琅琊榜1 あらすじと感想 第11&12話 告白
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【琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす】の11話「恩師」と12話「痕跡なくとも」を視聴しました。あ~これはなんとも切なかったですね~。以下ネタバレのあらすじです
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今回は謝玉が先手を打ってきました。まずは嬪に降格された越妃を復位させようと企み、礼部尚書の陳元直の弱みに付け込みます
。どうやら息子が不正を働いたようです
。
謝玉は、息子の不正をもみ消してほしければ言うことを聞けと脅しました。何でも暮れの祭礼で、二品以下の妃嬪は後方に控えているのが習わしらしいのですが、後継者の皇太子は父母の裾に触れて孝行を示すのもまた習わしだから、実母の越妃は祭台にいなければならぬという理屈をこじつけてきたのです
。
陳元直は、それで息子が助かるならと、早速梁帝に直言しました。梁帝は、霓凰への無礼を考えるとそんなに早く許すことはできぬと反論しますが、皇太子が霓凰には自分が謝罪する、と説得します。しかも謝玉もそ知らぬふりをしてこれを援護射撃しました。礼部尚書の言うことは絶対です。
蒙摯からこの話を聞いた梅長蘇は大いに反論しました。そもそも梁帝の息子たちの母は皇后(嫡母)だ。実母が側にいる必要は皆無だ
。
梅長蘇は霓凰に協力を仰ぎました。霓凰が持っている林殊の遺品の中にある玉を穆青に持たせ、霊隠寺にいる周玄清という儒学の大家を呼びに行かせたのです。その玉はかつて周玄清の兄弟子で太傅(天子の師)だった黎崇が〝愛弟子〞に渡したものなのだそう。
周玄清は、この玉のためなら都どころか辺境までも行く覚悟だと駆け付けてきてくれました。もちろん、熱弁を振って梁帝を説得してくれたことは想像に難くありません
。
周玄清はかつての林殊を知っていたらしく、まったくその面影のない梅長蘇を別人だと思ったようですが、少し話しただけでその才を見抜き、もし「闊達で鋭敏な武人」=林殊が生きていれば、梅長蘇と双璧をなしたことだろうと懐かしそうに語りました。
一方で霓凰は、梅長蘇が穆青に周玄清の居場所を書いた紙を渡したことから、その筆跡と、以前林殊がくれた手紙の筆跡と比べようとしますが、残念ながら全く違っていたようです。
でも以前ふたりで太皇太后に呼ばれた時、梅長蘇が霓凰の手を握って離さなかったことが何よりの証拠ですよね。
霓凰は梅長蘇に会いに行き、決して嘘は許さないと言った態度で梅長蘇に詰め寄りました。最初は林殊の副将だった衛崢(えい・そう)の名をだします。衛崢は今、梅長蘇に仕えているのだそうです。他にも賊軍の生き残りはいないの?
ここで霓凰が赤焔軍を「賊軍」と称したことで、さすがの梅長蘇も平静を保てなくなくなりました。あなたも彼らを賊軍だと思っているのか?
霓凰は分からないと答えながらも、自分の知っている彼らは決して国に背いたりしないと断言しました。でももう手遅れね。皇太子も誉王も赤焔事案の判決を覆す気など毛頭ないもの
。
梅長蘇は答えます。その通りだ。覆してくれるのはただ一人!
これでようやく霓凰が真相に近づきます。靖王?あなたが支えたいのは靖王なのね??あなたは誰なの!?梅長蘇は何者なの??
梅長蘇は、蘇哲の正体を知りたがる者は大勢いたが、梅長蘇のそれを知りたいと聞かれたのは初めてだと語りました。それでもまだシラを切ろうとする梅長蘇に、霓凰は必死で涙をこらえながら、何とか真実を白状させようとします。なんでも林殊には、腕と肩に痣があったのだそうです。
霓凰はその場所を見ながら、そこに何もないことに愕然としました。どうして?ここに痣があったのにっ!!
もう梅長蘇も泣いています。霓凰はたまらず梅長蘇に抱き着きました
。梅長蘇もその肩を抱き、霓凰、と囁きます
。
女の直感は理不尽なものよ。当時の痕跡がないほど確信できる。
霓凰は涙で顔をくしゃくしゃにしながら、同じように涙で濡れた梅長蘇の顔を両手で挟みました。林殊兄さん!もう二度と離れないで!!
ふたりはひしと抱き合いました。
梅長蘇は、もう昔の林殊ではない、守ってやれないのだと説明しますが、霓凰は、死んだと言われていた時でさえ、きっと生きて戻ると信じていたし、苦境に立たされた時はいつも林殊を思って乗り越えてきた、と訴えました。
どうしてこんな体になったの?火の男と呼ばれたほどだったのに、今は身体が冷え切っている。痣さえ消えるほど過酷な目に遭ったの?すっかり別人だわ!
矢継ぎ早に質問を浴びせる霓凰に、梅長蘇は今は聞くなと戒めました。折を見て話すが、今は決して正体を明かせない。特に夏冬と靖王(景琰)には決して悟られるな
。
霓凰は笑って、私なら待てる、と答えます。林殊兄さんがまた戻ってくるまで。
邸に会いに行ってもよいかと尋ねると、梅長蘇は、いつでも来いと承諾してくれました。
あ~なんだかこの二人の行く手には過酷な運命が待っている予感しかしませんが、とりあえずはお互いの気持ちを確かめることができたのは何よりでしたよね。
その後梅長蘇は体調を崩して寝込みました。どうやら、誰か昔の知り合い(親しい人)が近づいてきただけで、それを敏感に察して体に異変を覚えるようでしたね。
その一方で、また事件が発生します。どうやらこればかりは梅長蘇の関知せぬことらしいです。都に大量の火薬が持ち込まれたとの報告がありました。それもどうやら果物に見せかけていたようですね。
梅長蘇の部下が調査を進めていると、今度は言皇后が倒れました。でも特に深刻ではないようです。梅長蘇は、これがもし皇太子派の仕業なら、そんな手ぬるいことでは済まないと推理しました。誰かが皇后を祭礼に参加させたくないのか、もしくは本当に病なのか。
これに「火薬」とくれば、なんとな~くにおってきましたね。前者の推理が正しいかもね
。
復讐劇ということで深刻なドラマかと思うと、時々くすくす笑えるようなコメディ要素~担当は主に飛流と蒙摯~もあって実に贅沢なドラマでござるね。珍獣が出没したと聞いた時は、もしかしたら飛流ではないのかと勘繰ってしまいました
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今晩13話と14話を視聴した後は、1週間に2話ずつのペースになる予定です。続きもとっても楽しみです
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