3年A組 最終回 ネタバレと感想 向き合うべきは内なる巨悪

菅田将暉さん主演の【3年A組~今日から皆さんは人質です】はついに夕べが最終回でした。期待通り、否、期待以上に素晴らしい内容で、知らないうちにポロポロこぼれてくる涙を抑えられなかったのは果たしておばさんだけでしょうか3年A組は素晴らしいドラマでした(^^)/


今日は体調今一つなのでうまくまとめられるか自信がありませんけど、この感動を分かち合いたくてつい筆を執った次第です。最後までお付き合いいただけましたら幸いです


まず、前回のさくらの「衝撃の告白」ですが、やはり、文字通りの意味ではありませんでした。さくらは、澪奈の自殺を止めることができなかっただけなのです。


当時の澪奈は、今の武智同様、幻覚や幻聴に悩まされ、すっかり精神を病んでいました。だからこそ柊が助けようとしたのだけれど、その柊もちょうど余命を宣告された日だったため、あと一歩の押しが効かなかったようなのです。あの時俺が一緒に行っていたら--柊もまたさくら同様、どれほど悩んだことでしょうか


さくらはこの事をかなり前に柊に打ち明けていたそうです。でも柊は、もしあの時さくらが澪奈の自殺を止められたとしても、澪奈はその後きっと自殺したに違いない、澪奈の苦しみを解消するには、マインドボイス、つまりはSNSでの心無き中傷、人の心をぐさりと突き刺すナイフの存在を消すしかない、と考えたのだそう


それでさくらには最後まで見届けろと言い含め、逢沢や相楽、そして五十嵐の協力を得て今日までやってきました。また柊は「最後の授業」の場所に屋上を選びましたが、それはさくらに澪奈との最期の時を思い出させるためだったようです。


さくらは、屋上から飛び降りようとした澪奈からもう楽にしてほしいと頼まれて、澪奈をつかんでいた手を自ら放してしまった=私が殺した、と語っていましたが、実際はそうではなく、最後の最後まで澪奈に生きてほしいと願っていたのです。今回柊もまた屋上から身を投じ、さくらと他の生徒たちによってその手を掴まれて助けられました。


もう自分を責めるな


親友を救えなかったと苦しんでいたさくらはどんなに救われたことでしょうか。


また柊の授業は、不特定多数のMIND VOICEのユーザーへのそれで締めくくられます。一連の事件を通し、彼らがどんなに浅はかで単純で節操がなかったかを指摘し、発言する前によく考えてほしいと訴えました


お前の自覚のない悪意が景山澪奈を殺したんだよ!景山を殺した本当の犯人はSNS MIND VOICEだ!!


柊がどんなにそう訴えても、MIND VOICEのユーザーたちは、そんな柊に罵詈雑言を浴びせ続けます。


うざい!キモい!死ね!!


柊も言っていたけれど、その言葉を、面と向かって言うことができる人がどれだけいるのでしょうか?普段言いたいことの半分も言えない人だからこそ、そうしたストレスを見ず知らずの相手に吐き出してしまうのではないでしょうか?


右に倣って吐いた何げないひと言が相手を深く傷つけるかもしれない。独りよがりに偏った正義感が、束になることでいとも簡単に人の命を奪えるかもしれないってことを、そこにいる君に!これを見ているあなたに!


一人一人の胸に刻んでほしいんだよ


本当によくぞここまで思い切って良いドラマを作ってくれましたね。心から感謝したいです


おかしくなっていた武智も、ようやくこの言葉に胸を打たれ、現場に来ていた文香に心からの謝罪をしました。すべての授業を終えた柊は郡司に逮捕されましたが、それからは治療に専念して1年ほど生き延びてくれたそうです。その最後まで決して諦めない姿勢もまた子どもたちへの大いなる励ましとなったことでしょう


さくらは柊の三回忌で、柊の遺影に向かってあの10日間は自分にとっての青春だった、柊の祈りが皆に伝わっていてほしいと願っている、そう語りかけました。


そして不特定多数のネット民は、相も変わらず、汚く心無い言葉を吐き捨て続けています。


が、たった一人の男の子(舘秀々輝~堀江宗太@高嶺の花)が、いつものように吐こうとした汚い言葉を、最後の一瞬で思いとどまり、デリートしてくれました


これはテレビだから皆が見ていたけれど、たとえ誰も見ていなくても、それは勇気ある素晴らしい行為、彼が今後成長するだろう最初の一歩に他なりません


おばさん自身もまた、誘惑に駆られそうになった時、柊の言葉を思い出して踏みとどまろうと思います。素晴らしい問題提起を本当にありがとうございました


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