小吉の女房 最終回 あらすじと感想 小吉、隠居して夢酔となる

NHKBS時代劇、【小吉の女房】の最終回は「小吉、隠居して夢酔となる」です


あ~終わってしまってものすご~く寂しいですが、タップリ中身の濃い最終回で大満足です。このドラマには決して欠かすことのできない意地悪おばばさま=登勢を見事に演じられた江波杏子さんのご冥福をここであらためてお祈り申し上げます


以下、最終回、「小吉、隠居して夢酔となる」のネタバレのあらすじです小吉の女房、最終回のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


さすがの登勢も寄る年波には勝てなくなってきた頃、世の中では家斉が隠居し、後に「天保の改革」と呼ばれる時代が近づいてきました


旗本一同、贅沢を慎むよう触書が回ったそうで、隣家では普請を途中で止めたらしいですが、もともと贅沢に縁の無い勝家ではそのお触れに背く心配もありません、とは登勢の嫌みです


が、お信は、町方ではもっと厳しい贅沢禁止のお触れが出ていると心配し、麟太郎もまた、贅沢を控えて新しいものを買わなくなったら商人が困るのではないかと、いかにも大物らしく憂えました


それは幕府の中でも同様で、贅沢禁止や風俗の引き締めは景気対策に逆効果だという声も挙がっていたそうです。


それでも鳥居耀蔵は綱紀粛正を声高に進め、これまでの賄賂とゴマすりで出世街道をばく進中の石川太郎左衛門もそれに従っていました。石川はこれを機に「可愛くて健気な嫁を持つ小吉に復讐しようと思い立ちます


石川は青木と喜八に命じて道具市の世話役をしている長兵衛を捕まえさせました。ある女に長兵衛の店で銀煙管を所望させ、長兵衛が渋ると「危篤の父に使わせたい」と泣き落としまでさせて長兵衛を騙したらしい


贅沢品を売ってはいけないという命令に背いた罰で、長兵衛は「手鎖三十日」を申しつけられたそうです。その上道具市も取りつぶされてしまうことになります。


銀次が調べたところによると、他にも喜八は手下をあちこちに潜り込ませ、贅沢品を見つけ出してはお縄にすると脅しているそうです。目こぼししてほしければ、金を寄こせと賄賂を要求しているらしい


長兵衛は、もし道具市が無くなったら、それで細々と生計を立てていた人々が干上がってしまうと心配しました


正義感の強い小吉は「許せねえ!」といきり立ち、すぐに青木に掛け合いに行こうとしますが、銀次や長兵衛に止められて思いとどまります。


なあ、妙だとは思わねえか?ちっぽけな道具屋をひっくくるのに手の込んだ仕掛けまでするとは?


お信は、短気な小吉を罠にはめようとしているのではないかと推理しました。俺を罪に落とす魂胆だな?くっだらねえ町触なんぞ出しやがって


お信はふと、以前利平次や登勢と訪れた「ぜいたく屋」を思い出しました。下駄が一両もした、何から何まで馬鹿馬鹿しいほど高かったと小吉に伝えると、小吉はそれだ!と閃きます


馬鹿馬鹿しい取り締まりには、馬鹿馬鹿しいやり方で仕返ししてやる


小吉はお信の協力を得て、遠目からなら「ぜいたく品」に見えるガラクタを揃えました。道端に「ぜいたく市」という看板を立てて賑わいでいると、鴨がネギ背負って現れます。喜八は、長兵衛があの女に売った銀煙管を持っていたのです


贅沢品とガラクタを見分けられねえでよく取り締まりができるな!


青木と喜八は皆に揶揄されてほうほうのていで逃げ出しました。看板はお信が「ぜいく市」と書き換えたそうです。ぜいろくとは「つまらないもの」を指す言葉だと銀次は言っていましたが、多くは江戸の人間が上方の人間をあざける際に使う言葉らしいです


その様子を見ていた麟太郎も喜びました。ああ、胸がすっとしたぜ。


お信は、その言い方が小吉にそっくりだと喜びます


が、青木はこれで諦めず、上に手を回して小普請組支配に小吉を呼び出させました


小吉は、勝家に迷惑が掛からぬようにいざとなったら腹を切るから、その時は病死として届け、麟太郎を跡継ぎにするようお信に言い含めます。


お信は、この時とばかりに、以前預かっていた青木が不正をした証拠=200両の証文を取り出しました。お信はあの時「写し」を取らせてほしいと言って本物を返すと見せかけ、また青木が難癖をつけてきた時のためにと本物を手元に残しておいたのだそうです。嘘のつけない小吉に本当のことを知らせると顔に出るからとずっと黙っていたのだとか


おめえってやつは、大した策士だぜ!


その様子を陰で登勢がにこやかに見守っています


こうして小吉は支配に会いに行き、青木の悪行をすべて暴露しました。小吉はいかにも訳あり気に「世間に知られては一大事だから取り上げて秘匿していた」と報告します


支配は小吉に対する「青木=乱心者」の訴えなど詮議に及ばぬと言ってくれたため、小吉は、さらに青木がお触れを悪用して罪なき者を罪に陥れ、貧しい者のつましき市まで取り潰させたと訴えました


相分かった。しかるべきところに申し伝える!


陰で隠れて聞いていた石川がどんなに悔しがっても後の祭りです


が、その石川が彦四郎に告げ口したのか、一連の騒動を聞いて怒った彦四郎は庭に「檻」を作って、小吉に性根が改まるまで入っているよう命じました


お断り申します!虎じゃあるめえし、誰が檻なんかに


彦四郎は、従わなければ今後一切勝家と縁を切る!とわめきちらしました大人しく入らぬか!( `ー´)ノ


怒った小吉は、そこまでいうなら入るが、一度入ったら死ぬまで出ねえ!と啖呵を切ります


したいこともせずに身を縮めて生きるなんざ 真っ平だ!檻に入ったら最後、食を絶って死にますんで。そのおつもりで!


ああそうしろ。 骨は拾ってやる!


するとそこへお信がやってきます。事情を知ったお信は、なんとか彦四郎に申し開きをしようとするも聞いてもらえなかったため、自ら檻に入って鍵をかけてしまいした


この檻に旦那様は入れません。兄上のお怒りが解けるまで私がここに入っております


そこに今度は麟太郎がやってきます。どうなさったのです?そんなところに??


父上が食を絶って死ぬとおっしゃるので、母もここで共に食を絶つことにしました。お順のことを頼みましたよ。


驚いた麟太郎は伯父夫婦に止めてくれと頼みますが、始めたのは彦四郎です


そう察した麟太郎は、それなら自分も供をすると言い出しました


親が命を捨てるのを見過ごしては日頃学んでいる四書の教えに反します(教えているのは彦四郎です)。伯母上、順のこと、よろしく頼みますさすが!麟太郎( *´艸`)


最後は登勢の登場ですおばば様、待ってました( `ー´)ノ。皆で集まって何を騒いでいるのです!


彦四郎が登勢に泣きつくと、登勢はその彦四郎を叱り飛ばしました


浅慮にも程があります!お信と麟太郎までが共に命を捨てたら勝家はどうなるのです。そなたは勝家を潰すつもりですか?


お遊が彦四郎をとりなそうとしますが、彦四郎がなかなかうんと言いません


それで小吉はついに腹を決めました。


お信、俺は隠居するぜ。勝家のことは麟に任せた。勝家のためにも、兄上のお心を静めるためにも今がいい潮時だ。


焦った麟太郎は、まだ心構えができていないと止めますが、登勢が心配するには及ばないと諭しました。


婿殿が当主となった時は何一つ心構えなどなく、私が厳しく仕込んだのですよ


これでようやく檻から出られるというのに、相変わらず「ぼんやり」なお信は鍵をどこかにやってしまったようでなかなか見つからなかったそうです。財布に入れたんじゃねえのか?


数日後、麟太郎は無事に家督を継ぎました。小吉は隠居名を「夢酔」と決めたそうです。何も成し遂げず、うかうかと一生を過ごすという「酔生夢死」から思いついたのだそうです。俺にふさわしい名だ


祝いの赤飯を持って男谷家を訪ねたお信がそう報告すると、お遊は、そうしたところが彦四郎の羨むところなのだと明かしてくれました。小吉は幼い頃から無鉄砲で皆を困らせてばかりいたのに、亡き父のお気に入りだったのだそうです。


あのように好き放題に生きたくとも、大抵の人はそうはいきませんものねえ


小吉を認めてくれたのはお遊だけではありません。登勢もです


登勢は、お信はまだまだ半人前だけれど、人を見る目だけは登勢より優れていたと褒め称えました。


そなたが惚れ込んだ小吉は筋金入りの武士。本物の男でした


登勢は麟太郎を立派な跡継ぎに育ててくれた礼を言い、それからしばらくして息を引き取ったそうです


おばば殿、鬼ばばあ!おばば。おふくろ様~!仲良しでなければあんな楽しい言い合いはできません(/_;)


小吉にとって登勢は長年の好敵手で意地悪ばあさんだったけれど、それと同時に、幼い頃から共に暮らした育ての母でもあったのです


その登勢の49日が過ぎた頃、小吉は麟太郎のために歌を作ったそうです。


気は長く、心は広く、色薄く、勤めは堅く、身をば持つべし


お信は、小吉とは正反対だと笑いながら、でも麟太郎には小吉のような男になってもらいたいのだと微笑みました


ばか言え。俺なんざ、最も悪い手本だ。こんな亭主を持っておめえも苦労だな


そう語った小吉にお信は頷きながらも、小吉といると楽しいと答えたそうです。その小吉は隠居後も相変わらずで、もめ事があると呼ばれてはその仲裁に飛んでいったのだそう


幕末の英傑、勝海舟。彼を育んだのは、名もなく貧しく、けれどいつも朗らかで、一本筋の通った生き方を貫いた勝家の家族でした~この最後のナレーションがまた素晴らしかった


できれば是非続編も見せてもらいたいですが、登勢がいないと寂しいので、これはこれで珠玉の一作と言うことで良いのかもしれませんね。是非是非再放送をお願いいたしまする


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