如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃 ネタバレと感想 第62&63話 ついに止めか?
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中国史劇、【如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~】の62話「赤い衣の公主」と63話「ついえた野心」を視聴しました。いや~コイツはホントにしぶとかったですね~。今度こそ「費えた」と理解してよいのでしょうか
。以下早速ネタバレです
。
赤い衣の謎
上巳節(3月3日)には后妃たちが褒美を贈る習慣があるそうです。永璇の足は元通りにはならないと聞いて苛立っていた玉妍は、テキトーに布地でも選べと侍女に命じました。それで侍女は緑と赤の布地を用意したそうです。裁縫が得意だと言う陸沐萍は、この布地で永璂と璟兕に衣服を作ってきました。当時、男児には赤、女児には緑の服を着せる習慣があったそうです。如懿は、御花園に行く時に着せると礼を言いました。嬿婉は赤い服はきっと永璂に良く似合うと世辞を言います。
ところが璟兕は、緑は嫌だ、赤がいい、と言い出しました。如懿は、もう好き嫌いが出てきたと喜び、璟兕の好きなようにさせます。永璂はお兄ちゃんらしく、妹に赤を譲りました。
如懿は、前言通り、ふたりを御花園に連れていきます。と、そこへ、玉妍が飼っていた最後の飼い犬=富貴児がやってきて璟兕に飛びつきました。犬の鳴き声だけでも失神したほど犬が嫌いな璟兕には文字通り致命的です
。すぐに侍医が呼ばれて手を尽くしました。
一方で、件の犬が玉妍の飼い犬だったことが判明しました。可哀想な富貴児は既に殺されて発見されたそうです。皆は口々に「玉妍の仕業」だと訴えました。玉妍は子どもたちのことで如懿を逆恨みしていたからです。しかも「赤い衣」には玉妍愛用の香水が染みついていたのだそうです。玉妍は必死で無実を訴えましたが、愛する公主を2度も傷つけられた乾隆帝は怒り狂い
、玉妍を啓祥宮に禁足とし、皇子との面会を禁じました
。
その直後、皆の祈り空しく、璟兕は亡くなってしまいます。その上、この騒動のせいで、公主を妊娠中だった湄若も流産してしまったそうです
。如懿はショックのあまり寝込んでしまい、代わりに海欄が乾隆帝に直訴しました。これは玉妍の仕業だ、公主を二人も害するとは許せない!たとえ玉氏の者とは言え、厳罰に処すべきだ!
乾隆帝は、情けは掛けぬと言い放ち、貴妃の称号をはく奪して答応に格下げする、側仕えの奴婢はすべて追放し、毎日むち打ちの刑を科す、と約束します。海欄は陸沐萍の関与も明言しました。それで陸沐萍は貴人に格下げされ、安華殿にて禁足して写経するよう命じられます。
野心は費えず
ところがその後、玉氏がジュンガル平定に貢献したという理由から、またしても!、玉妍が貴妃に復位しました
。調子づいた玉妍は、この機に永珹を皇太子にしようと画策します
。年頃の永珹に良い縁談を用意し、また玉氏の王に手紙を書き、永珹を亡き孝賢皇后の養子にするよう乾隆帝に勧めさせました。永珹は、せっかく禁足が解けたのにこれ以上愚かな真似はしないでほしいと頼んだのにその愚かな母の野心はいや増すばかりです
。
玉妍は、体調が良くないと語る如懿を「年のせいだ」と嘲り、自分の息子たちは4と8で(世継ぎになるには)縁起がいいと威張り散らしました。如懿はそれを諭した後でめまいを訴えます。めまいは「妊娠」のせいでしたが、海欄は黙っていません
。早速駆け付けてきた乾隆帝に、如懿が倒れたのは玉妍が侮辱したからだ、と逐一暴露しました
。
終焉
如懿の妊娠を喜ぶ一方で、またしても、玉妍が愛する如懿と子どもを害していると知った乾隆帝は、妃たちを一堂に集めて玉妍を問い詰めます
。玉妍の根回しをすべて「悪意と野心」に解釈して罵倒すると、玉妍は永琪が永璇を落馬させたことに言及しました。海欄は、誓ってそのようなことはない、と明言し、玉妍のこれまでの悪事について詰問します
。
孝賢皇后と永琮、如懿、璟兕に生まれるはずだった第6公主、そして海欄や永琪に何もしていないと誓えるのかっ!?海欄は続けて玉妍のアキレス腱を狙い撃ちしました。誰かを陥れたなら、玉氏は滅ぶ、息子ともども無残に死ぬ、と誓え!!
玉妍は、玉氏を侮辱するなど許さないと言って海欄に掴みかかりました。乾隆帝はすぐに席を立ってきて、玉妍を蹴飛ばします
。止めろ!不届き者めっ!皇子を死に至らしめるとはっ!!永珹を皇太子にしようなどとは努々考えるなっ!!
これを裏で聞いていた容珮は如懿に、乾隆帝の怒りが並大抵ではないので如懿が諫めてはどうかと助言しますが、如懿は、止めたところで無駄だ、と静観の構えです。むしろ、この怒りは遅すぎたほどだと言わんばかりでしたね
。
乾隆帝は、永珹を貝勒に封じ、玉妍のかねてよりの希望通り、福僧額の娘との婚姻を認めました。そして永珹を履親王の養子にすると宣言します。朕の子とは見なさぬっ!そして玉妍は、ついに!、庶人にされ、生涯禁足を命じられました。これを聞いた永珹は驚いて駆けつけてきますが、玉妍は、永珹を皇太子にすると「王」に約束した、と嘆いたため、永珹は絶望し、玉妍にとって自分は何なのか?と言って去っていきます
。
その後、永珹は嫁を伴って挨拶に来ましたが、玉妍には会いに行きませんでした。嫁の伊爾根覚羅氏(イルゲンギョロ)が、庶人に挨拶などできぬと嫌ったこともありますが、永珹自身も母を許す気にはなれなかったのでしょう。
またその玉妍が、彼女なりに忠誠を尽くした玉氏の王は玉妍に見切りをつけ、新たな娘=宗氏を送ってくるそうです。本人も、最後には「王は何もしてくれない」と分かっていたようですね。后の証である長い爪をかじって、すっかり短くなっていたのがいかにも象徴的でした
。
ほか
恒娖長公主
ジュンガルが平定され、長公主の恒娖の無事が確認されました。なんと恒娖はダワチの子を身ごもっていたのだそうです。乾隆帝は、渋々、ダワチを親王に迎えることにしました。恒娖は鈕祜禄氏の慈寧宮で暮らせるよう手配します。でも恒娖は乾隆帝を恨んでいました。
秘めたる恋心
璟兕の三十五回忌に、乾隆帝はまだ娘の死と向き合うことができぬと出席しませんでした。代わりに李玉と雲徹が来てくれます。法要が終わってふたりに礼を言った如懿の髪から紙の花が滑り落ちました
。雲徹はそれを拾って切なそうに見つめます
。それを素早く見て取った海欄は、その花はもう用済みだから私が捨てておく、と取り返しました。
この一部始終を嬿婉が見ています。嬿婉はこれまでずっと雲徹はまだ嬿婉を愛している、落馬の件も嬿婉の仕業と分かっていて庇ってくれていると思い込んでいましたが、そうではなかったと思い知らされました。あの人は皇后を愛している。落馬の件は私の関与を疑っていないだけ、永琪の養母である皇后のために黙っているだけよ!
永琪の逡巡
永珹が罰せられたことを受け、永琪の心中は複雑でした。しかも如懿はまたしても妊娠しています。海欄は永琪に、永琪はあくまでも「臣下」なのだと言い含めました。如懿への敬慕を失わずに行動するよう命じます。
欽天監の予言
如懿のお腹の子はどうやら男児らしいと思われてきた頃、欽天監がやってきて、お腹の子は吉祥の子だと予言しました。璟兕が亡くなってすぐに授かった子どもだったため、璟兕の生まれ変わりではないかと話し合っていた如懿と乾隆帝は、その言葉に勇気づけられます。当たったら褒美を取らせるぞ!
感想
いや~玉妍はいい気味でしたね。玉氏の呪いにがんじがらめな息子が心底可哀想でしたよ。でも、赤い衣の件は嬿婉の仕業ですよね
。案外、麗心が裏切ったのかな。嬿婉は、赤い衣を着るのは永璂だと思い込んでいたようですから、狙ったのは永璂だということですよね。つまりは嬿婉もまだ皇太子を産むことを諦めていないということでしょうか
。
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