月に咲く花の如く あらすじと感想 第56話 正義の裏側
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スン・リーさん主演の中国史劇、【月に咲く花の如く】の56話は「正義の裏側」です。
あ~いや~な予感が的中しそうで憂鬱です。中国史劇で女性が主人公の場合、必ずと言ってよいほど、それまで優しくて素敵なキャラだったのが嫉妬メラメラで急変する女性が出てきますよね~。しかも家柄や教養もそこそこの女性ですよ
。
生まれは貧しくても、本人の努力次第で成功するというサクセスストーリーを盛り上げるための演出なんでしょうかね~。最近はそれが共産主義国=「お国柄」なのかもしれないと諦観しているところです。
とおばさんの先走りのぼやきはそれぐらいにして、以下ネタバレのあらすじです
。女性云々以外でも大きな動きがありそうです
。
張長清が白石を訪ねてきました。その目的は巨万の富を生む陝西機器織布局を取り上げることです。
ク〇真面目な白石はそんなこととは知らず、周瑩を恩師に引き合わせました。料理自慢の呉漪にたくさん料理を作らせて、周瑩を招待します。
周瑩は、久しぶりに会った漪に、少し痩せたのではないか、と親しげに声を掛けますが、漪は仏頂面を崩しませんでした。
なんでも織布局では白石と周瑩が密通しているとの噂が広まっていたそうなのです。漪はこの噂は知らなかったようですが、白石がいまだに周瑩を想っていることは承知しています
。
一方の周瑩は、たとえそんな噂が漪の耳に入っても、ふたりの絆は壊れないと自信満々でした。
周瑩はいつも通り豪放磊落に振舞い、張長清もそんな周瑩を気に入った様子で、白石も入れた3人の会話が弾みます。3人は食事を終えると白石の書斎に移動しました。漪は、いわゆる女性同士、張長清の妻とウマが合ったようですね。
ところが、張長清が織布局の株をすべて国に返せと言った途端、雰囲気が一変しました。国の肝いりで始めた産業ですから、最終的には国に返すことになっていたらしいですが、それにはまだ1年残っているのだそうです
。
周瑩は、それでもやんわりと、一旦交わした契約は守るよう促しますが、張長清は、もう十分儲けたのだから良いではないかとうそぶきました。
周瑩1人が儲けてるわけじゃないのにね~。あの年末のパーティーを見せてやりたかったですね。ま、たとえ見せてもコイツには通じんでしょうが。
張長清はまた、上海で成功した星移にも目を付けていたようです。白石は星移を認めており、ともに洋務運動を進める同志として迎えようとしました。沢が星移に気づいて呉漪に話していたのです。
呉漪から話を聞いた白石は味経書院に行って星移を誘いますが、星移はキッパリ断りました。杜明礼も張長清も所詮は同じ穴の狢だというのです
。
も~星移の眼力は大したものですね~まさにその通りでしたからね。白石も今度こそ目が覚めたようで、顔を真っ赤にして怒っていました。今国が織布局を取り上げるのは不当極まりない!!
星移の居所を嗅ぎつけたのは沈家の侍女=玲瓏(れいろう~ワン・ルーユン)も同じでした。玲瓏は粗末な身なりの星移を心配し、側室にしてほしいと言い出します。それがだめなら一生侍女でいさせてください!!
でも星移は逆に、侍女から解放するから、好きな男を見つけて嫁ぐよう命じます。幸せになってほしい。
この辺もまた当時の価値観をよく物語っていますよね。女性は自分で幸せを見つけるよりも、誰かに幸せにしてほしいし、星移もまた以前はそれが当たり前だと思っていたけれど、自立した周瑩に出会い、また西洋人が多く住む上海で暮らして、人間には自分の思い通りに生きる権利があることを知ったのです
。でも玲瓏にはそれが分かりません
。
劉光賁は、外で熱心に変法(改革)の話を聞いていた星移に感心して書物を貸してくれました。今後の星移の成長がますます楽しみになってきましたね~!
~怖い急変キャラは実際にその時が来るまで自分の中で封印いたしまする~
月に咲く花の如く(シンプルBOX 5,000円シリーズ)DVD-BOX1~3
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