小吉の女房 あらすじと感想 第5話 おばば様の秘密

NHKBS時代劇、【小吉の女房】の第5話は「おばば様の秘密」です。これまた何とも味のあるエピソードでございましたね。以下ネタバレのあらすじです小吉の女房のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


天保5年、利平次は年明けから体調を崩し、床に就く日が続いていました。お信自ら利平次の背中に膏薬を張り、登勢もまた、食が細っている利平次のために、根岸にいる幼馴染の智恵に干し柿を送ってもらったそうです


そこに添えられた手紙がまたふるっていました


しわがよる。ほくろが出来る、背がかがむ。頭は禿げる、毛は白くなる。
くどくなる、気短かになる、愚痴になる。
思いつくこと皆古くなる。


智恵は登勢より2つ年上だそうで、寄る年波に自戒を込めてくれたそうです


老いの坂は上れば下るもの~養生第一でございますよ、そう登勢をなだめてくれた利平次は、二月ほど寝込んだ後、お信達家族に看取られて亡くなったそうです。麟太郎の出世を見届けるまでは死なない、と頑張っていたのですが。


その利平次が食べた後捨てずに取っておいたらしい干し柿のへたを、お信がそっと懐にしまったのがまた何とも切なかったですね利平次がいなくて寂しいよ(/_;)


その麟太郎も12歳となり(鈴木福~龍平@Mother)、麻布狸穴の男谷道場で剣術の修行に励んでいました。そこの男谷精一郎(青山草太~真吾@ぬけまいる)は江戸屈指の剣豪で、彦四郎の養子だそうです。つまりは麟太郎の従兄に当たります。


とはいえ、年は小吉の方に近く、若い頃は一緒に暴れたらしいですが、今では「穏やかな人柄と高い教養で人望を集めているのだとか。


おばばさまなら「うちの婿殿とは大違いとか言いそうですが、その登勢も寄る年波には勝てず、最近では物忘れが滅法ひどくなりました


それに気づいた登勢はすっかり落ち込んでお詣りに出かけましたが、急に差し込みが来て座り込んだところを、一日上人(伊武雅刀~レ・ミゼラブル)という僧侶に助けられます。一日上人は無徳庵という寺に、行き倒れた人や身寄りのない年寄りを集めて世話をしているのだそうです


普段の自分とはまったく違った世界で生きている一日上人を見た登勢はすっかり感動してしまいました。その上上人は登勢に「怨みには恩を返す」ように生きろと促したのだそうです


そうすれば、人と争うこともなく心安らかに過ごせます


登勢はこれを尤もだと心に止め、帰宅した後早速実行に移しました。家では登勢の帰りが遅いことを心配して、小吉が捜しに行こうとしていたところだったのです。


案じてくれてありがとう


小吉とお信、そして麟太郎は思わず凍り付きました。今、「ありがとう」って言ったか?


その後も登勢はまるで人が変わったように小吉に優しくなりました。不作続きで米の値が上がったと聞けば、三度三度ごはんが食べられるのも、婿殿が道具市で稼いできてくれるおかげです、などと感謝の言葉を口にします


お、おかげ??


小吉はキツネでもついたのではないかと本気で心配し始めます


そこでお信が登勢の後をつけて調べたところ、登勢は、助けてもらった恩を返そうと、毎日無徳庵に出かけては、そこに暮らす人々の世話をしていたことが分かりました。今でいうところのボランティアでござるね。


また無徳庵の前には「水死塔」なる供養塔が立っています。上人は大川に流れ着く水死人を引き上げては供養をしているのだそうです。


何とも素晴らしい御仁ですが、彼がそうなったのには深い事情がありました。一日上人はかつて暗闇の丑松という悪党だったのだそうです。殺し以外の悪事ならなんでもござれで、河内山宗春という悪徳茶坊主の子分だったのだとか。


なんと丑松は11年前、河内山の悪事が発覚した際、同心から河内山の隠れ家を明かせば見逃してやると唆されて、その通りにしたのだそうです。


が、大川を越えて本所まで逃げてきたら、若い岡っ引きが追ってきたため、もみ合ってその男を川に突き飛ばしてしまったのだとか


丑松はそれからその男の恨みに満ちた目が忘れられず、頭を丸めて水死人を弔うことでこの男の供養になればと考えたのだそうです


ある日のこと、托鉢に出かけた丑松の前に、昔の丑松を知る斎藤監物(菅原大吉~増岡丈治@まんぷく)という信用師(詐欺師)が現れました。斎藤は丑松の顎にあるホクロでその正体を見抜きます。


この斎藤がまた小吉の知りあいの長谷川から5両の金を踏んだくったことから、小吉からぎゅうぎゅうに懲らしめられます。自分から奪い返した5両がそっくりそのまま長谷川の元へ戻ったと聞いた斎藤は、すっかり感服して小吉を訪ねてきました


世の中にゃあね、お武家様の知らねえ裏の世界ってのがありましてね。何かあった時にゃあね、あっしみたいのがいたら必ず重宝しますよ


斎藤はそう言って、ここに来る間も僧侶に会ったが・・・・と明かしたもので、顎のホクロと聞いたお信は、まさか?と思った訳です


慌てて無徳庵に駆けつけたお信の目の前で、丑松はお紋(雪代敬子)という老婆を刺し殺そうとしていました


いけません!駄目です、丑松さん!


なんとそのお紋こそ、かつて丑松が殺してしまった岡っ引きの母親だったのだそうです!?


それを知った丑松は、お紋に刃物を渡して殺してもらおうとしていたのだそうです。そうすれば、丑松は死んで、本当の一日上人になれる


でも丑松は、自分が楽になりたいだけだったと気づき、お上に名乗って出ることに決めました。


お信はそんな丑松を引き留めます


昔のことを表沙汰にして誰が救われるでしょう。無徳庵はなくてはならぬ所。皆お上人様をお慕いし、お上人様にすがって生きております。私の祖母も


お信は、この事はお信一人の胸に納めておくと言って帰っていきました。無徳庵では皆が嬉しそうに歌を歌っています


それから10日ほどして丑松は本所から姿を消してしまいました。無徳庵に身を寄せていた人たちには托鉢で貯めた金が分け与えられ、丑松が手配した先にそれぞれ引き取られていったそうです


「世を捨てて 身も名も草の庵も捨て 捨てたといふも 捨てはてにけり」


丑松は奉行所に自首をし、一日上人として行ったことは一切否定して罪に服したそうです。それでも奉行所は丑松が施した善行を評価し、情状酌量で死罪は免れ、遠島になったのだそう


丑松の島送りは瓦版で大々的に報じられましたが、彼が一日上人だったことはどこにも触れられてなかったそうです。


お信は丑松が無事でいるよう祈りました


それからほどなくして、勝家が被った一日上人のご利益は物の見事に消え去りました。ま~登勢の小言のうるさいことったらありませんでしたね薪を割れ、瓦を直せ!!


年寄りは気が短くっていけねえや!


お信は早速一筆したためます「怨みは恩で返す


麟太郎は即座に、本日は母上が一本!、と笑いました


その麟太郎は1~2年以内には「素読吟味」という学力試験を受けるそうです。湯島の聖堂で開かれるこの試験に合格することが幕臣の出世の第一歩なのだとか。


天保の改革で知られる水野忠邦が老中になったばかりで、彦四郎は、学問を重んじる水野に引き立ててもらえるよう研鑽を積めと、甥にはっぱをかけていました


さて次回は、なんとお信が鼠小僧になるのだとか?これまた実に楽しみですね~


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