アンネ-トルコ版Mother 6&7話 母性に目覚めて
「Anneアンネ」の6話と7話を視聴しました。も~あのアリが憎たらしくてならなかったのはおばさんだけでござましょうか
。以下ネタバレのあらすじです
。
第6話
結局ゼイネプはトゥルナとともにギョニュルの家に泊まりました。翌朝はギョニュルの作ったスープをご馳走になります。トゥルナはずっとギョニュルの家にいたそうでしたが、ゼイネプが、よその人に迷惑をかけてはいけないと教えました。その代わり、また遊びに来ればいいわ
。
トゥルナはやっぱり靴がきつかったそうで、ギョニュルはトゥルナに合うサイズを選んで靴を用意してくれていました。ゼイネプの重荷にならないよう、子どもはすぐに大きくなるし、ほんの気持ちだから、と言い添えます。ゼイネプも喜んでこの好意を受け取りました
。
そしてギョニュルはゼイネプに、子どもを一人にしておくのは良くないから実家へ行くようにと勧めます。ゼイネプもこれまでのことを思い出し、それがトゥルナのためだとジャヒデの家に行くことにしました。
が、間の悪いことに、店の入り口でその話をしていたところに、ジャヒデがやってきます。ゼイネプとギョニュルが一緒にいるのを見たジャヒデは逆上し、ギョニュルの店に乗り込んでいきました
。その時は既にゼイネプたちは帰った後です。
いったいどういうつもりなの!娘には会うなと言ったはずよ!!
ギョニュルは、たまたま出会っただけだと語り、何も話してはいない、と説明しました。ジャヒデは、ギョニュルにはゼイネプに会う資格はないと怒っていましたが、ちゃんと罪は償ってきたし、ゼイネプももうイイ大人なのに、なぜそんなことを言うのでしょうか。
またギョニュルは、誕生日を知らないと語っていたゼイネプのために、本当の誕生日は1986年1月31日だと教えてやってほしいと頼みました。でもジャヒデは施設で決めた誕生日がある、と怒鳴りつけます
。
そのくせ、ゼイネプがトゥルナを連れて帰宅すると、その顔色が変わりました。子どもがいるなんて聞いてないわ!!
まったく激しいアンネですよね。あれじゃあゼイネプが帰りたくなかった気持ちもわかりますよ
。トゥルナは、自分のせいだとすっかり落ち込んでしまいます。おばあちゃんは私が嫌いなのね?
ドゥルは、その間ジャヒデに言われて、トゥルナを庭に連れ出しました。とっても可愛い子猫がいたので普段のトゥルナなら目を輝かせて喜んだだろうに、ゼイネプのことが気がかりで楽しめません。
そこへ、何としてもゼイネプの話を聞こうとアリがやってきました。アリはシューレとジェンギズではらちが明かないと「メレクの担任」から話を聞こうとしてきたのですが、お手伝いのアシエから、ゼイネプは今取り込み中だと言われたため、それならドゥルに会えないかと食い下がります
。ドゥルとは以前ドゥルが小学校にゼイネプを捜しに行った時にたまたま出くわしていたのです。
アシエが庭にいると教えた時にはハラハラしましたね~。でもその時は、トゥルナは後ろを向いていて、アリが「メレク」の名前を出したため、ますます身体を固くしていたので、見つからずには済みました
。が、アリはここでゼイネプに子どもがいると知ってしまいます。
も~ドゥルも、得体のしれない記者にプライベートなことを教えちゃダメじゃないね。しかも「職場不倫の子」ってことになってるんだから、大学で会ったアリに言っちゃいけないことぐらい気が利かないかな
。
その後、トゥルナはドゥルから、プリンがあるから食べないかと誘われました。トゥルナは、アシエに八つ当たりして叱り散らしているジャヒデが怖くて、急いでプリンを掻きこんで、食器を自分で洗いに行きます
。その様子にはさすがのジャヒデも言葉を失い、ドゥルは、そういうことはアシエがするからしなくて良いのだと教えました
。
ゼイネプが仕事に出かけるというと、トゥルナも一緒に行きたいと言い出します。うっかりさんのお店に連れていって。
ジャヒデは、それがギョニュルのことだと知ると、家族がいるのに他人に子どもを預けてはいけない、などと言い出し、ドゥルと遊んでいるよう命じます。まあドゥルはともかく、ガムゼは家族とは言い難いですよね。
その頃そのうっかりさんは、新聞で「メレク」の記事を読み、これまでのことがほぼ腑に落ちていました。ゼイネプとトゥルナの力になろうとホテルに駆け付けますが、見かけないと言われてしまいます。
一方のシューレは、ジェンギズとともに警察へ行きました。ジェンギズはメレクの死亡認定書を出してもらうよう頼みましたが、認定書は少なくとも失踪から1年から5年経たないと裁判所が出してくれないと断られてしまいます。そこでシューレはメレクのリュックを受け取りました。
シューレはそのリュックを始め、家中のメレクの物をかき集めてゴミ袋に入れて海に持っていき、中身を海にばらまきました。楽しいことはめちゃ覚えているトゥルナが、シューレの良いところを1度も口にしないということは、トゥルナが物心ついた頃からずっとシューレは母ではなく女だったのですね~きっと。だから自分でも今さらどうしてよいか分からんのでしょう
。
第7話
その後アリは「メレク」の調査を続ける過程において、ゼイネプに子どもがいることを誰も知らなかったことに疑問を抱きました。しかも、「ゼイネプの子ども」はメレクと同い年だというのです
。
決め手となったのはセズキンの証言でした。セズキンは、ゼイネプがメレクを虐待から保護して家に連れ帰った時も、他の子どもの気配はなかったと教えたのです。それでアリは、ゼイネプと「メレク」が親しかったのではないか、と疑い出しました
。
アリは何度もゼイネプにメールや電話をし、ついに根負けしたゼイネプはアリに会うことにします。ところがこれをドゥルに伝えてしまったことからとんでもない事態に発展してしまいました。ドゥルはジャヒデからクレディットカードを渡され、トゥルナに女の子らしいドレスを買い与えるよう命じられたため、ふたりで買い物をした後、ゼイネプを驚かせようとしたのです
。
最初はためらっていたトゥルナも、可愛らしい洋服に身を包むと嬉しくなってしまいました。またこの子が可愛いから何を着ても似合うんだ、これが
。トゥルナを孫と認めようと決意したジャヒデなんかもう、すっかり孫が可愛くてならないようでしたからね
。本来ゼイネプはジャヒデの一番のお気に入りだったのだそうですよ。それでガムゼは面白くないのです。
案の定、ゼイネプは、あれこれシツコク聞き出そうとするアリに嫌気がさしてさっさと店を出てきてしまいました。そこへトゥルナを連れたドゥルがやってきます。アリは「ゼイネプの娘」がメレクだと確信しました
。
ゼイネプは帰ったと聞いたドゥルは、トゥルナを置いてトイレに行ってしまいます。アリは悪人ではないのでしょうが、幼いトゥルナを脅かしている姿は「極悪人」にしか見えませんでしたよね
。子どもが学校へ行かないとママが逮捕されるなどと脅すなんて
。
トゥルナは、ジェンギズやシューレの写真を見せられても必死で耐えていましたが、メレクについて聞かれると「メレクは海に落ちて死んだ
」と答えてしまいました。
そこへ戻ってきたドゥルは呑気にコーヒーが飲みたいなどと言い出します。トゥルナはトイレに行くふりをして脱兎のごとく駆け出しました
。途中で警官がいたので、それもどんなに怖かったことでしょう
。
うっかりさんっ!!
トゥルナはギョニュルの店目がけて走ってきたのです。ちょうど店の前で掃除をしていたギョニュルにトゥルナは泣きながら抱き着きました。あーん、あーん
。あんな風にトゥルナが号泣したのを初めて見ました。余程怖かったに違いありませんね
。
その頃ドゥルはトゥルナがいなくなったことに気づいてゼイネプに電話をしました。トゥルナがアリに会ったと知ったゼイネプが困惑しているところに今度はギョニュルから電話がかかってきます。トゥルナはここにいるわ。
そのトゥルナは、ギョニュルの家に「メレクの記事」が隠してあるのを見つけました。それでこっそり逃げ出そうとしますが、ギョニュルに見つかってしまいます。ギョニュルは、トゥルナが怯えないように、私はふたりの味方だ
、と伝えました。トゥルナは「嘘をついていても?」と確認します。何か事情があったに違いないわ
。
そこへゼイネプが駆け込んできて、急いでトゥルナを連れ出そうとしました。もうあの家には戻れないわ。家族を誘拐の共犯にはできない。
ギョニュルは必死で説得を試みます。子どもには安全な環境が必要よ。必ず道はあるわ!
そこへ今度はギュルがやってきたため、ゼイネプはドゥルにトゥルナを預け、ギョニュルに話を聞いてもらうことにしました。トゥルナが母親とそのヒモからひどい虐待を受けていたこと、自分が偶然それに気づかなかったら死んでいたかもしれないこと。
最初は母親役を務めようと思ったけれど、今は母親になりたいと思っている。あの子の手はたった20日で大きく重くなった。私が母親になる間に、子どもも育った。
ゼイネプは、そんな当然のことが嬉しくて、あの子の手を離せなかったと嬉しそうに語りました。ギョニュルもまたそんな「娘と孫の成長」を嬉しく思っていたようですね
。
感想
ガムゼは悪気の塊だし、ドゥルは、悪気はないんだけれど、とんでもないことをやらかしてくれるし、本当に家族というものは厄介ですよね。でもそんなガムゼもゼイネプが優しくなったことだけは認めていました。
またジャヒデは弁護士で、しかもかなり裕福そうですから、然るベき処置をしてトゥルナを養子にできれば万々歳なんですけどね~。でもあのハイエナのようなジェンギズがそれを知ったら、そう簡単にトゥルナを渡すはずもありませんね。シューレがもっとしっかりしてればね~とイラっとしますが、その分、ギョニュルの温かい微笑みに癒されています
。
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