佐藤健さん主演の日曜劇場、【天皇の料理番】は12話が最終回でございました。時は昭和~日清・日露戦争を経た日本がついに太平洋戦争に突入した時代がメインとなっています。これまでにも、特に周蔵や周太郎の口からよく聞かれた「お国のため」という言葉を全日本国民が発して耐えに耐えたこの時代、果たして「天皇の料理番」という、ちょっと見には「特権階級」にも思える地位についていた篤蔵が、いったいどのように生きていった...
佐藤健さん主演の日曜劇場、【天皇の料理番】の11話は「皇居編~最愛の人と最後の晩餐」です。これまた実に感動溢れる内容でした。悲しかったけど温かい~まさに、寒いけど心の中がポカポカと温まってくるような、そんな優しい優しい雪の様なエピソードでございました。以下またしてもちと長めのあらすじです。関東大震災の後、篤蔵一家は桐塚の家に厄介になっていたそうです。病後ではあっても、ただひたすら家族が無事でいたこと...
佐藤健さん主演の日曜劇場、【天皇の料理番】の10話は「皇居編~関東大震災と家族の決意」です。これまで主に篤蔵、そして一度だけ周蔵の口から聞かれた「どやっじゃあ!」が、いつも物静かで上品な俊子の口から洩れたのが何とも印象的なエピソードでした。本物の強さは優しさからくるとつくづく実感した次第です。以下ネタバレのあらすじです。このたび篤蔵は、めでたく俊子と再婚する運びとなりました。鯖江では実家の両親たちが...
佐藤健さん主演の日曜劇場、【天皇の料理番】は9話「皇居編~ザリガニとご即位の御大礼」もまた実に面白かったですね~。おばさんにしては珍しくリアルタイムで見たんですが、まだこのドラマのテーマ曲=エルガーの「威風堂々」が耳から離れません。最初は、俊子も語っていたように、のく蔵、ペテ公、黄色い猿と呼ばれ続けた、誰の目から見てもちんけな男だった篤蔵が、堂々とその名を「天皇の料理番」として天下に知らしめたので...
佐藤健さん主演の日曜劇場、【天皇の料理番】は8話もまた実に感動的でした。自分自身の内なる欲求と兄との約束に板挟みになった篤蔵の苦悩、そしてそんな彼を見守る新太郎やフランソワーズのジレンマもまた痛いほど伝わってきて、つい自分も真剣に一緒に悩んでしまったおばさんです。以下簡単なネタバレのあらすじです。篤蔵がパリに来て3年が過ぎ、今やパリは篤蔵にとっての「第二の故郷」となっていました。あれから同棲してい...
佐藤健さん主演の日曜劇場、【天皇の料理番】は7話の「パリと差別と結婚」も面白かったですね~。篤蔵がパリへ渡った時代が時代だけに、その苦労が偲ばれて、思わず大声で応援したくなりました。以下簡単なネタバレのあらすじです。篤蔵は、スーツ姿に背中に宇佐美の牛刀をくくりつけるという、いかにも人目を引くいでたちで、フランスの日本大使館へやってきました。桐塚に紹介された大使の粟野慎一郎(郷ひろみ)に会うためです...