小吉の女房 あらすじと感想 第7話 お信、花魁の文使いになる

NHKBS時代劇、【小吉の女房】の第7話は「お信、花魁の文使いになる」です。


これまでず~っと楽しんできたのですが、今回ばかりは悲しすぎてなかなか語る気すら起きませんでした。以下ネタバレのあらすじです


小吉は、前回の鼠小僧の件で思うところがあったらしく、かつて世話になり、今は飢饉で苦しんでいるだろう小田原の漁師の家に恩返しに行くと言って出かけていきました。登勢は、勝手に江戸を離れるなど勝家を潰す気か!と気色ばみますが、小吉は、そんなことで潰れるなら登勢の信心が足りぬのではないかとやり返します


小吉が出かけた後は、銀次が下男代わりに働いてくれました。お順を抱いて登勢の供をし、懐中物にはくれぐれも注意しろなどと語ったシーンは可笑しかったですね~


その頃ちょうど本所に吉原の仮宅ができたとかで、街は大いににぎわっていました。どうやら吉原の大火が起きた後だったようですね。吉原の遊郭が再建するまで、あちこちに臨時営業の妓楼ができていたのだそうです。


今回お信はそこの花魁=花里(朝倉あき~高瀬@おんな城主直虎)と知り合いました。花里がならず者に絡まれているのを「小吉の息子」として有名な麟太郎が救ったのです


お信は、小吉が無事戻ってくるようにと神社で絵馬を買い、そこにを書いて納めました。それを見た花里は、自分も真似をしたいけど歌を知らない、と寂しそうに微笑みます。花里は、吉原の花魁とはいえ17で売られてくるまで多摩の田舎で畑仕事をしていたために、そうした教養は一切身に着けていないのだそうです


花里が書きたい歌は思う相手と末永く一緒にいられるようにと願う歌


お信はお順が家で待っているから今日は帰らなければいけないが、次に来る時まで何か良い歌を探しておくと約束しました。花里の喜びようったらなかったですね。


が、その花里の思い人=磯貝半次郎(河合龍之介)が、このたび小十人組に取り立てられることになりました。磯貝は元々旗本の次男坊なため、本来なら生涯部屋住みであまんじるところ、彦四郎に学問を教わり、精一郎に剣の腕を鍛えてもらった文武両道のおかげで大抜擢されたのだそうです


磯貝は喜んでこれを花里に話しましたが、花里は、それではもう自分とは縁が無くなると思い込み、磯貝を追い返してしまいました。そこを、花里にご執心で仮宅に通い詰めていたのに、いつも門前払いを食わされていた石川太郎左衛門に目撃されてしまいます


石川は早速部下たちに命じて磯貝に嫌がらせをしました。最初は我慢していた磯貝も、次第に怒りを募らせていきます


一方お信は「白髭様」こと中野碩翁に再会し、正体を知らぬまま、花里の話をして聞かせました。碩翁は早速花里に会いに行き、身請けをして武家の養女にしてやろうと申し出ます。そうすれば思う相手と結ばれよう


すっかり落ち込んでいた花里の顔に再び笑顔が戻りました。花里はお信を待ち伏せしてこの喜びを伝え、あれ以来磯貝が来なくなったのでどうしたものかと相談します。


花里が「磯様」と言ったので、お信はそれが磯貝半次郎のことに違いないと思い当りました。半次郎は麟太郎の剣術の兄弟子に当たるのです。


そこでお信は花里に手紙を書くよう促しました。それを麟太郎に持たせてやると約束します。


が、その時あまり時間がなかったため、お信は「良い身請けの話がある」としかしたためられませんでした


これを読んだ磯貝は、同僚ばかりか花里にも馬鹿にされたと思い込みます


そこへまたしても同僚から嫌がらせをされたため、磯貝の怒りはいや増しました


小見世の安女郎などにのぼせ上がっているから勤めをしくじるのだ


その言葉で堪忍袋の緒が切れた磯貝は、同僚ふたりを斬り殺してしまいました


磯貝は、今生の別れにと花里を訪ねてきます。別れを言いに来た。屋敷に戻って腹を切る。


花里は自分の言葉足らずのせいでこんなことになったとひどく悲しみました。磯貝はそんな花里を慰め、自分が苛立っていたから読み違えたのだと語ります。いや~誰だってそう解釈しますって、何せあんな風に別れた後だったのですもの


それでも磯貝は切腹の決意は変わらぬと語ったため、花里はそれなら自分も生きてはいないと決意のほどを示しました。


磯様のいない世界に生きる甲斐などないもの。いっそここで一緒に!わっちと一緒に死んでおくんなさい!


磯貝は、心中などしたらますます面目が潰れると断りますが、花里は、死んだらもう耳には入らない、人が何を言おうと知ったことではないと促しました。


あの火事の晩、一緒に大門をくぐった時のように、2人でこの世の境を越えていきたい


こうしてふたりは心中してしまいましたがーん(;´Д`)。お信が麟太郎から話を聞いて駆けつけた時は既に遅く


話を聞いた碩翁も、助けるつもりが仇になってしまったとたいそう悲しんだそうです


戀ひ戀ひて逢へる時だに 愛しき言盡くしてよ 長くと思はば


お信が花里に教えようとした歌が、また何とも哀しかったです。これはかつてお信が座敷牢の中で小吉に文字を教えるために手本にした歌なのだとか。


お信はようやく帰宅した小吉に抱き着いて泣きました。小吉は小田原で楽しい時を過ごしてきたようで、上機嫌で戻ってきたのです。どうか話を聞かせてください。旦那様の声が聞きたい


事情を知らない小吉は大笑いでしたが、今のお信にはその笑いも救いだったに違いありません。思い合う男女が、あと少しで一緒になれるところだったのに、「醜くも卑劣な男どもの嫉妬」で死に追いやられてしまったのですお~のれ~諸悪の根源、石川太郎左衛門めっ!


できることなら小吉に石川太郎左衛門をばっさりたたっ斬って欲しかったですが、麟太郎のためにはそうもいかんのでしょうか


来週はいよいよ最終回ですね。できれば大いに楽しく終わって、是非シリーズ化していただきたいものです


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