竹中直人さん主演の「酔いどれ小籐次」~最終回は「祝言日和」です。最後はいったいどうなるのかと、あれこれ気をもんだりしましたが、ちょうどよいところに落ち着いてくれて一安心でした。以下、最終回のあらすじを簡単にまとめさせていただきまする。 歌人として独立することになったおりょうは、久慈屋が仲介になって手に入れた屋敷を改築し、そこにそのまま小籐次と駿太郎を迎え入れるつもりのようです。 一方、小籐次の長屋...
竹中直人さん主演の「酔いどれ小籐次」~第12話は「父の背中」です。これもまたなかなか良いエピソードでございました。 おりょうが水野監物から暇をもらい、歌人として独立することになって、いよいよ小籐次との祝言も秒読みかと思われる中、そんな小籐次とおりょうを心から祝福しながらも、秘めたる思いが溢れ出るのを抑えられなかったようなおこうの心情もまたなんとも哀れで切のうございました。 それに対して、子どもは純真...
竹中直人さん主演の「酔いどれ小籐次」~第11話は「偽小籐次」です。今回も、なかなか楽しいエピソードもございましたが、全体を通してはなんだかひどく物悲しく、どよよ~んとさせられてしまいました。何せおばさんは片岡鶴太郎さんが大好きなのです。 お世辞にもイケメン(昔なら美丈夫?)とは言えない小籐次を見に多くの人が長屋に詰めかけてきます。あれほど世間を騒がせている酔いどれ小籐次さまはいったいどんだけキリリと...
竹中直人さん主演の「酔いどれ小籐次」~第10話は「かなわぬ夢」です。ここ数話は、お顔に似合わぬロマンチックな話が多いでござるね~酔いどれ様。 今回は、久慈屋の孫娘のお八重と、本家から来ていた手代の浩吉の縁談がまとまったことで嫉妬した番頭が、逆恨みで昌右衛門や小籐次の命を狙うというストーリーでした。特に小籐次は、以前 「酔いどれ小籐次」 の名を取った、万八楼での大酒飲み大会に参加しているところを不...
竹中直人さん主演の「酔いどれ小籐次」~第9話は「かたき討ち」です。前半はなかなか艶めいていて「枯れ木に花」かと思われましたが、最後にはちゃんと「酔いどれ様」らしいほのぼのしたエンディングだったのが、また何ともおばさん好みでございました。 前回小籐次がおりょうのために作った行灯を前に、寝間着姿の小籐次とおりょう~いつのまにそんな展開に?とわが目を疑ったところ、やはりこれは小籐次が見た夢だったようです...
竹中直人さん主演の「酔いどれ小籐次」~第8話は「心の灯」です。 今回のこのタイトル「心の灯火」は、小籐次がおりょうに手作りの扇をかたどった行燈を贈ったところ、これを喜んだおりょうがまだ明るい時分から障子を閉め、実際に灯をともして感動していたシーンから来たものと思われます。この時ふたりで交わした会話や駿太郎の言葉から、おりょうもまた自分を心憎く思ってくれていることを知った小籐次が、その美しい行燈のよ...