琅琊榜1 あらすじと感想 第15話 東宮側の攻勢
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【琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす】の15話は「東宮側の攻勢」です。今日から1話ずつゆ~っくり見て(シツコク)語れて超嬉しいです。以下ネタバレのあらすじです
。
~あらすじに行く前に訂正とお詫びです。琅琊榜2の「飛盞」は禁軍の大統領の名で、庭生の次男は「平旌」でした。まったく自分の都合の良いように妄想していたことに今気づきました
。も~ホントにお恥ずかしいです
~
梅長蘇の予想通り、謝玉の狙いは「禁軍大統領の座」でした。蒙摯を失脚させれば、自動的にその座が自分のもとに転がり込んでくると計算していたようです。
梁帝も、信頼している蒙摯をそう簡単に罷免はしないだろうけれど、ここに後継者争いが絡んで来たら逆鱗に触れる恐れがある、そこまで考えを巡らせた梅長蘇は、話についてこれない霓凰を置きざりにし、慌てて穆府を出ていきました
。
飛流、行くぞ!
その飛流はいつも空を飛んでは隣の靖王府の梅の枝を失敬していたのですが、梅長蘇は穆府の梅の方が見事だと教えていたのですよね。それは事実だったらしく、梅長蘇を待つ間にちゃっかり一本頂いていたようです
。
梅長蘇が向かったのは誉王府でした。ここで誉王がもし蒙摯の味方などしたら、梁帝からその真意を警戒されると憂えたのです。が、既に誉王は秦般若から、これは蒙摯を仲間にできる千載一遇のチャンスだと唆されて梁帝に嘆願した後でした。
かつて謝玉は梁帝のこの猜疑心を利用して赤焔軍を逆賊に仕立てたのですね~きっと。言闕が指摘していたように、誉王もまたその性格をシッカリ受け継いでいるため、梅長蘇の言わんとしたことをすぐに察したようです
。
かたや棚ぼたの謝玉は大喜びです。蒙摯欲しさに愚策に走ったな!さすがの「麒麟の才子」も御しきれなかったと見える
。
その麒麟の才子こと梅長蘇はその時、誉王に己の行動の浅はかさをこんこんと語って聞かせていました。
禁軍の捜査が暗礁に乗り上げ、蒙大統領が失脚すれば、誉王の切り札は無くなる。かたや皇太子には謝玉がいる。六部の損失はいずれ補えるし、尚書の後任も勝ち取る余地はある。が、禁軍を謝玉に奪われたら打つ手がない。
秦般若は面目丸潰れです。
教えを請いたいと頭を下げた誉王に、果たして梅長蘇はどんな知恵を授けたのでしょうか?
その後梅長蘇は、藺晨の伝書鳩を食いそこなってぶーたれていた飛流(これは妄想ではなくジョークです)を連れて蒙摯の見舞いに行きました
。蒙摯が寝ているのをいいことに勝負を挑む飛流がまた可笑しかったですね~
。
梁帝から事件の解決を命じられて困っていた蒙摯は、早速、梅長蘇に助けを求めますが、梅長蘇は助けない、と明言します。1か月の期限が来たら陛下に詫び、解決できぬから罷免してくれと申し出ろ
。
そう言いながら、既に刺客の見当はついている、と伝えます。謝玉だ。
蒙摯はやったとばかりにこれで解決だ!と息巻きますが
、あなたは解決してはいけないのだと戒められました
。証拠もないのに謝玉を訴えれば、誉王側に付いたとさらに梁帝に疑われるというのです。ま~どんだけ疑り深いんでしょうね~
。
だから解決するのは他の人間でなくてはならぬ。
その梁帝は縣鏡司の夏春(劉冠霖)と夏冬にこの捜査を命じました。夏春は、誉王が梅長蘇に命じたのではないかと疑いますが、夏冬はそれで梅長蘇や誉王側に何の得があるのかと反論します。
また霓凰もこの件に乗り出してきます。蘇宅を訪れて、刺客はおそらく琅琊榜4位の卓鼎風だろうから、夏冬がその手さばきを見れば死体の傷口との関連性に気づくのではないかと助言しました。梅長蘇の手が冷えていると、懐炉を渡した気配りがまた良かったですね
。
でも夏冬の腕では卓鼎風を見極めきれぬらしい。蒙摯なら太刀打ちできると色めき立つ霓凰に、梅長蘇は(脳みそも筋肉でできている
)蒙摯は決して解決してはならぬ事案なのだと繰り返しました。最も警戒すべきなのは、梁帝の猜疑心なのです
。
それを刺激しないためには、最も凡庸な結果を出さねばなりません。懸命に調査したけれど、結局は何も分からなかった、と。
その後、後宮で不審火が出ました。梁帝は後宮の責任者である言皇后を厳しく叱責します。も~すっかり越貴妃は「お気に入り」に戻っちゃいましたね
。
銭皇后は唇を噛みしめ、今後は容赦なく取り締まる、と豪語し、早速規律に違反した者をすべて捕らえさせました。
全員死罪!
一方で戸部尚書の沈追は、引き続き闇炮坊の事案を調べていました。これを知った謝玉は卓鼎風と青遥親子に、沈追は誉王派だから、彼が掴んだ証拠、ひいては彼自身も消すよう命じます
。でも青遥は沈追の清廉潔白を耳にしていて、この命令には躊躇していたようです
。
青遥は今、妻で景睿の妹が妊娠中なのですよね。そのため卓家は、例年の4月の中旬までの滞在を5月まで延期してその誕生を待つらしく、本来ならとてもめでたい時なのに、不本意ながら血なまぐさいことに巻き込まれているのです
。
なんとかその出産と景睿の誕生日の4月12日は平穏に過ごさせてあげたいものです。。ちなみに豫津の誕生日は7月7日の七夕だそうで、七夕生まれは情義に厚いのだそうですよ。
その豫津は景睿と蘇宅を訪れ、正月も終わるから、15日の元宵節に螺市街(妓楼のある地区でしょうか)に行こうと梅長蘇を誘いにやってきました。邪まな気持ちはない。妙音坊の曲を聞きに行くだけだ。
以前飛流を妓楼に誘う話が出た際、飛流が風流になったらどうするのだ、と盛り上がったことを思い出しました。いや~飛流はどこに行っても飛流でしょう
。
梅長蘇はそ知らぬふりで、そうかそうかと頷きながら、景睿に剣舞を見せてくれぬかと頼みました。景睿に剣舞を最初に伝授したのはどうやら青遥らしいのですよね。梅長蘇はきっとその太刀筋を見たかったのでしょう。景睿にはまだ無理らしい「飛鳥投林」という技がどうやら決め手になるようでしたね
。
豫津は景睿に梅長蘇を誕生日の宴に誘うよう促しました。以前父たちが梅長蘇を狙ったことに恐縮していた景睿は、梅長蘇を自宅に招くことをためらっていたのですが、梅長蘇は「友」だから招かれたら当然行く、と答えました。景睿は安心して、是非来てほしいと招待します
。
そこでまたお調子者の豫津が、父がお年玉をくれなかったから手持ちがない、梅長蘇があまり高価なものを贈っては差がつくので困る、と囁いたのがまた可笑しかったな~。本当にこのふたりは気持ちの良い青年たちですよね
。
梅長蘇は彼らを好もしく思えば思うほど、謝玉への怒りがいや増すのを抑えられなかったようですね。彼らが帰った後、黎綱が卓鼎風とかかわりのある猛者を突き止めてきたと報告しても、その名前すら見ようとせず、正体が分かったのなら見張る必要はない、配下の者と戦わせろと命じました
。
外出できない程度に痛めつければよい。
いやいや、とことんとっちめてやればいいですよ。
続けて見ちゃうと間がう~んと空いちゃうので、3日おきぐらいに見ることにしますね。当分楽しめそうでめちゃ嬉しいです
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琅邪榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~ コンパクトDVD-BOX1~3
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