アンネ-トルコ版Mother ネタバレと感想 第50~52話 ジャヒデの嘘に言葉を失う
「Anneアンネ」の50話から52話まで視聴しました。いや~ビックリしました
。以下早速ネタバレです
。
罪深き嘘
シューレはトゥルナをゼイネプに会わせてくれました。ゼイネプはわざとトゥルナにそっけなくします
。仕事で外国に行くことになった、もうトゥルナとはお別れだ。トゥルナは私も連れて行って、と頼みますが、ゼイネプはダメだと断りました。死を覚悟していたからです
。
その後でも手術は無事成功し、目覚めるまでに少し時間はかかりましたが、これで希望が出てきたと皆が期待していたところに、衝撃の事実がもたらされます。なんとトゥルナが事故で死んだというのです。それもゼイネプに会いに来た帰りに事故に遭ったと「ジャヒデ」が皆に告げました
。
この事実は、ゼイネプにはしばらく内緒にしておかれますが、リハビリを始めた頃に告げられたらしく、ゼイネプは半狂乱になります。
が、それから1年半が経過すると、ゼイネプはシナンと結婚し、アリの新聞社で昇進までしていました。アリはドゥルと交際しており、また念願の本も書き上げます。「ゼイネプ-3種類の人間、女性と男性、それに母親」というタイトルです。
ガムゼはシナンと結婚してもどこか寂しそうなゼイネプを見て、トゥルナのことを忘れていないと確信しました。なんとトゥルナが死んだというのはジャヒデの作り話で、ジャヒデはゼイネプに諦めさせるために空の墓まで作ったのだそうです
。それを知っていたのはガムゼだけでした。ゼイネプはことあるごとにこの墓を訪ねて涙していたようです
。
トゥルナ
一方のトゥルナは、ゼイネプに冷たくされたことが悲しくてなりませんでした。手帳には「ママの嫌いなもの=トゥルナ」と書いて、なんとか諦めようとします。
またシューレとトゥルナが行き場を失っていた時に助けてくれたタヒルに頼んで、ゼイネプの病院に連れてきてもらいました。ママが嫌がるから会いには行けないけれど、と外のベンチに少しでも長く座っていようとします。
そこへジャヒデがやってきて、ゼイネプはもう外国へ行ったと嘘をつきました。トゥルナは、寝たきりで動けずにいたゼイネプが元気になったことを喜び、タヒルと一緒に帰っていきます。外国にも「トゥルナ=タンチョウ」はいるかと尋ねるトゥルナがなんとも健気でございましたね。
そしてタヒルは、シューレとトゥルナの3人で新しい生活を始めようとしていました。が、それをジェンギズに感づかれ、ナイフで刺されてしまったようです。生死はまだ不明ですが、おそらくは殺されたのではないでしょうか
。もしそうだとすると、ジェンギズは(多分初めて)自分の手を汚したということになりますね
。
ジェンギズはシューレのもとへ戻り、トゥルナと3人で別の土地へ移りました。当時はかすかに「子どもは希望」と思っていたようですが、現実はそう甘くありません。トゥルナに加えて赤ん坊の面倒(=金)まで見なければならなくなったからです。もちろん働くのはシューレです
。ジェンギズは、以前と全く変わることなく「ヒモ」暮らしを続けていました
。コイツは死んでも直らんね
。
この間ようやく前歯が生えそろったトゥルナは、一生懸命、生まれた弟=ハサンの面倒を見ています。部屋が寒いと言っては薪を拾いに行ってストーブを焚き、お腹が空いたハサンのために、彼を連れて近所の店に買い物にも出かけました。
が、店主はジェンギズの払いが悪いことを理由に何も売ってくれません。近所の優しいおばさんが、代わりにツケで牛乳とオムツを買ってくれました
。おばさんはトゥルナにお菓子を買うよう勧めましたが、トゥルナは頑なに断ります
。
ハサンにミルクを飲ませながら、自分も何も食べていないトゥルナは、少しだけちょうだい、と言ってミルクをほんの少し口に入れます。トゥルナは、かつてゼイネプが海岸でパンケーキ?を買ってきてくれたことを思い出していたようですが、おばさんは、シューレが(たぶん)スィミットを買ってくれて、まだ前歯の無かったトゥルナが、そのわきの歯でかじっていた姿が懐かしく思い出されました。
こうして弟の面倒を見ているというのに、ジェンギズは「またツケにした=俺の金を勝手に使った」とトゥルナを叱りつけます。シューレも一応は庇いますが、ほぼ諦めている感じでした
。
一筋の希望
ゼイネプの昇進祝いに新聞社へやってきたギョニュルが、部下がゼイネプの机の上に置いていった写真の中からトゥルナが写った1枚を見つけました。ギョニュルはゼイネプには言わず、その写真の場所へ急ぎます
。あの子は生きていたんだわ!
残念なことにトゥルナはまだ見つかりませんでしたが、ギョニュルはきっとジャヒデの嘘に気づいたに違いありません。
姑との和解
それにギョニュル、治療が奏功しているらしく、かなり元気になっていたようなのは何よりです。またギョニュルは、すっかり弱った母ゼイネプと暮らしていました。母ゼイネプは今ではギョニュルに感謝し、頼りきっていたようですね
。それで「ゼイネプばあさん」から「母ゼイネプ」に格上げしました
。
感想
あれほど「私を捨てた」とギョニュルを罵倒していたゼイネプも、トゥルナに同じことをしましたよね
。自分が死んだと悲しませるより、憎ませた方がよいと判断してのことでしょうか。おばさんはやっぱり逆だと思いますけどね
。
またジャヒデは、トゥルナから「アンネアンネ」(母の母=おばあちゃん)と慕われても、やっぱりトゥルナを本当の孫だとは思えなかったということがまたしても証明されましたね。もうこれまでも散々文句を言ってきたので、今回は割愛させていただきまするね
。でもきっとギョニュルが何とかしてくれると信じて見続けたいです
。
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No title
私も毎日楽しみに見ています^_^
共感しまくってしまいました。
たった1年ちょっとで昇進?とずっとパート下働きの私はゼイネプに嫉妬してしまいました笑