琅琊榜1 あらすじと感想 第37&38話 謀士の覚悟
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【琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす】の37話「謀士の覚悟」と38話「対峙」を視聴しました。いや~今回の鍵は、梅長蘇があらかじめ「烏金丸」の存在を知っていたこと、じゃないんですかね。以下ネタバレのあらすじです
。
辰妃位牌事件
静妃の「謀反」と聞いて勢い込んで芷蘿宮に乗り込んだ梁帝でしたが、床に辰妃の位牌が転がっていたのを見て愕然としました
。やはり、辰妃の位牌を用意して御霊を祀ってほしいと頼んだのは梁帝自身だったそうです
。今さら真相を言う訳にも行かずに困っていると、皇后が看過できぬ大罪だと騒ぎ立てました
。静妃も、何も言わず、「罪」を認めます
。
そこで梁帝は静妃に禁足を命じる一方で、「主人を裏切って告発」した小新を罰しようとしました。が、静妃は、芷蘿宮の侍女だから自分が処罰すると申し出ます。静妃は、以前、惠妃に小金の話を聞いた際に、小新が皇后や誉王の配下だと気づいたのだそうです
。
お前が靖王に何も告げなければ、この陰謀は成立しなかった。皇后が梁帝に叱られてまで成功させようとしたこの陰謀の鍵を握っていたのはお前だ。
静妃は殺生は嫌いだと言って小新を宮廷から追い出すつもりのようですが、その前に誉王が仕掛けた「離間の策」についてあらいざらい靖王に話すよう命じました。また梁帝も、ようやく、靖王と静妃の母子の問題が同時に浮上するのはおかしいと気づいたようですね。
夏江の反撃
芷蘿宮から戻ってきた梁帝に、夏江は「切り札」を出しました。梅長蘇を靖王の謀士と決めつけ、懸鏡司で審問したいと申し出たのです。今回のシナリオを書いたのは麒麟の才子と呼ばれる梅長蘇しかいないと訴えました。
思わぬところを突かれた靖王は必死に止めようとしますが、逆にその動揺を見透かされ、梁帝の疑心を買ってしまいます
。梁帝は夏江の申し出を受理し、梅長蘇を審問するよう命じました。結果が出るまで細かい報告は不要だとも伝えます。この件が解決するまで巡防営は兵部が管理することになり、靖王は謹慎を命じられました
。
審問
懸鏡司の役人が蘇宅に来た際、梅長蘇も、そして部下たちも一切手向かいませんでした。卑劣な夏江は2日間、梅長蘇を牢に監禁した後、庭の一角で審問を始めます。
そこで梅長蘇は、意外にも、ほぼすべての真実を明かしました。自分が靖王の謀士であること、靖王に頼まれて衛崢を助けたことも認めます。その上で、衛崢は既に都を出たと明かしました。ここで梅長蘇は、夏春の荷物の中に衛崢を紛れ込ませた、と語りましたが、それも真実だったのでしょうか
。
夏江は満を持して烏金丸を取り出します。これを飲ませれば7日後に死ぬが、梁帝の前で満足のいく答えをすれば解毒薬を渡そう。
13年前の真実
今回ようやく夏江が祁王と赤焔軍を陥れた理由が判明しました。祁王は梁帝に縣鏡司の廃止を提案したのだそうです。夏江はこれを阻止するために入念な陰謀を企てて事に及んだのだそう
。もし靖王が皇帝になれば同じことが起きると恐れているらしい
。
梅長蘇にそう指摘された夏江は怒り狂って無理矢理烏金丸を梅長蘇に飲ませました。そしてその様子を夏冬が目撃しています
。
キーパーソン
その1 紀王
その頃、豫津は紀王に会いに行き、街中に貼られていたと言って衛崢の人相書きを見せました。紀王は、それがあの時見た男だと覚えています。なぜ謀反人が、しかも人目を忍んだように、懸鏡司の夏冬とともにいたのか?
紀王は早速梁帝に会いに行くことにしました。豫津は、自分が宮羽のところになど連れて行ったからだとすまながり、一緒に行くと申し出ますが、紀王は豫津には関わりないことだから気にしなくていいと断ります。この辺の運び方もなかなか策士やね~豫津も
。
紀王からこの報告を受けた梁帝は、早速夏冬を呼ぼうとして躊躇し、蒙摯を使いに立てることにしました。夏江には知られぬよう密かに連れてまいれ!
その2 夏冬
その夏冬は、もうすっかり夏江に幻滅しきっていました。事情を知らない兄弟子たちは、夏江の夏冬に対する怒りを鎮めようとしますが、夏江は耳を貸しません。夏江がふたりに夏冬の謹慎を命じ、夏冬が連行されて行くところに蒙摯がやってきました
。蒙摯は「勅命」だと言って夏冬を宮殿に連れていきます
。夏春は急いで夏江に知らせに行きました
。
梁帝は夏冬に当時の事情を問い詰めます。夏冬は最初夫の墓参りに行ったと嘘をつきましたが、梁帝は騙されず、怒鳴り声を上げました。
偽りを申すなっ!紀王が見ていたのだぞ!!
夏冬が事実を認めたところで「続く」です。何と言っても、梁帝は「疑り深い」ことで有名です。ここで夏冬が真実を認めれば認めるほど、その疑いは師匠の夏江に向くことでしょう
。
まとめ(おばさんの妄想)
冒頭でも触れましたが、梅長蘇は、卑劣な夏江が「烏金丸」という毒薬を使うだろうことは想定していたと思われます。これは懸鏡司の首尊が代々使ってきたらしいのです。それを知っていて、何も手を打たない梅長蘇じゃありませんよね。
となると~気になるのは、懸鏡司に呼ばれる前、飛流がナンテンを差した花瓶を持って来た時に梅長蘇が手にしていた「薬の瓶」です。もしかしたらあそこに烏金丸の解毒剤が入っていたのではないでしょうか?梅長蘇が甄平に、この花を枯らしてはならぬと命じていたのを見ると、あの花瓶の中に忍ばせておいたのかしらん?もしくは夏江の隙を見て毒薬をすり替えたのかもしれませんよね。確かにその時間はあったように思われましたが、懸鏡司に連れていかれた際にボディチェックされて見つかっちまうかな~などとあれこれ楽しく妄想を巡らしているおばさんなのです
。
とにかく必ず助かるはず!!
「琅琊榜」は来週の配信が待ち遠しくてなりませぬ。
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