琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす 最終回 あらすじと感想 さらば、梅長蘇

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琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こす】もついに最終回を迎えました。いや~素晴らしいラストでしたね。以下ネタバレのあらすじです琅琊榜~麒麟の才子、風雲起こすの最終回のネタバレです

再審結果

紀王ら3人は再審結果をまとめました。赤焔事案によって罰せられた祁王や林燮を始め、官吏31名は冤罪であったことを梁帝が天下に公表すればひとまず決着となります。その結果、宸妃や祁王一族についてはその遺骨を皇陵へ移し、林一族は祖廟に戻して供養することになりました。生存している将兵には復位後に恩賞を与え、亡くなった者の場合は礼部が遺族を弔慰する予定です。また謝玉の一族は蒞陽長公主の訴えに免じて恩赦が与えられることになりました

景琰は寺院に祭壇を設け、そこで梁帝が百官を率いて死者の魂を慰める計画です。

藺晨の計画

藺晨は、残り少ない梅長蘇の余生を充実させようと、楽しい計画を立てていました

まずは撫仙湖で仙露茶を味わう、2日後には秦大師のもとへ行き、半月身を清めて修行をする。その後、長江を下り、小霊峡でご来光を見る。10日あれば必ず拝める。続いて鳳栖溝で飛流に猿を見せる。久しく会っていない朱砂たちのもとも訪れるか。激辛落花生は好物だろう?琅琊山に戻る前にふた甕もらい・・・どうだこの素晴らしい計画は(^^)/

梅長蘇は、琅琊山に戻る前に半年はかかる、と遮ります。藺晨は、時間を気にするなと言ったはずだ、と反論しました。私を信じて遊歴せよ。琅琊山に戻れるかをお前が考える必要はない

梅長蘇も了承し、数日後に迫った祭典の後に旅立つことになりました。甄平は、早速準備をするといい出しますが、梅長蘇は、甄平と黎綱は残って江左盟の任務を担うよう伝えます。ふたりは官軍に入る気はないそうなのです。

今回は飛流を同行させるという梅長蘇に甄平は、飛流に世話など無理だと反対しました。それで藺晨がいるというと、少しも当てにできぬと言い放ちます。子どもとお調子者に任せられるわけがない!

藺晨は、宗主の命令に逆らうとは何事だと怒鳴りつけ、供をさせるなら宮羽がいいと提案しました。女子は気が利く。昔、御曹司だった時は侍女ぐらいいたはずだ。侍女だと思え

梅長蘇は甄平に宮羽には何も言うな、と口止めしました。愛情に応えられぬなら、期待を持たせてはいけないというのが梅長蘇の信念なのです。女好きの藺晨は、野暮な男だ、とため息をつきました

飛流、蘇兄さんと遊歴できて嬉しいか?

藺晨の言葉に飛流は笑顔でうんと答えます。でも、藺兄さんもいるぞ、には、仏頂面で「ううん」と返しました。梅長蘇はニヤリと笑い、藺晨は、良心のない奴め、とぶーたれます。甄平が心配するのも無理ありません

祖廟

赤焔事案で命を落とした者たちの霊廟が完成しました。中には驍騎将軍・林殊の位牌もありましたが、景琰は先にその位牌に赤い布をかぶせます。そこへ梅長蘇が白い衣にベージュの羽織というお馴染みのいでたちで、蒙摯と霓凰を従えてやってきました。3人が深々と例をすると景琰と列戦英も礼をして迎えます

霊廟に入った梅長蘇は、真っ先に父・林燮の位牌を目にしました。その名は忠粛勇将軍と称えられています。梅長蘇はその前に跪き、香を焚いて御霊を弔いました。霓凰と蒙摯がその様子を見守っています

転機

大渝、東海、南楚、夜秦、北燕 が攻めて来ました。兵力や兵糧は準備できましたが、軍候が揃いも揃って軟弱で、和議を提案します。紅一点の霓凰は呆れたように批判しました。文官ならともかく、軍候の言葉とは思えない。梁も骨抜きになったものね

軍候は兵力が足りぬと言い訳しますが、景琰は、兵力は十分だが、主帥=指揮官がいない、と嘆きます。特に問題なのは「北」の守りです。北を守っていた尚陽軍は破れ、指揮官も死亡しました。列席した軍候はことごとく及び腰です。それで沈追は、せめて軍馬を提供してほしいとやり込めました。皆ここぞとばかりに「馬なら」と申し出ます

それで景琰は、自ら出征しようとしましたが、後継者が都を離れてはいけないと止められてしまいました。景琰は、国が滅びてしまったら元も子もないと反論します。

小殊再び

説得その1~景琰

梅長蘇も同じことを憂えていました。地図を睨んである決意を固めます林殊に戻るぞ!。その頃豫津と景琰も兵に応募しに行きました。遠くから藺晨がその様子を伺っています。

梅長蘇は早速景琰に会いに行き、出征などとんでもないと止めました。景琰の心配もさることながら、梁帝を信じてはいけないというのです。内に火種を抱えて出征すれば、都が乱れる

梅長蘇は自分が立てた綿密な作戦を伝えました。そこには霓凰も来ています。

東海へは水戦に長けた衛崢を遣わす。夜秦は地方の軍で対処可能。(霓凰を振り返り)南の国境については君が戻って南楚を牽制する。背後を突かれては困るからな。

霓凰は、自分もそのつもりだったと頷きました。最も厳しいのは北の国境

ここは元々林府率いる赤焔軍が守っていたのですよね

梅長蘇が続けます。北燕は拓跋昊(たくばつ・こう)が進軍を急ぎ、後続の足並みが揃っていない。彼らの目的は七皇子の威光を増すことだから長期戦は望まないはず。出鼻をくじかれれば兵を引くはずだ

景琰も、速さが勝負なら、疾風将軍の聶鋒が最適だと語りました。霓凰も、夏冬なら聶鋒の言葉が聞き取れると同意します。残るは大渝です。景琰は、お前が行けぬなら(自分が行く)と切り出した梅長蘇を遮りました。ダメだ。絶対にお前の出征は認めん

梅長蘇は、体のことは名医が付いているから大丈夫だと嘘をつきます。治療のおかげで体調も戻ったと主張しますが、霓凰も心配していました。それで景琰は、医者が保証したら認めてやる、と答えます。

説得その2~藺晨

梅長蘇は早速藺晨を説得に行きました。国の一大事なのだ。主帥が務まるのは私しかいない!私を信じろ!

藺晨は、戦場は北国でじき冬が来る、どれだけ持つと思うのか!と怒鳴りつけます。梅長蘇は3か月、と答えました。梅長蘇は既に藺晨が冰続草を使っての治療を考えていると悟っていたのです。以前飛流と一緒に作っていたのは、長持ちしない冰続草を加工して練薬(丹)にしたのだそう。

藺晨は、このまま穏やかに暮らせば1年以上生きられる、潔白は証明できたのだから、なぜ重荷を下ろそうとしないのだ、と詰め寄りました。自分のことを考えて何が悪い?お前ひとりですべて支えられるわけがない!!なぜ今またそれを放棄しようとするのだ?お前は馬鹿か!?

梅長蘇は、放棄ではなく選択だと語りました。13年間梅長蘇だった自分が北の戦場に戻り、林殊と同じ最期を迎えるのは幸せなことなのだ

でも藺晨はかぶりを振ります。林殊など知らぬ。私が手を尽くして救った友は林殊ではない。林殊は死んだとお前も言っていたではないか?死人のために梅長蘇の命を捨てるのか??

梅長蘇は必死で説得します。梅長蘇の使命は終わったが林殊は違う。北の国境が危ういのだ。林一族として看過せない。冰続丹の力で3か月だけ猶予をくれ!必ずや3か月以内で平定させて再度防衛線を築いてみせる

藺晨は、3か月後のお前はどうなるのだ、と問い詰めます。冰続丹は体力を奮い起こす効能がある一方、その体力を使い切ってしまう劇薬なのだそうです。今でいうステロイドに近いですかね。

3か月経てば神仙でさえ救えない!!せっかくここまで治してきたのに( ;∀;)

でも梅長蘇、否、林殊は譲りませんでした。

それが何だというのだ!私は林殊なのだぞ!歳月が過ぎても、赤焔軍の少帥の林殊だ!だから戻る、赤焔軍の戦場へと!あの地こそ私の場所なのだ!!林殊として死にたい!!

目に涙を浮かべ、身を震わせてそう息巻く林殊の迫力には、もはや藺晨も黙るしかなくなりました。分かった、好きにしろと冰続丹を渡します。そして藺晨は踵を返し、兵の一人に応募しに行きました

長蘇、最後まで付き合う約束だ。お前と違って約束を反故にはせん。軍職を得たら、私を親兵にするがいい。

林殊は「林殊を知らぬというが、知ってからは失望せぬはずだ」と語ります。

夜になると林殊は早速景琰に嘘をつきに行きました。主治医が大丈夫だと保証した。もう迷うな

景琰は、蒙摯を主帥とし、お前が参謀となるのが最上の策だと暗い顔で語ります。たとえ武器を持って戦うのではなくとも、出征には体力が必要なのです。あの雪の日、外に立っていただけで体調を壊して寝込んだ梅長蘇を、景琰は罪悪感とともに思い出していたことでしょう

それでも林殊は精一杯見栄を張ります。体に自信がなければ命を危険にさらしたりするものか。交戦中に倒れでもしたら、蒙兄さんや兵士、そして梁の民にも申し訳ない

景琰は、病弱な友を送り出すのに、自分一人残らねばならないのが歯がゆくてならないようでした

林殊は、大渝は自分が最も手の内を知る敵だと語りますだから心配するな。この13年も、ずっと動向に注目してきた。私なら誰より勝利に導ける。お前も明君として賢く人を使え。一番ふさわしい人材は林殊なのだ

でも景琰は、かつての13年の離別は皆にとって過酷だったのに、この別れが最後になったらどうするのだ、と反論します。

私が明君になれると思うのなら、何が何でも無事に帰ってこい。権力に惑わされはしないが、お前にはそばで私を見ていてほしいのだ。今までとは違う梁の世を築く私を。いいな。

林殊はきっとどこにいてもずっとこの親友を見守っているはずです今頃は一緒にいるわね~きっと( ;∀;)。景琰もそれを肌で感じて明君になるはず

無言の説得~霓凰

藺晨と林殊のやり取りを聞いていたらしい霓凰は、目に涙をいっぱい溜めて林殊を見つめていました小殊の気持ちを一番よく分かっているのが霓凰だものね( ;∀;)。林殊は彼女に掛ける言葉が見つかりません。

*YouTubeより*

林殊が景琰と話している頃、霓凰は飛流を相手に胸の内を明かしていました

林殊兄さんは負け知らずの将軍だった。戻ってきたら私をお嫁さんにするといった彼を、あなたぐらいの年頃に送り出してもう13年以上が過ぎた。再び戻った彼は全くの別人だった。だけど私には、永遠に、金陵で最も輝く兄さんのままよ。死んでも悔い無き純真な心を持つ。永遠に彼を支え、彼に従い、やりたいことをやらせたい。

そばで守ってあげて。お願いよ。

飛流はいつになく真面目な顔をして大きく頷きました。霓凰は疑っていたけれど、飛流は霓凰の気持ちはちゃんと分かっていましたよね

来世の誓い

出征の日がやってきました。景琰は門の上から兵士たちを感慨深げに見送っています。霓凰は林殊と一緒に、たくさんの兵士たちが馬に乗って進むのをちょっと離れたところで見ながら、約束を忘れないで、と念押ししていました。私を連れて天下を旅してまわると。戦いを終えたら雲南に来て

林殊がそれには答えずにいると、賢すぎる霓凰は、分かっている、と自答しました。あなたには国が第一よ。争いが収まらない限り、連れ添うことはできない

林殊は、縁は来世に続くと明言します。来世は普通の民として生まれ、穏やかな生涯を送ろう

その誓いを来世でも覚えていてと霓凰が釘をさすと、それまではひたすら前を向いていた林殊は横にいる霓凰の顔を見つめて、この誓いは必ず果たす、と誓いました。霓凰が微笑むと林殊も微笑み返し、馬を走らせて行軍に合流します

*YouTubeより*

そこには蒙摯や飛流を始め、宮羽、豫津に景琰、そして、藺晨が顔を揃えていました。林殊は蒙摯の隣に颯爽と並びます林殊っ!!( `ー´)ノ

別れ再び

そしておそらくは3か月後、景琰のもとに林殊の訃報が届きました。景琰は祖廟へ行き、赤い布を外します。林殊の位牌の前にはあの巨大な真珠が供えられていました。また霓凰のもとには宮羽が駆け付けます。林殊は霓凰への手紙を遺していたそうなのです。

ああ、またしても林殊は二人を置いていってしまいました。美しい思い出だけを残して

志は受け継がれて

それから数年後、立派に成長した庭生が宮殿にやってきました。廊下では、静貴妃と皇后が皇太子を遊ばせています。皇太子は庭生に懐いており、静貴妃は仲の良いふたりを嬉しそうに眺めていました。すっかり年老いた高湛が側で控えており、彼が咳をするのを皇后が気遣います。

皇后が風が吹いてきたというと、高湛は、この皇宮で風がやんだことはないと語りました。皇太子は嬉しそうに梁の旗を風になびかせて走っています。この子がきっとシーズン2の梁帝ですね

蒙摯が皇帝となった景琰に北の中軍と尚陽軍の再編を終えたと報告に来ました。皇帝は、亡き林殊への思いを込めてこれを「長林軍」と名付けますようやくこの意味が分かりました( ;∀;)

感想

今はただ無事完走できたことへの感動でいっぱいです。本当に素晴らしいドラマでした。ご一緒くださった皆々様にも厚く御礼申し上げます。また引き続き琅琊榜2も是非ご一緒いたしましょう

また今回は動画も拝借させていただいたのですが、これらを探している際、ちょっと変わった動画も見つけました。それぞれの役とそのキャストを紹介した動画です。記事のトップにリンクしてあるあらすじリストの方に張らせていただいたので、よろしかったらそちらにも足をお運びくださいませ。んなことしてるからすっかり遅くなっちまいました

琅邪榜(ろうやぼう)~麒麟の才子、風雲起こす~ コンパクトDVD-BOX1~3
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COMMENTS

こん
Fさんへ
2020/10/11 (Sun) 07:24

拍手コメントをありがとうございます♪

Fさ~ん、とうとう終わってしまいましたね~(;´Д`)。

分かる分かる、アタイは今、贅沢なドラマを見過ぎたせいで、新しいドラマは何を見てもつまらないですvv。特に中国系はついつい比べちまって、我慢する気にもならない(爆。

あ~本当に素晴らしいドラマでした。

そうそう、梅長蘇の歌もいいけど霓凰の歌も切なくてまた良かったですよね( ;∀;)。
あ~ミーユエの役とは全然違うヽ(`Д´)ノ。Fさんがキッパリおっしゃったわけが今ならものすご~くよく分かります。あれは比べる方が失礼だm(__)m。

ふふふ、配信が終了するまであと1~2回は見るつもりです(^_-)-☆。

Fさん、最後までお付き合いいただいて、こちらこそ、ありがとうございました(^^)/。こん

琅琊榜-麒麟の才子風雲起こす