月に咲く花の如く あらすじと感想 第66話 政治改革の余波
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スン・リーさん主演の中国史劇、【月に咲く花の如く】の66話は「政治改革の余波」です。これまたなかなか面白かったですね~。周瑩の成長ももちろんですが、今回は白石や星移がより頼もしく見えましたね
。
以下早速ネタバレです。
周瑩が織物工場を創ると知った杜明礼は、早速白石にクレームを付けに来ました。郡王は民間工場の設立を望んでいないのだそうです。いやいや物事は正確に言わんといかんね
~郡王に利益をもたらさない工場はお嫌なんですわね
。
白石は周瑩に、巡撫として建設中止の命を出すと伝えに来ました。もちろん今の周瑩は全面的に白石を信頼しているので、その言葉の裏の意味を素早く察します
。白石は、光緒帝が推進しているプロジェクトに水を差すことによって、自分の裏にいる杜明礼ひいては郡王に釘を刺そうとしていたのです
。
単純な沢が早速引っかかってきました。たとえ友人だろうと姻戚であろうと、皇帝の命に背く者は容赦しないと息巻く沢に、白石は、容赦なく罰してくれとのたまいます
。そして私の背後の人物を追及しろ
。
ほどなくして光緒帝が「民間工場を阻止する官吏を叱責する詔」を出しました。公に注意されては、さすがの郡王も、もちろん杜明礼も歯向かうわけには行きません
。周瑩はその隙に工場建設を進めました
。
それを知った星移はこっそり懐先を呼び、日本での紡績業の資料を周瑩に届けさせます。私からだということは秘密だぞ
。
一方、戊戌の変法の一環として、陝西の各地で300名を超えるリストラが命じられました。白石は、人員を削減した後彼らをどうするのか決まらないうちは実行に移せないと猶予を申し出ます。また周瑩も、星移にもらった資料を研究し、今度は日本の工場の緻密さを模倣しなければならぬと、義叔父たちと計画を練っていました。良いものを作ろうとすれば、当然時間はかかりますね
。
ところが沢にはそれが理解できません。とにかく急げの一点張りです。工場の準備には1か月ほどかかるそうなのに、それを10日以内に成果を上げろと命じてきました。周瑩や蔚武たちが何を言っても聞きません
。あ~この子がずっと科挙に落ち続けた理由が分かるような気がしますね
。その長い歳月も今の原動力になっているのでしょうが
。
沢を諫めようとした白石は、あっさり罷免されました。
これに怒った蔚全は息子をたしなめようとしますが、こともあろうに「お茶を飲んだ」=帰すよう促したため、蔚全は激怒のあまり発作を起こして倒れてしまいます。あ~でも今の沢では親より改革が大事だとか言いそうです
。
それは星移も同じでした。星移は日本に留学した際、日本国民が全員ある一定の教育を受けていたことに感動し、中国の民が権力者に搾取され続けてきたのは、彼らが無知だったからだと思い知ったのだそうです。それで星移は今、幅広く民を教育しようとしていたのです
。
これを面白く思わない杜明礼は、早速四海に圧力をかけに行きました。星移がやっていることは変法ではなく謀反だと言い切ります。
それで四海はすぐに星移を止めに行きましたが、星移は「これだけは譲れない」と固辞しました。あ~やはり周瑩のことは譲ったけど、という意味が言外にありますよね。それにその周瑩と復縁できないのも、己の一生を民の教育にかけたいと誓ってのことなのでしょう
。星移も本当に立派になりましたね
。
息子が成長したとは考えられない四海は、親子の縁を切ると帰っていきました。その後姿は小さく、髪も真っ白になってきたのを見て、星移もさぞかし心が痛んだことでしょう
。まったくね~四海に早く杜明礼は息子の仇なのだと教えてやりたいですね
。それを知ったら、さすがに四海も黙っていないでしょうからね。
星移あらため康卓文は街でも評判になっていて、白石も星移とは知らずに会いに行きました。そこで今話題の憂国の士が星移だと知ると心から喜び、今度こそ一緒に周瑩を助けようと誘います
。
初めは、これまた周瑩同様、白石を裏切り者呼ばわりしていた星移も、それがすべて周瑩のためだったと知るとすぐに無礼を謝罪しました。白石がニヤリと笑って、周瑩に罵倒されたよりはマシだったといったのには大笑いでしたね
。私を殺さんばかりの勢いだったからな
。
いや~ついに白石と星移がタッグを組むのですね~。これはめっちゃ楽しみでござるね
。
月に咲く花の如く(シンプルBOX 5,000円シリーズ)DVD-BOX1~3
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