんな碩翁の覚えもめでたい麟太郎は、お城でもたいそう元気にしていたようです。あれなら納豆はなくても大丈夫そうです


そんな麟太郎が次回はどうやら小吉と反目するそうで??


なんでしょうね~あんなに仲良しだったのにお城に上がって生意気になったのかしら(;´Д`)


あ~やっぱりこのドラマは楽しいわ~。「小吉の女房」は続きもとっても楽しみですね


前後のあらすじはこちらから

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脚本家の山本さんが高校時代に読まれた小説だそうです


これまでに視聴した日本のドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~日本ドラマ編

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