ミーユエ~王朝を照らす月 最終回 あらすじと感想 未来への布石
~ミーユエのあらすじと感想はこちらからお探しいただけます: ミーユエ~王朝を照らす月~全81話 あらすじと感想、登場人物一覧~
中国時代劇、【ミーユエ~王朝を照らす月~】もついに昨日が最終回でした。羋月(ミーユエ)という人物の生涯を語るのに、81話は決して長くなかったし、この飽きっぽいおばさんが、最後まで全く飽きることなく楽しむことができて大満足です
。
あのままあの世に行ってしまうかと思われたユエでしたが、何とか気力を取り戻したようです。それでも元気のない母を励まそうとした稷は、現在趙にあるという、ユエとは因縁のある「和氏の璧」を手に入れようとしました。
趙王にはこの宝玉を15城と引き換えに譲ってほしいと依頼します。15城というと小国にも匹敵するそうです。
それを聞いたユエは、いくら因縁の壁とはいえ、多くの犠牲を払って手に入れた土地と引き換えにするなどもってのほかだと憤慨しました。
困った稷が庸芮に相談すると、庸芮は、壁は手に入れて、約束は反故にすればいいと答えます。
ここでえ~!?とのけぞったのはおばさんだけでございましょうか。いくら相手が弱小国とはいえ、否、秦が強国であればあるほど、約束をたがえてはいかんでしょうに
。
趙王(こちらもまた恵文王)は早速、藺相如という使者を送ってきました。藺相如は「和氏の璧」を稷に渡したものの、稷が一向に15城を渡す気配がないことから、苦肉の策に打って出ます。
和氏の壁はユエの手に渡っていたところ、藺相如は「瑕」を確認したいという理由で返してもらい、それを密かに趙に送り返しました。稷を裏切った罰は「釜茹での刑」で贖うと豪語します。
~ウィキさん情報によると、この辺は真実だそうで、むしろ趙王は最初から秦が裏切るだろうと案じていたらしく、藺相如は、どんなことをしても壁は持ち帰る=璧を完うして帰ると語り、これが完璧の語源となったのだそうです。ちなみに藺相如は「刎頸の交わり」でも知られているそうです~
壁を返せと言われた時点で藺相如の思惑を察していたユエは、もし稷が藺相如を殺そうとしたら知らせてほしいとあらかじめ穆辛に伝えておきました。張儀ならともかく、ユエはもともと壁に未練はなかったようです。
藺相如の言動に腹を立てた稷は、その言葉通りに彼を釜茹でにしようとしました。ユエの予言的中に驚いた穆辛は、慌ててユエに知らせに行きます
。
ユエは早速やってきて、釜茹でどころか、藺相如の知略を褒めたたえました。
まあこの辺はユエが稷より上手ということなんだろうけど、幼い頃の稷を見て、どれほど素晴らしい名君になるだろうと期待してきたおばさん的には、成長するにつれ凡人要素が強くなってきたのがちと残念でしたね。
ユエは藺相如を是非秦の臣下に迎えたいと申し出ましたが、藺相如は、趙王に義理があるので、罪を許してもらえるなら帰国させてほしいと頼みました。そこでユエは稷に、藺相如を歓待するよう命じ、稷もその言葉に従います。
それから10年が経過し、秦はついに楚を手に入れました。白起が快勝して郢を攻略したのだそうです。それを聞いた屈原は、屈辱のあまり石を抱いて泪羅江に身を投げたそうです。それで楚王は黄歇を令尹に任命し、黄歇は春申君の称号を得たのだそう。
その後ユエは夢で恵文王に会ったのをきっかけに、死ぬ準備を始めました。翟驪の墓を驪山と名付けた山の麓に移した上、そこに陵墓を建設し、ユエを始めその後の皇族を皆そこに埋葬するよう命じます
。
また、それまでにはなかった兵馬俑も準備させました。かつて、兵馬俑は始皇帝から始まったと習ったものですが、実際には宣太后の時代からだったという学説が2009年に発表されたそうです。cf)兵馬俑は秦始皇帝のものではない?中国で新説浮上
その晩年のユエには、黄歇そっくりの魏醜夫という青年が寄り添っていました。彼は庸芮が見つけてきて稷に紹介したそうです。
黄歇からの手紙を醜夫に読ませながら、在りし日の黄歇の姿を重ねていたユエが、なんとも幸せそうでした。
そのユエが亡くなって40年後、ついに、そのユエの玄孫の嬴政が天下を統一し、始皇帝と名乗ったそうです。
いや~実に壮大な物語でしたね~。大満足です
。
またこの場を借りて、最後までお付き合いくださいました皆々様にも厚く御礼申し上げます。次の時代劇はご遠慮するつもりですが、また楽しいドラマをご一緒できますよう願っております。
ミーユエ 王朝を照らす月 DVD-SET1ー7 全巻 42枚組
これまでに視聴した韓国ドラマの視聴リストはこちらです
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