如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃 ネタバレと感想 第25&26話 身ごもらぬ理由
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中国史劇、【如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~】の25話「身ごもらぬ理由」と26話「止まぬ攻撃」を視聴しました。いや~ようやく判明しましたね。以下早速ネタバレです
。
止まぬ攻撃
まずはこちらから行きまするね。晞月の提案で、宮中で花火が挙げられました。表向きは、その花火が冷宮に飛んで火事になるという事件が起きます。たとえ花火であろうと、普段から湿っぽい冷宮に落ちた、しかも如懿たちのいる部屋をめがけて飛んで行って火事を起こした、などと誰が信じることでしょうか
。
この犯人は阿箬でしたが、琅嬅も、そして玉妍も知っていましたし、実行犯だという阿箬の侍女の新燕(しんえん)は確か晞月の配下だったと思われますから、当然、晞月も承知しているのでしょう。
冷宮が火事だとの知らせを受けた乾隆帝はすぐに現場に駆けつけました。琅嬅もその後を追い、冷宮は汚れていると皇帝が中に入るのを止めようとしますが、乾隆帝は構わずどんどん入っていきます
。ここでもまた大活躍の雲徹が救い出した如懿がぐったりしているのを見た乾隆帝は、思わず、上着を脱いで如懿に着せかけました。
でも如懿は反応を見せず、乾隆帝が立ち去るとすぐにその上着をどけて、惢心を抱きしめます。如懿はその後、その上着を洗って江与彬に託しました。江与彬から上着を受け取った李玉は、冷宮でこれほどきれいに洗うのはさぞかし大変だったことだろうと察してくれますが
、乾隆帝は「突き返された」とショックを受けます
。
宮中に置いては命を狙われるからと冷宮に送ったのに、こう何度も殺されかけては冷宮に送った意味がない!
身ごもらなかった理由
如懿が身ごもらなかった理由がようやく明らかになりました。やはりあの腕輪でしたよ~
。腕輪の中に「零陵香」と呼ばれる不妊をもたらすお香が入っていたのだそうです。今回は如懿が偶然腕輪を落とし、腕輪が壊れたことによって、中の零陵香が高与彬の目に留まることとあいなりました
。
如懿は、好意は持たぬまでも信頼してきた琅嬅の謀略を知って慄然とします。やはり、玫貴人と儀貴人の子を殺したという海蘭の話は本当だったのか!?
江与彬は、これまでの事は致し方ない、体質は薬で変えられると如懿を励まします。如懿も将来に備えなければとの決意を新たにしました。
好転の兆し
逆転
中元節に紙銭を届けられた如懿は、あたかも紙銭を燃やすふりをして、六字真言を書いた紙を燃やしていました。敵が如懿を陥れようと紙銭を届けたのだとしたら、必ず反応があるからですね。案の定、敵はまんまと引っかかってきました。鈕祜禄氏の太監の成翰(せいかん)です。あらかじめ琅嬅の太監の趙一泰から根回しされていたからです
。
成翰はここぞとばかりに鈕祜禄氏に訴えました。今日は宮中の厄を払う行事なのに、あの者のせいで皇太后の志が台無しに!!
鈕祜禄氏はすぐに冷宮に乗り込んでいきました。如懿は、これは紙銭ではない、六字真言を書写した紙で、皇太后への孝行心を示すものだ、と説明します。でも成翰は、その日が如懿の父=那爾布の四十九日だから、父を供養するために紙銭を燃やしたのだろう、と反論しました。そこで如懿はすかさず、なぜ今日が父の四十九日だと知っているのか?と問いただします。もちろん鈕祜禄氏も同感でした。私ですら知らぬことをなぜおまえが知っている?
鈕祜禄氏の侍女、福珈(ふくか)も、燃えかすを確認し、それが間違いなく六字真言だと明言しました。
もうこうなったら何を言っても無駄です。鈕祜禄氏は、成翰には私以外に大切な主がいるようだ、と皮肉を言い、成翰に罰を与えることにします。
命の恩人
如懿はその後も意図せずして「孝行心」を示すことになります。あの吉太嬪が鈕祜禄氏の姿を見て、ここで会ったが百年目!とばかりに襲い掛かってきたのです
。如懿は思わず身を挺して鈕祜禄氏を守りました。騒ぎを聞いて雲徹も駆けつけてきます
。
相手が吉嬪だと気付いた鈕祜禄氏は、今度こそ始末することにしました。如懿は助命を嘆願しますが、冷宮に送られてもまだ学習せぬのか、と逆に叱責されてしまいます。
でもこうして如懿は、実は一番の難敵=鈕祜禄氏を懐柔していくのですね。
海蘭の懐妊
一方で海蘭が懐妊しました。乾隆帝の寵愛を受けているということだけでも大きな力になりますが、海蘭はそれだけでは満足せず、己とお腹の子の命を懸けて、如懿への濡れ衣を晴らそうとします
。江与彬の力を借り、かつての玫貴人と儀貴人の状態と同じ健康状態を演出したのです
。
海蘭は玫貴人を呼び、口の周りにできた湿疹を見せました。あなたの時と全く同じよ。私も命を狙われているわ!お姉さまは無実なのよ!!
葉赫那拉の呪い
鈕祜禄氏が、今度は新たに葉赫那拉意歡(エホナラいかん)という娘を送ってきました。乾隆帝は、如懿によく似て慎み深くかつ教養のある意歡をすぐに気に入り、彼女を舒貴人に冊封します。
エホナラと言えば西太后が有名ですよね。ドラマでも紹介されていましたが、清の初代皇帝=ヌルハチは女真族の愛新覚羅氏出身であり、彼が滅ぼしたのが満州民族のエホナラ金臺吉(ギンタイジ)なのだそうです。金臺吉は、たとえ女人一人であっても清朝に葉赫那拉の人間が加われば、ヌルハチの一族=愛新覚羅氏を滅ぼす、と言い残したのだそう。これは今回の意歡ではなく、西太后を指しているそうです
。
感想
あれだけ何度も殺されかけているのに「上着一枚」で許せという方が無理ですよね。きれいに洗って返しただけ偉いですよ、如懿は
。
また如懿は琅嬅の企みを知ることができたけれど、気の毒なのは晞月ですわ。いまだに後生大事にあの腕輪をしているのですからね。ま、それも自業自得ではありまするが。
さ~ていよいよカムバックの日が近づいていそうで楽しみですね。
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