アンネ-トルコ版Mother ネタバレと感想 第23~25話 大人たちの罪

「Anneアンネ」も毎日見ていましたが、なかなか語れずにおりました。今日は23話から25話まで(順不同で)まとめて&ネタバレで語らせていただきまするアンネのネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

アンネを守るために

ずっと沈黙を守り通していたトゥルナも、つい、我慢できずに、シューレの携帯でゼイネプに電話をかけました。それを見たシューレは激怒し、トゥルナを警察へ連れていきます。それでトゥルナは、ゼイネプを守るために、わざとシューレを「アンネ=ママ」と呼びました。娘が誘拐されたと訴えようとしていたシューレは、そんなトゥルナの説得に負けて、何もなかったことにしたようです。

トゥルナが一生懸命作り笑顔でシューレのご機嫌を取ろうとしたのがまたなんとも痛ましかったですね。シューレはこれでなんとか落ち着きましたが、今度はジェンギズがしゃしゃり出てきます。ルハトがゼイネプから金をもらったのを知ったジェンギズは、今後は自分がゼイネプと交渉すると言い出したのです

ジェンギズはトゥルナに会わせると言ってゼイネプを呼び出し、20万リラ寄こせと要求しました~トルコリラは現在約13円だそうです。それというのも、シューレがトゥルナをクラブに連れて行ったのがボスにバレ、しかもここに例のアンカラの課長=ラシムが乗り込んできたために客が逃げたと言われ、ボスから2万リラを請求されたからです。

だからと言って、その10倍吹っかけるのはいかにもチンピラのやりそうなことです

トゥルナは、大好きなアンネに会いたくても、その素振りを全く見せず、徹頭徹尾、他人のふりをしました。それもすべてはゼイネプのためなのです。ゼイネプはトゥルナに「天井に貼ると光る星を渡しました。トゥルナはこれをずっと握りしめて心の支えにしていたようです可哀そうなトゥルナ( ;∀;)

ゼイネプの暴走

ジェンギズから、金が手に入らなければ仕事が無いので引っ越すしかない、と言われたゼイネプは、何とかして20万リラを都合しようとしました。引っ越されたらトゥルナに会えなくなると思ったからです。が、銀行からは、まだ勤め始めたばかりの給料では金は貸せないと言われてしまいました(ていうか既に首になりそうで心配)。それで仕方なくジャヒデに頼むも、キッパリ断られてしまいます

ジャヒデは雪の下から芽を出して花を咲かせる「スノードロップ」を例に出し、スノードロップは可哀想ではない、そうした運命なのだ、虐待を受けている子どもも同じ、放っておくのが彼らのためなのだと語りました

ゼイネプは次にアリにも相談しましたが、同じように金はないと断られます。ジャヒデほど冷酷ではないけれど、ジェンギズのようなクズに金を渡しても、それだけでは済まないことは明白なのです

ギョニュルの活躍

対シューレ

アリから事情を聴いたギョニュルは、10年前に出所した刑務所仲間のベルクスに頼んでシューレを捜してもらいました。ベルクスはそうした世界にかなり顔が効くようで、すぐにシューレが働いているクラブを見つけてくれます。ギョニュルが早速訪れると最初は入店を断られましたが、ベルクスの名前を出したらすぐに入れてもらえました

その頃シューレは控室でトゥルナを寝かせ、自分は念入りに化粧をしていました。ギョニュルを見たシューレは乱暴な口調でギョニュルに噛みつきますが、ギョニュルは逆に落ち着きはらい、シューレへの同情を示します。昔自分にも娘がいた。事情があって手放したけれど、娘の匂いは忘れられないし、今も娘が恋しい

シューレにも深い事情があったのだろうと仄めかされたシューレは、その話に涙します。ギョニュルは、説教がましいことは何一つ言わず、この部屋を暖かくしてやってくれ、困ったことがあったらいつでも訪ねてくるといい、と名刺を渡していきました。それでも罪悪感を刺激されたシューレがイラついて大声を出したので、ギョニュルは、寝ているトゥルナが起きてはいけないとそそくさと退散します。

対ジャヒデ

ドゥルからギョニュルがシューレのいるクラブを突き止めたと聞いたジャヒデは、またしてもギョニュルの店に乗り込んできました。いったい何様のつもりだとギョニュルを罵倒し、これは犯罪なのだ、と決めつけます。でもギョニュルは、ゼイネプは良心に従っただけだと庇いました。窮地にいる子に手を差し伸べただけ

ジャヒデは、そういえばギョニュルも犯罪者だった、と皮肉を言います。でもギョニュルはそんな挑発には乗りません。ジャヒデはゼイネプの育ての親だから不問に付すが、ギョニュルが罪を犯した理由を知っているだろうに、と静かにやり返しました。あ~やはりここは日本版と同じなのですね。さすがのジャヒデも黙り込むしかありません

私も今回だけは娘の力になりたいんです。たとえあの子が間違っていても。あなたは法には詳しいかもしれない。でも母親に法は必要ない。子どもが危なければ、迷わず火の中に飛び込んで助ける。それが母親というものだ。あの子は私の娘だから、たとえ間違っていても守る。

対ゼイネプ

アリから事情を聴いたギョニュルは貯金を全額(22万リラ強)ゼイネプに渡そうとしました。現金がおろせるのは明日になると言って通帳を届けに来たギョニュルをゼイネプは激しく拒絶しますが、ギョニュルはそれをドアの前に置いていきます。それはあなたのお金よ、とつぶやいて

たまたま来ていたアリがその通帳を見て驚きました。それは24年前から定期的に同じ人物から振り込まれていたのだそうです。早速アリが調べると、振り込み人はジャヒデだったことが判明しました。これでゼイネプは、自分がジャヒデに売られたと思い込みます。だったら使ってるでしょ、とっくにそんなことも分からないなんて、ゼイネプはトゥルナよりアホちゃうか?( `ー´)ノ

ゼイネプはそれをギョニュルに言いにやってきました。母親が自分を捨てた訳をもう何年も考えていたが、まさか売られたとは思いもよらなかった、と

三銃士

結局ゼイネプは、妹たちに頼ることになりました。ドゥルは20万リラを作るために、亡き父が娘たち3人に遺してくれた家を売ろうと言い出したのです。ガムゼも賛成してくれました。かつて3人は「三銃士」を名乗り、どんな時でも助け合うと誓っていたそうです

ゼイネプは、必ず後で父の思い出の詰まったその家を買い戻すと約束しました。でもね~ジャヒデがこれに気づきそうですわ

感想~長くて恐縮です

も~ゼイネプがギョニュルに「売られた」と言ったのが腹立たしすぎて、ゼイネプが嫌いになってしまいそうです。そーでなくても前の役(オスマン帝国外伝)ではジャンス・デレさんが大嫌いだったのです。あ~思い出しちゃいけない、と何度も自分に言い聞かせました

また、これはそれを聞く前に~トゥルナが警官に嘘をついた時に、ふと思ったのですが、シューレもジェンギズも、そしてルハトも極悪人だけれど、トゥルナに「嘘」を強いたゼイネプも、やっぱり罪深いのではないのだろうか、と。そこにあったのは紛れもない「愛」だったとしても、本当にトゥルナを愛するなら、あの可愛い子に嘘をつかせずに済む道を、たとえ時間をかけてでもジックリ探すべきだったのではなかろうか、と思わずにいられませんでした

それもまたきっとゼイネプの事情が関係しているのでしょうけどね。実母に捨てられたと思い込んでいたゼイネプは、同じように、しかもこちらはゴミ袋に入れて捨てられたトゥルナを見ては冷静ではいられなかっただろうことは百も承知の上ですが

とはいえ、ジャヒデのようには割り切れません。あのスノードロップの例えは、とても弁護士の言葉とは思えませんね。確かに個人が虐待を受けている子どもたちを全て救うのは無理かもしれないけれど、だからこそ、弁護士資格を持ったジャヒデのような人間が率先して彼らを救う道を模索すべきなのに。トゥルナのことは忘れて自分たちだけ別荘に行こうとは、呆れてものが言えませんでした

またギョニュルが今働いている店の持ち主=ギュルシュムが、ギョニュルの姑だという「ゼイネプ」について話していたのがちと引っかかります。その人ならきっと真相を知っているはずですものね。あ~早くゼイネプにこのゼイネプを会わせてやりたいわ~生きていてくれると良いのですが

Mother
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COMMENTS

こん
Fさんへ
2020/10/08 (Thu) 06:26

拍手コメントをありがとうございます♪

Fさん、こんにちは~♪
今日は午後から出かけるので、早起きして琅琊榜を見ようと、頑張って起きたところです(爆。

で、んね~~~!ギョニュル以外の大人たちをずらりと並べてお説教してやりたいですね( `ー´)ノ。
本当にトゥルナが一番大人ですよ。情けないったらありゃしない(;´Д`)。

あの子を温かい部屋に連れていって美味しいものをたくさん食べさせ、あったかいお風呂に入れた後にふわふわのベッドでゆ~っくり寝かせてあげたい気持ちでいっぱいです( ;∀;)。

今日の放送も楽しみですね(^^)/。こん

こん
hakochanさんへ
2020/10/08 (Thu) 06:29

拍手コメントをありがとうございます♪

hakochanさん、こんにちは。
ブログをご利用いただきましてこちらこそありがとうございます♪

好き勝手に言いたい放題語っているブログですが、お役に立てたようで何よりです^^。
何とかトゥルナに幸せになってほしいですよね~。これからも一緒に応援いたしましょうぞ(^^)/。こん

マキ
2020/10/09 (Fri) 08:19

トラブル一色に突き進んでますね。ズキズキ

ギョニョルさんがシューレに24年間服役してた事を静かに告白した場面、シューレの落涙は母親同士の距離が近づき真心が見えたシーンでした。
最初シューレのルーズな寝ぼけ顔に魅力の欠片も感じなかったのに見慣れてくると、なかなかの美人だなと。
だからこそ舌なめずりがイヤラしいジェンギズなんぞにぶら下がってる状況が残念でならない。
メレクの髪をガリガリ梳かすシーンも痛々しかったな。
あ、メレクを水商売先に同伴し、警察に介入され激怒のジェンギズに半殺しにされたシーンは…
酷いかもだけど当然の報いだと思いました。
私がジェンギズでもキレる。
気合い入れて働けって←鬼か(苦笑)
夜の場末のクラブ、狭いタンスに閉じ込められたメレク、警察、ヤクザ、脅迫、激しい暴力…
どんだけ怖い思いさせたらシューレは気が済むのか。
メレクの心や将来を1度考えて欲しい。
それでも親かよー

こん
マキさんへ
2020/10/09 (Fri) 12:20

全般的にだらしない印象ですよね

マキさん、こんにちは♪

ギョニュルとシューレのシーンはなかなか良かったですよね。
今はまだダメダメだけど、これが後の伏線になると期待できますね(^_-)-☆。

でも今はやっぱりまだまだ。。。とにかくシューレは子どもすぎる。どっちが親かわかりゃしない。

>それでも親かよー

その一語に尽きますね(;´Д`)。こん

Anne-トルコ版Mother