Anne-トルコ版Mother ネタバレと感想 2&3話 エイプリルフールの決意
トルコ版Motherというよりはもう「Anneアンネ」として定着させたい気分でいっぱいです。リメイク版だし、前も散々語ったし、と今回は冷静でいようとしていたのですが、やっぱり、語りたいという気持ちには抗えませんでした
。以下早速ネタバレです
。
第2話
メレクがジェンギズに虐待されていることは明らかなのですが、学校側は事を荒立てたくない様子が見え見えでした。唯一、親身になってくれていたセズキンも結婚式が近いらしく、メレクのことよりウェディングドレスの方が気になってしまったそうです
。
その間もジェンギズの虐待は続きました。メレクは片目を殴られた上、こっそりスナック菓子を食べようとしたら、黒いゴミ袋に入れられてしまいます
。さすがのシューレもこれは看過できず、メレクの名前を呼びながらゴミ袋からメレクを助け出しました。メレクは無邪気に笑って「かくれんぼ」をしていたのだと教えます。もちろん嘘です
。
メレクはまたしてもウサギのサクズを連れてモスクへ行きました。そこをゼイネプに見つかってゼイネプの家に連れていかれます。ゼイネプはセズキンに連絡をして、自宅に連れていってもらうことにしました。
その間メレクはテーブルに置いてあったクッキーをしばらく見つめた後、サクズにあげてもいいかと尋ねます。半分をウサギに与えた後、甘いものはたくさん食べさせられないからと言って、残りの半分を自分の口に入れました。メレクはビスケットを食べるにも言い訳が必要なのです。
ゼイネプはそんなメレクのために簡単な料理を作りました。メレクは美味しいと言って食べ、ゼイネプの母について聞きたがります。ゼイネプは、ずっと会っていない、母を憎んでいるから、と答えました。メレクは驚いた顔でゼイネプを見つめます
。
食事が終わると、ゼイネプは、普段は一人でいるから客には慣れていない、何をしていいか分からないと率直に伝えました。メレクは、互いの一番好きなことを教え合おうと言い出しますが、ゼイネプは、ない、と答えます。でもメレクは机の上に置いてあった羽を見つけ、ゼイネプは鳥が好きなのだと見抜きました
。大好きな渡り鳥のことになると、ゼイネプの顔も生き生きと輝きます
。
同じように目を輝かせてゼイネプの話を聞いていたメレクに、ゼイネプは、明日一緒に渡り鳥を見に行こうと誘いました。今日はここに泊まればいいというゼイネプに、メレクは、ママが心配すると答えます。メレクはいかにも当てが外れたというかのように、そうね、と言って、メレクを送り出しました
。
翌日ゼイネプは念願だった渡り鳥の研究チームから誘われて学校を辞めることにします。メレクにも、渡り鳥を見に行く約束などしていないし、予定は変わるものだ、相談事はセズキンにするよう言い渡しました。メレクは「お前も他の大人と同じか」という顔をして去っていきます
。
メレクが帰宅すると、サクズがいませんでした。シューレも知らなかったらしくちょっと驚いた顔をしながらも、すぐにジェンギズの仕業だと悟り、メレクにはサクズは死んで天国へ行った、と教えます。天国は苦痛のない世界よ。生きている者は皆悲しむから。
自分ではなくジェンギズの仕業だと続ける母に、メレクはうつむくばかりです。メレクは涙を流しながら、サクズに話しかけました。そこはきっと楽しいよ。私は大丈夫。
が、決して大丈夫などではありませんでした。
その夜ジェンギズは、メレクに食事の支度をするよう命じました。メレクは一生懸命パンとお茶を用意して運びましたが、途中でこぼしてしまいます。それに怒ったジェンギズはメレクをひどく叱りつけた後、メレクに口紅を塗るよう命じました。メレクが渋々言われた通りにしたところに、シューレが帰宅します。シューレは、メレクがジェンギズを誘惑していると誤解し、持っていたバッグでひどく殴りつけました
。こんなことをしてただじゃ置かないっ!!
シューレはメレクをゴミ袋に入れて通路に出し(=捨てて)、ジェンギズにはホテルに行こうと命じました。夜通し遊ぶわよ!
一方のゼイネプは、旅立つ前にメレクが家に忘れていった大切な手帳を返そうと、メレクの家へやってきました。そこで、メレクがゴミ袋に入れて捨てられていたことに気づきます。ゼイネプは急いでメレクを助け出し、自分の家に連れ帰りました
。
いかにも心配そうに、何がしたい?何か作ろうか?と尋ねると、メレクはモスクに行きたいと言って記事を差し出します。赤ちゃんじゃないとダメかな。
ゼイネプはすべてを察し、メレクのために涙を流しました。
第3話
ゼイネプは翌日、メレクを海岸に連れていきました。そこで可哀想なメレクを自分の子どもにする、と決意します。私があなたのママ(アンネ)になるわ。
メレクは何度も「アンネ、アンネ」と叫びながらゼイネプに抱き着いて号泣しました。捨てられたんじゃない、あなたが捨てるのよ。私をママと呼べる?
ゼイネプはメレクに作戦を授けます。いつもと同じように家を出るの。荷物を持ち出しちゃダメよ。港へ行ったら人目につくようにして、誰かが見つけてくれたら、赤い帽子を海に落として。
メレクは言われた通りにしたのですが、唯一、いつも首にかけて出かける家の鍵だけは家に置いてきてしまいました。もう帰ってこないことが分かっているからです。
作戦は成功し、メレクは海に落ちたことになりました。捜索隊が出てメレクを探していたのが1話の冒頭シーンです。その後メレクは、ゼイネプから「トゥルナ」という新しい名前を付けてもらいましたが、でもとりあえずしばらくはメレクで通しまするね。
一方でゼイネプはメレクの髪を帽子に詰め込み、一見男の子のような格好をさせて街を出ました。行先は養母=ジャーヒデ(ギュレナイ・カルカン)のいるイスタンブールです。途中で記者のアリ・アルハンに出会って焦りましたが、アリは「行方不明のメレク」を捜しに出かけていきます。
女の子が海に落ちたというニュースはそこでも大々的に報道されていました。途中で引っかかった検問では、子どもの身分証を見せろと言われてしまいますが、メレクがトイレに行きたいと言って難を逃れます。が、実際トイレに行っている間に、バッグが置き引きに遭ってしまいました
。
ゼイネプは仕方なくジャーヒデにお金を借りに行くことにします。ゼイネプはジャーヒデが何かしてくれるたびに申し訳ないと感じていたそうで、できれば頼りたくなかったでしょうに。
その頃そのジャーヒデの法律事務所には、ジャーヒデに弁護されて服役中だったらしい、ゼイネプの実母=ギョニュル・アスラン(ヴァーヒデ・ペルチン)が釈放されて出てきます。ギョニュルはとりあえずジャーヒデの事務所の近くで働くことにしたらしく、ゼイネプを養女にして育ててくれたことへの感謝を伝えに行きました。が、ジャーヒデは、二度と会わない約束だとギョニュルを追い返そうとします。ゼイネプは養女だと知っているけれど、妹たちは本当の姉だと思っているのだと伝えました。
それでギョニュルはせめて写真だけでもほしいと頼み、ちょうどデスクに飾ってあったゼイネプの写真をもらって帰ることにしました。そこでジャーヒデの事務所目がけて歩いてきたゼイネプと遭遇します
。まさに今貰って来たばかりの写真の我が子が目の前を歩いているのですから、気づかぬはずがありません。ゼイネプはギョニュルの母親にそっくりなのだそうです
。
ゼイネプやメレクももちろんですが、このギョニュルもなんともいえぬ温かい雰囲気を持った女性でしたね。いったいどんな罪を犯したというのでしょうか。
あ~もう85話、どっぷりハマりそうな予感がしますです。
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