刑事フォイル(Foyle's war)あらすじと感想 第41話 反逆者の沈黙

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刑事フォイルFoyle's war】の41話は「反逆者の沈黙」(The Hide~隠れ家)です。これまた様々な見どころがあって面白かったですね。以下ネタバレのあらすじです刑事フォイルのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ


まず、ついにフォイルの後任、クラークソンがやってきました。これでようやくフォイルは念願の渡米を計画します。旧友のハワード司令官(Rupert Frazer)にヴィザ取得を頼んだところ、クイーン・メアリー号が徴用されて軍関係者しか乗れないため、MOI(情報省)に頼んで講演旅行の名目でようやくヴィザが取れたのだとか。


時はちょうど日本に原子爆弾が投下されたところらしく、クラークソンは、これでようやく戦争も終わって新しい時代が来るというのに、フォイルがいまだに過去の事件にこだわっていることを不思議がりました。これが次回につながるようです


その月の17日には船が出航するというあわただしい時期に、フォイルはある新聞記事に目を止めました。ジェームズ・デヴェロー(Andrew Scott~ジム・モリアーティ@SHERLOCK)が、大逆罪で裁判にかけられるという内容です


一面を飾ったジェームズの写真をまじまじと眺めたフォイルの脳裏には、かつての自分とひとりの女性の姿が浮かんだようです。それが何を意味していたのかは、最後の最後に明かされました


さてそのジェームズはドイツ軍の捕虜になった後、ナチスに加担する組織の「イギリス自由軍団」(The British Free Corps)に入隊したそうです。ユニオンジャックをつけたドイツ軍の制服を着てソ連軍との戦いに送られ、ドレスデンの爆撃で死亡したと思われていたのが、しばらく経ってからソ連軍から送還されたのだそうです。


ジェームズの家は由緒正しい家柄で、その屋敷は地元で「ホワイト・フライアーズ」と呼ばれていました。父親のSirチャールズ(David Yelland)は議員をしており、ジェームズの生母は20年前に鹿に襲われて亡くなったそうですが、後妻のジェーン(Anastasia Hille)も、ジェームズとチャールズを心底心配していたようです。


フォイルはなんとかしてジェームズを救おうと調査に乗り出しました。ジェームズにはアラン・ディーキン(Will Keen)という戦争で左目を失った弁護士が付いていましたが、ジェームズは何も話そうとしなかったそうで、このままでは間違いなく国家反逆法が適用されて絞首刑になってしまいます。刑の執行予定日は、フォイルの出航予定と同じ17日です。


フォイル自身も早速ジェームズの面会に行きますが、ジェームズは、知らない人には話したくないと言って何も語ってくれませんでした。でもフォイルはその様子から彼の無実を確信したようです彼は無実だ!何としても救わねば!( `ー´)ノ


その後フォイルはディーキンとともにSirチャールズに会いに行きました。Sirチャールズはジェームズが家名を汚した、いっそ戦争で死ねばよかったと憤慨するばかりでしたが、人の好さそうなジェーンはフォイルの好奇心を満たしてくれます。ジェームズは昔ピアノが得意だったそうなのに、ピアノの教師が宝石を盗んで捕まって以来、ぷっつりと弾くのを止めてしまったのだそうです


フォイルはまたしても、今度は「Decline and Fall」(大転落)という小説を手にジェームズに面会に行きました。ジェームズもエヴリン・ウォーは好きだと歩み寄りを見せましたが、フォイルの口ぶりから父の様子を察し、またフォイルが今のジェームズを見たら母親が喜ばないと語ると、態度を一変させてしまいます


一方、時を同じくして、アグネス・リトルトンという若い女性が寝室で絞殺されるという事件が起きました。大家のラムジー夫人(Georgie Glen)はかつてホワイト・フライアーズで家政婦をしていたそうで、アグネスは現在Sirチャールズの秘書をしていたそうです。


犯人とみられる男はアグネスを殺した後、寝室に飾っていた写真を盗んでいきました。ラムジー夫人が語ったところによると、恋人の写真だったようですね


捜査にやってきたポールは、アグネスの友人だというシルヴィー・ジョンストン(Maggie Service)に会いに行き話を聞いたところ、アグネスの恋人はドイツの捕虜だということでした。その彼は諜報活動をしていたとも教えてくれます。もうこの時点で恋人はジェームズではないかとの察しはつきましたね


アグネスは、その恋人の友達に会おうとしていたことも明らかになります。


一方で、ジェームズの友人を名乗るジャック・スタンフォード(Richard Goulding)が、ディーキンに会いにやってきました。その会話から、どうやらジェームズが余計な話をしていないか探っている様子が伺えましたね。ディーキンから、ジェームズは罪を認めていると聞くと、あっさり帰ってしまいます。


その頃フォイルはデベロー家のことを調べにラムジー夫人の家を訪れました。夫人は、家政婦としての守秘義務があると言いながらも、幼い頃のジェームズについて語ってくれます。ジェームズはキャロラインの死後、すっかり変わってしまったそうです。


フォイルは感慨深そうにうつむきながら、A happy family, would you say?(家族は幸せだったのか)と尋ねました。1度目の視聴では何とも思いませんでしたが、すべてを知って再度視聴すると、フォイルの心情が切々と伝わってくるシーンですずっと心配だったのね~きっと(;´Д`)


フォイルはさらにピアノ教師についても尋ねました。彼はサイモン・ロスシュタインというユダヤ人だったそうで、キャロラインが死ぬ数週間前に邸から宝石を盗んだという理由で逮捕され、5年の重労働を命じられた結果、獄中で死亡してしまったのだそうです


またラムジー夫人は、アグネスの洋服のポケットに入っていた手紙を見せてくれました。アグネスは、ロンドンの「The Crown Hotel」にいるジョージ・アームストロングという人物宛に、「恋人のジャック」からの手紙を転送しようとしていたらしい。この辺がまた同じジャックでややこしかったですよね


フォイルは、現役でこの事件を捜査中のポールに敬意を払い、この手紙を見せに来ました。また部下のパーキンスが実に使えなくてポールも気の毒でしたよね


ポールはその内容をまったく不思議に思いませんでしたが、フォイルはその不自然な表現に気づきます。日付の表記が普通とは逆だったり、言い回しが自然じゃなかったりしたのだそう


その後フォイルは、かつてロスシュタインの裁判を担当したヘンリー・ブレイクスウェイ(Paul Webster)に会いに行きました。フォイルは、ロスシュタインは初犯だったにもかかわらず過剰な判決を下したブレイクスウェイにはSirチャールズからの圧力がかかっていたらしいことに気づきます。ふたりはかなり親しい間柄だったようです。


ロスシュタインの父親のアイザック(Leon Lissek)も、息子のサイモンは無実だったと訴えました。サイモンは、キャロラインとジェームズのためなら何でもしたほど二人に尽くしていたのだそうです。サイモンの罪はキャロラインと親しくなり過ぎたこと


またフォイルはクラウンホテルへ行ってジョージ・アームストロングを捜しました。受付のディロン(Ian Bartholomew)は、アームストロングは知らないが、住所がこのホテルなら手紙を預かると申し出ますが、フォイルは本人が現れたら連絡するよう言って出て行きます


ディロンは早速何者かに電話をしました。その相手がMI9(情報局第9課)のエドワード・ブレナー(Dominic Jephcott)のようでしたね。MI9では戦地に向かう兵隊たちに敵地からの脱出方法や危機回避の技術を教え、もし捕虜になったら相手の戦意を喪失させるよう訓練していたそうです。


スパイになった兵隊たちは、暗号を使った手紙を家族や友人宛に書き、それをMI9に転送する仕組みになっていたらしいです。その上、彼らの記録は爆撃ですべて消えてしまい、誰が諜報活動をしていたのか知るすべはなかったそうです。


ジャック・スタンフォードもその諜報員の一人だったそうで、ジェームズを介して知り合ったアグネスに手紙を送っていた、アグネスが亡くなったことは新聞で知ったと語りました。ジェームズとは同じイギリス自由軍団に所属していましたが、彼が何をしていたかは知らないそうです。


そこでフォイルは、もう一度ラムジー夫人に会いに行き、「ジャック」という名前に覚えはないかと尋ねました。夫人は、ジャック・スタンフォードは知らないと答えましたが、フォイルはその様子から、他のジャックに心当たりがあるのではないかと迫ります。


ええ、ジャック・ハーカウェイなら


ジャック・ハーカウェイとは冒険漫画の主人公で、かつてキャロラインは冒険ごっこが大好きだったジェームズを「ジャック」と呼んでいたのだそうです。そう、アグネスの恋人のジャックは、ジャック・スタンフォードはではなく、ジェームズだったのです


ジェームズが大逆罪で逮捕されたのをいいことに、同じ自由軍団にいたジャックはジェームズに成りすましましたが、その嘘がバレないようにアグネスを殺したのだそうです。ジェームズとアグネスは幼馴染だったそうですが、獄中のジェームズはアグネスの死を知りませんでした。


ジェームズに面会したフォイルは、ついに、ジャック・スタンフォードこそが裏切り者の殺人者だと突き止めます。MI9に協力していたのはジェームズの方でした


こうしてジェームズの絞首刑は中止され、フォイルはその事を家族に告げに行きました。そして今度はSirチャールズの番だと言って、過去の罪を暴きだします。Sirチャールズは、妻のキャロラインと親しくなったサイモンに濡れ衣を着せて逮捕させ、それを知って怒ったキャロラインが家を出ようとしたのを止めるために、キャロラインを事故に見せかけて惨殺したのだそうです


そして幼かったジェームズは、父が母を殺すのをその目で見ていたそうです。それでジェームズは今回、そんな父への当てつけのために、家名を汚して処刑されようとしたらしいです


ここでようやくフォイルがジェームズに真相を打ち明けました。フォイルはジェームズの母で篤志看護婦をしていたキャロラインをことのほかよく知っていたのだそうです。その頃既にキャロラインはチャールズと結婚しており、そのお腹の中にはジェームズがいたのだそう。


Christopher, I'm so sorry .I can't see you again and I want you to promise that you'll never, ever try to contact me again, whatever happens. Now I have to think about the child, so I'm going back to Charles.
クリストファー、ごめんなさい。もう二度と会えないし、たとえ何が起きようと連絡を取ろうともしないでほしい。今は子どものことを考えなければならないからチャールズのもとへ帰るわ


ふたりの間にロマンスが芽生えていただろうことは想像に難くありませんねフォイルもアンドリュー並みに恋多き男だった?(;´Д`)。それでフォイルは愛した女性の忘れ形見を何としても救いたかったのですねいやロザリンドと出会ってからは彼女一筋でしたよね♪


一方のサムもアダムと大活躍でした。何でもヘイスティングズに再開発計画が持ち上がり、採算の取れない下宿屋などいっそのこと辞めたいとこぼしていたアダムには渡りに船だったのですけれど、昔からあるハイクリフ緑地も潰されると知ったアダムとイブ、否、サムは、住民運動を起こして反対します


そこへフォイルが現れて、ハイクリフ緑地には確か遺跡があったはずだと教えてくれました。かつて小学校でフォイルを教えたというロングブリッジ(Denyse Alexander)先生が、クリストファーは質問ばかりする子どもだったと明かしたのには大笑い。幼い頃のフォイルが目に浮かぶようですね


そのおかげで緑地は無事だったのですけど、おそらくはガス漏れが原因でアダムの下宿が爆発してしまいます。下宿人を救う傍ら、アダムがどさくさ紛れにサムにプロポーズしたシーンがまた楽しかったですね~。なんとロマンチックなんでしょうか


もちろんサムも承諾し、今は4人の牧師と1人の主教という親戚を相手にどこで結婚式を挙げるかに頭を痛めているそうです。アダムは今回の住民運動をきっかけに政治家になると表明し、サムはたくさん子どもを産んでいっぱい甘やかせると断言しました


いや~サムのウェディングドレス姿が見たいですね~やっぱりそこにはフォイルも出席しなくては


次回は原爆がテーマ(?)のようです。これまた心して視聴に臨みたいものです


これまでに視聴した欧米ドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編

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コメント 3件

コメントはまだありません
こん
ぎた~ふぐさんへ  
拍手コメントをありがとうございます♪

ぎた~ふぐさん、こんにちは~♬
いつもお立ち寄り頂きましてありがとうございます(^^)/。

今回のエピソードも面白かったですね~。
おお、ユニオンナチスと呼ぶのですね。
なかなか放送されなかったのも
こうした政治的描写が原因だったのかもしれませんね(^_-)-☆。
欧米の透明性が羨ましいですね(;´Д`)。

ふふ、その可能性についてはアタイもちらりと考えましたよ~( *´艸`)。
でも、もしモリアーティ(爆)がフォイルの息子だったら、
たとえキャロラインが何を言っても、
フォイルなら決して放っておかなかったのではないかと考えなおしました(笑。

フォイルの子ども時代も想像するだけで笑えてきますね。

次回の放送も楽しみですね~(^^♪。こん

2019/04/22 (Mon) 06:38 | 編集 | 返信 |   
tani  
反逆者の沈黙について

刑事フォイルの再開を切望していました。
終戦直後のイギリスを描いていて、当時の世相や
人々の暮らしが分かり、飽きさせません。
戦勝国なのに、こんなに暗く苦しい生活だったのかと
驚きの連続です。

「反逆者の沈黙」はフォイルの過去のロマンスも
盛り込まれ、興味深い内容でした。
ただアグネスを殺した犯人の動機が弱いような気がしました。
戦後編では、当時の社会問題にスポットが当たりすぎ、事件の謎解きの
面白さがやや欠けているような気がするのは私だけでしょうか。


2019/04/23 (Tue) 11:13 | 編集 | 返信 |   
こん
taniさんへ  
お久しぶりです♪

taniさん、こんにちは♪
またご意見をお寄せくださいましてありがとうございます^^。

>戦勝国なのに、こんなに暗く苦しい生活だったのか

まさにその通りですね~想像だにしませんでした(;´Д`)。

また謎解きよりも社会問題にスポットが当たっているというのは
おっしゃる通りだと存じまするが、それに加えて、
やはり以前のように「前後編」の放送ではないことが
少なからず影響しているのではないでしょうか。

私も謎解き大好きなので、
いっそ半分辺りで止めてあれこれ妄想を膨らませてあらすじを書き、
しばらくしてから後半部を見ようかとも思ってはみたのですが、
目の前に美味しいエサがあるとついパクつかずにいられません(爆。

とはいえ、taniさんもおっしゃっているように
実に見ごたえのあるドラマであることには間違いありませんよね(^_-)-☆。

来週の放送も楽しみですね(^^)/。こん

2019/04/23 (Tue) 15:14 | 編集 | 返信 |   

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