アンネ-トルコ版Mother ネタバレと感想 第43&44話 遅まきながらの反抗期?
「Anneアンネ」の43話と44話を視聴しました。ゼイネプの態度が「今頃やってきた反抗期」ではないかと思った時、ようやく納得が行きました。そうした時期を経てないから、ゼイネプはいつまで経っても大人になれなかったのかな
、と。以下2話分まとめたネタバレです
。
ギョニュルへの虐待
これについては既にシナンも知っていました。どうやらアリが伝えたようですね。アリも、ギョニュルに対するゼイネプの態度を見て大体の事情を察し、説明しようとしたのですがさせてもらえず
、結局はシナンが話しました。ギョニュルは夫のムスタファからひどい虐待を受けていた。誰にも言えなかったのは、それが家族の問題だからだ
。
ゼイネプはギョニュルの店へと向かいました。ギョニュルは留守で、代わりにゼイネプばあさんが出てきます
。おお、ゼイネプ!私の可愛い孫!!
ゼイネプも、それが祖母だと知って最初は嬉しそうにしていましたが、ゼイネプばあさんがギョニュルを殺人犯呼ばわりすると看過できずに反論します。
母が父を殺した理由をご存じないのですか?先に死にかけたのは母です!!
そう言ってその名をもらったゼイネプばあさんをとことんやり込めますが、でも、どうしてもギョニュルを許せないと息巻きました
。私は父と母を同時に失った!
その様子を少し前に戻ってきたギョニュルが見ていました。立ち去ろうとしたゼイネプはギョニュルに、どうして直接言ってくれなかったのだ、と言って責め立てます
。
私はあなたを許せません。病院の付き添いは他の人を捜します。
ゼイネプはそう捨て台詞を残して去っていきました。この一見矛盾した行動を理解するには「反抗期」を当てはめるしかありませんよね。
ゼイネプはアリにも文句を言います。知っていたならなぜ言ってくれなかったのか。これも、アリは言おうとしたのにゼイネプが聞こうとしなかったんですって
。
でもアリはここはおとなしく引き下がってしまいます。自分よりシナンに分があると思ったからですかね~。それに、もしギョニュルがゼイネプを庇って夫の殺害に及んだとしたら、ギョニュル自身がそれだけはゼイネプに知られたくないでしょうからね
。
誘拐
今度はジェンギズがトゥルナを誘拐しました。さすがのシューレもそうは言えず、ジェンギズ=「父親が連れ帰った」と嘘をつきます。慌てて家に帰るとジェンギズが待っていましたが、トゥルナの姿は見えません。ジェンギズは、シューレがトゥルナという金づるを使って金を手に入れたと誤解していたため、今度は自分が金を得る番だと考えていたのです
。
ジェンギズは、トゥルナは学校へ行かせたと嘘をつき、実際にはトゥルナを車のトランクに隠していました。そこへゼイネプから相談を受けたシナンがゼイネプと一緒にやってくるのですが、さすがにトランクの中までは探さずに帰ってしまいます
。
ジェンギズはトゥルナを愛人の家へ連れていきました。
一方のシューレはタヒルに相談したらしく、タヒルはジェンギズがクラブの共同経営を持ちかけた店長を捜しだしてくれました。が、どうやらジェンギズの子を妊娠したらしいシューレが、自分が話すとしゃしゃり出てきたため、分が悪いと見たジェンギズはそそくさと逃げ出してしまいます
。
感想
ギョニュルの立場で考えれば、ゼイネプに本当のことを言うのはかなりの勇気が要りますよね。たとえどんなにひどい父親だったとしても、娘がそれを覚えていないのであれば、良い父親だったと思わせておきたいと思うのが心情ですよ
。それを「両親ともに失った!」とか、せっかく母が戻ってきたのにそんなことを言うのは甘えとしか思えません
。これまでゼイネプは誰にも甘えられなかったことを思うと、それも致し方ありませんけど
。
ゼイネプは今、トゥルナの母親になろうとして少しは成長しつつある=他人に心を開くようになったけれど、男性と真剣に交際したことが無いので、男女の愛憎に関しては理解できないかもしれません。そんなおぼこいゼイネプだから、ギュルのアリへの気持ちなど知るはずもありません。ガムゼは、シナンにもアリにもいい顔をしているゼイネプを非難の目でにらんでいました。
またトゥルナはなんとかしてあの家から救い出さねばなりません。蛇の道は蛇、で、やはりタヒルか、もしくは以前の女親分さんのつてを使うしかないですかね。
一方では最近ジェンギズひとりのシーンが多いのが気になっています。確かこのジェンギズは日本版にはないキャラでしたが、先日コメントのお返事にも書いたように、もしかしたら、このジェンギズとムスタファがリンクしているのではないかと妄想するようになりました
。母親のゼイネプにとっては天使だったムスタファも、妻のギョニュルにとっては悪魔だった~その逆で、シューレにとっては悪魔と化したジェンギズも、その母親にとっては天使だったのかもしれない=母親の溺愛があのような息子を作ってしまったのではないか、などなど
。
またシナンの言葉の端々からもその母親の存在が見え隠れしていますよね。シナンの母もDVに苦しんだのかもしれないなどと今日は妄想しきりでした
。
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トゥルナ
まさかゼイネプ家の庭から連れ去られるとは
しかもシューレがシナンに助けを求めないのが悔しくて残念で;
せっかく駆け付けてくれたのに
せっかく警察や新聞記者、弁護士に囲まれてるのにナゼ?シューレ
ジェンギズを逮捕されたくないのかな(アイツのどこが良いの?)
仲間や部下を従えたタヒル、カッコ良かったですね
シューレ、出しゃばらず彼に任せて!
ゼイネプの反抗期説なるほど〜と共感しました
本心ではギョニョルの苦しみや正当性を解ってるハズ
抗ってるのかな、色んな意味で
不運が続いた妹ガムゼにはゼイネプが恵まれて見えるでしょうね
ドゥルの彼氏サルプが変な嫉妬心起こしません様に〜