ドラマ「それでも、生きてゆく」の11話「光の方に向かって…」は、個人的には実にすがすがしい気持ちにさせてもらえた最終回となりました。 絵に描いたような安易なハッピーエンドに終わらせるでもなく、かと言って、希望の全く見えない悲惨さの中に終わるでもなく、タイトルどおり「光の方に向かって」歩き始めた両家族の生き様が伝わってきて、一服の清涼剤を飲んだ後のような気持ちにさせられました。では以下、それでも、生き...
ドラマ「それでも、生きてゆく」の第10話「対決の果てに」は、腹が立つやら悔しいやら悲しいやら~もどかしい気持ちでいっぱいになってしまいました。以下、早速あらすじを語らせていただきます。 千葉の果樹農家での犯罪から、とうとう文哉の過去が明かされます。隆美と灯里は週刊誌に写真まで報じられてしまいました。 もういやだ、学校なんか行きたくない! 泣き喚く娘を前に、隆美はただ謝るしかできません。ごめん、ごめん...
ドラマ「それでも、生きてゆく」の第9話もなかなか印象的なエピソードでしたね。 「あいつには心がない」 学校においてあった人体模型のように、文哉には、臓器はあるけど心が無い。心が無い人間と対話することは不可能だ。 双葉を前にそう語る洋貴は、文哉を殺す決意を新たにします。あんな人間を生かして置いたらまた犠牲者が出る! そんな洋貴に、兄から連絡があれば真っ先に知らせるとだけ約束する双葉です。洋貴のトラッ...
ドラマ「それでも、生きてゆく」の第8話は、またしても切なかったけれど、と同時に、おばさんが抱いていたもやもやを晴らしてくれたエピソードでもありました。 心に闇を抱えた犯罪者を描いただけの物語なら、他にもたくさんありますし、今さら~な感も無くはないんですが、このドラマ「それでも、生きてゆく」の素晴らしいところは、どんなに辛くても苦しくても、人は「日常」の中で全てを抱えて生きていかなければならない~そ...
ドラマ「それでも、生きてゆく」の第7話は、実に背筋が冷たくなるようなエピソードでした。大竹しのぶ演じる響子が発したあの言葉がなかったら、もう視聴を止めたくなったかもしれないほどです。 でもまずは、洋貴が見つけ出した、文哉の少年院時代に交流があったという看護師=東幸恵の「証言」から振り返ってみましょうか。 必死に逃げ出そうとする幸恵を、洋貴が実家に連れ帰ってきました。文哉に殺された亜希の兄だと言った...
ドラマ「それでも、生きてゆく」は、おばさんが毎週楽しみにしている日本のドラマなのですが、今回もまたしみじみ感動させられました。 妹を殺された主人公の洋貴とともに暮らし始めた響子のところへ、健二の母=隆美(正しくは継母)が訪ねてくるんです。 「久しぶりね。あれ以来だったかしら?」 ふたりは一緒に習い事をしていた仲だったのですね。ちょうど、親しい友達とけんかをした後、ちょっと気まずくなりながらも会話を...