無実はさいなむ ネタバレと感想 第1話 皆に動機がありそう

アガサ・クリスティー原作のミステリー、【無実はさいなむ】(Ordeal by Innocence)が始まりました。タイトルは何度も耳にしましたが、小説も映画も(たぶん)未見です。BBC制作のこのドラマは全3回だそうで、本日は1話めを視聴ました。いやいや、皆怪しかったです。以下、できるだけ時系列でまとめたネタバレのあらすじです無実はさいなむのネタバレ感想行きますよ~(^^)/


サニーポイントという邸宅に住む資産家のレイチェル・アーガイル(Anna Chancellor)は、その夫でエジプト好きのレオ(Bill Nighy)との間に実子はおりませんでしたが、孤児を5人も引き取って育てた慈善家としても有名でした。が、子どもへの接し方は非常に厳しく、子どもたちはそれぞれに養母への複雑な感情を抱えていたようです。


子どもの頃の映像で特に顕著だったのはミッキーでしょうか


ミッキーは勉強が苦手でレイチェルの要求に応えられなかったのを苦に自傷行為を繰り返していたようです。成長してから(Christian Cooke)は従軍もし、腕に入れ墨もしていたようですから、独り立ちして少しは落ち着いたのでしょうか。


彼は従軍する前、近くのアーガイル整備工場で働いていたようですが、どうやら一緒に引き取られた黒人のティナ(Crystal Clarke)と深い関係にあったようですね


幼い頃は勉強ができるとレイチェルに褒められていたティナが、成長してからは「汚い!」(Filth! Filth! Filth!)と罵られていたのは、人種のためではなく、そのためではないでしょうか


また「長女」のメアリー(Eleanor Tomlinson)は、いわゆる戦争の英雄だったフィリップ・デュラント(Matthew Goode~フィン・ポルマー@グッドワイフ)と結婚しました。メアリーは子どもたちの中で最もレイチェルを慕っていたようですが、レイチェルはそんなメアリーを鬱陶しがっていたようです


そして、普段から素行の悪かったジャック(Anthony Boyle)は、自分達養子を人とも思わないレイチェルをいつか殺してやると息巻いていました


One day just to crack the shell. See if there's anything inside.
いつか頭を勝ち割って、中に何が入っているのか見てやる


その言葉通り、1954年のクリスマスに、レイチェルは何者かに頭を殴打されて亡くなってしまいます


第一発見者は、メイドのカーステン・リンドストローム(Morven Christie)でした。時刻は午後9時ごろで、血だらけで倒れていたレイチェルを見たカーステンは泣き叫び、その声に驚いて駆けつけてきたレオがカーステンを抱きしめて落ち着かせようとします。


その周り~階段の上には、血だらけのネグリジェに身を包んでいたやはり養女のヘスター(Ella Purnell)とメアリー、そしてこちらもいかにも返り血を浴びた様子のグウェンダ・ヴォーン(Alice Eve)が、それぞれ一人ずつ別々の場所で立ち尽くしていましたヘスターはなんであんなに血だらけなの?。グウェンダはレオの秘書です。


またヘスターは、たぶん、同じ日にレイチェルの訪問を受けていたようですね。クリスマスイヴだから怒らない(I'm not cross, Hester. It's Christmas Eve)、ということは、普段なら怒るようなことをヘスターがした、ってことです。大人しそうに見えたのに、タンクの中にお酒を隠していたのも気になりましたし、予告の「私が殺していたかもしれない」のセリフも意味深です。


でも捕まったのはジャックでした。ジャックは犯行を否認し、犯行時刻には見知らぬ男の車に乗っていたとのアリバイを主張しましたが、凶器のデカンタから血の付いたジャックの指紋が検出されたため、犯人と断定されてしまいます。ジャックに面会に行ったレオも、ジャックにはほとんど愛情を抱いていないようで、嘘をつかずに罪を認めろと言い渡していました


その後ジャックは獄中で他の囚人と喧嘩になり、裁判を待つことなくあっけなく亡くなってしまいます。


それから1年半が経過し、レオはグウェンダと再婚することになりました


長女のメアリーは、何とかしてこの結婚を妨害しようと、式を口実にロンドンにいるミッキーを呼び寄せて唆します。あの女は男好きよ。あなたが誘惑したらすぐになびいてくるわ


でもミッキーは、厄介ごとに巻き込まれるのはごめんだと断りました


そのメアリーの夫のフィリップは、結婚後交通事故で下半身不随となったそうです。レイチェルが殺される前日まで入院していたそうで、それがまずまずのアリバイになりそうですね。今やメアリーに金をせびって飲んだくれているゴロツキみたいになっています


そこへまさかの「証人」が現れました。ジャックがあのクリスマスイブの日に車に乗せてもらったという人物=アーサー・カルガリー(Luke Treadaway)です


物理学の博士と名乗ったカルガリーは、あの日、確かにジャックを乗せたと証言しました。レオが念のため当時の服装を尋ねると、パーティーに出るためにタキシードを着ていた、と答えます。


でもカルガリーの回想によると、彼も嘘をついていたようです。ジャックがレオに伝えたようにパジャマのような服を着ていたカルガリーは、何者かに追われているかのようにおびえた様子で猛スピードで車を走らせていたようなのです


今さらそんなことを言われても~な時期について、カルガリーは研究のために北極に行っていたため、事件のことを知らなかったと語りました。それが最近古新聞でこの事を知り、今からでも証言をして無実のジャックを救わなければと思ったそうです。


レオからジャックはもう死んだと聞いたカルガリーは、すっかり気落ちしてしまいました


しばらくは町のインペリアルホテルに滞在していましたが、そこにミッキーがやってきて彼の素性を調べようとします。ジャックが無実かどうか、確かめたかったのですね。


またフィリップはこっそりカルガリーを食事に誘い、カルガリーをジャックの刑務所仲間と決めつけて脅しました。一緒にレオをゆすって無心しようというのです


いくら下半身が麻痺しているからって、レストランでの食事中に尿瓶に排尿し、ボーイに片づけさせたのには参りましたね。ここまで下品だと、こいつは犯人じゃないという気がしてきます。ま、何の根拠もありませんが


それ以外では、時々流れてくるラジオで「原爆」について伝えていたのが気になりました。1953年というと、イギリスも核実験を行っていた頃ですよね。ラジオでは盛んに原爆が投下された際の対処法を示唆していたようですが、当時は列強各国が互いを牽制していた時期でもあったのですね。


前回の「検察側の証人」もそうでしたが、被害者のレイチェルがまた殺されても仕方ないような=皆から恨まれるひどい人間だというのがまた特徴でしょうか


ということは逆に「恨み」ではなく、彼女を殺して最も得をする人間が怪しいような気もしますね。資産家の妻に養ってもらって道楽を続けておきながら、愛人を作ったレオじゃないかな


と、おばさんの妄想が出たところで、とりあえずはこの辺にしておきまする。来週はどんな話が飛び出すのか、それまた楽しみでござりまするね


前後のあらすじはこちらから

第2話のレビュー→


これまでに視聴した欧米ドラマの視聴リストはこちらです: 視聴ドラマ一覧~欧米ドラマ編

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