如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃 ネタバレと感想 第6&7話 勧善懲悪が楽しい~(^^)/

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中国史劇、【如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~】はホ~ントに楽しいです。宮廷愛憎劇なので、もれなく、アホキャラによる苛めはあるんだけど、それに負けないくらい「優しくて賢いキャラ」がいてくれて、しかもこれ見よがしじゃなく、こっそり助けてくれるのがなんとも言えず奥ゆかしいのですよね~。これもまさに「秘すれば花」でやんすね。もうす~っかり気に入っちゃいました

以下早速ネタバレです如懿伝のネタバレ感想行きますよ~( `ー´)ノ

扁額

如懿が乾隆帝から直筆の書を収めた扁額「慎賛徽音」を下賜されたと聞いた晞月は、早速、如懿だけに与えるなど不公平だと皇帝に直談判に行きました

そこで乾隆帝は、晞月のみならずほかの側室にも、というより「寝殿」すべてに当てて書をしたためます。以前、如懿のために用意した「翊坤宮」(よくこんきゅう)や今は無人の景仁宮にもそれぞれ「八恭婉順」「賛徳宮闈」と記しました。皇后の覚えめでたい王欽はこの行為が倹約を推奨している皇后の意にそぐわないとほのめかしたため、乾隆帝は皇帝の意図を素早く汲んだ、若い李玉(ホアン・ヨウミン)を担当に据えます

新しい妃

宮殿には「札選び」という夜伽を選ぶ制度があるそうです。乾隆帝はある夜、数ある妃の中からではなく、琵琶奏者の白蕊姫を夜伽に選びました。翌日琅嬅はこれを早速皆に伝えます。白蕊姫はその場に、皇帝から下賜された、薄くても暖かい、いかにも贅沢な絹織物をまとってきました

意外にも、琵琶の腕は白蕊姫より数段上だという晞月は、白蕊姫が寵愛を受けたことが悔しくてならず、早速「芸妓上がり」とバカにします。しかも容姿もたいしたことはないと嘲笑しました。白蕊姫はこれを認め、自分が優れているのは「若さ」だけだとのたまいます。

しかも晞月の家はもともと「包衣」(ボーイ)と呼ばれる「使用人」の家柄だったそうです。西洋でも"Boy"には使用人の意味がありますが、偶然でしょうか

使用人&年寄り呼ばわりされた晞月は激怒し、自分付きの太監、双喜(リゥ・ズーカイ)に命じて白蕊姫の顔を殴らせました。白蕊姫の顔は真っ赤にはれ上がってしまいます。騒ぎを聞いて駆けつけてきた皇后琅嬅がこれを治め、侍女の素錬に命じて塗り薬を届けさせました。白蕊姫は「毒」の混入を疑いましたが、如懿は匂いを嗅いで大丈夫だと明言します

倹約令

服装

皇后琅嬅が自ら質素な身なりをしていたため、ほかの妃たちも皆、少なくとも表ではこれに倣っていました。が、白蕊姫のこともあり、晞月は己の寝殿、咸福宮の中でだけは贅沢な服装を楽しんでいます。見た目もそうですが、晞月はひどい冷え性で、厚着をせずにはいられないらしいのです

時は冬~当時寒さをしのぐ手段は「炭」でした。当時宮殿で使われていた炭は2種類~普通の「黒炭」と高貴な身分が使用を許された「紅籮(こうら)炭」です。違いは臭いですよね、きっと

寒がりで意地悪な晞月は紅籮炭のみならず、黒炭も独り占めし、咸福宮に同居している海蘭には、ほとんど炭を与えませんでした。海蘭の手炉にほとんど炭がはいっていないのを見た如懿は、侍女の葉心(劉佳)から事情を聴くとすぐに、自分の黒炭を分け与えることにします。紅籮炭はその燃えさしからすぐに紅籮炭だと分かってしまうのだそうです。

心優しい海蘭はでも、如懿に教えられたように熱心に本を読むことでこの辛さを忘れようとしていました。粗末な食事も「腹が膨れればよい」と語り、少しでも毛皮が手に入ると、如懿の好きな「緑梅」を刺繍して届けます

その後、如懿の太監=三宝(李琦)がこっそり海蘭の太監=五福(陳卓)に炭を渡しているのを、こともあろうに双喜に見られてしまいました。報告を受けた晞月は、海蘭が如懿に言いつけたと激怒します。これに加え、晞月が寝殿内で贅沢な装いをしているのを海蘭に見られてしまいました。海蘭は特に気にも留めてなかったのですが、心に疚しさのある晞月は、海蘭を排除することにします

晞月は海蘭が紅籮炭を盗んだと言いがかりを付けました。部屋でその燃えさしが見つかったというのです。雪が降る中、海蘭は薄着でブルブル震えながら、懸命に無実を訴えました

これがすぐに如懿の耳に入ります。阿箬は、こうした仲裁は皇后の仕事だと止めましたが、その時皇后は養心殿で乾隆帝と休んでいたため、如懿は、海蘭を助けられるのは自分しかいない!と駆けつけました。惢心もその後を追いましたが、晞月と海蘭の様子を一目見た惢心は、すぐに踵を返し、養心殿に走ります。これを解決できるのは皇帝と皇后しかいない、と確信したからです

一方の如懿は懸命に海蘭を庇おうとしましたが、卑劣な晞月は「証人」を用意していました。海蘭の侍女の香雲を言いくるめ、海蘭が晞月の病を悪化させるために炭を盗んだ、と言わせたのです。これには海蘭も絶句します

その頃、惢心は王欽に取次ぎを願っていました。でも王欽は相手にしてくれません。惢心が困り果てていると、こっそり李玉が現れました。李玉は王欽に見つからないように乾隆帝に知らせてくれます

かたや晞月の怒りは、如懿からあれこれ反論されて頂点に達していました。海蘭は他にも炭を隠しているに違いないとわめきだし、部屋ばかりか海蘭自身の着物もはごうとします。その上如意を「無礼」の罪に問おうとしました。それを知った海蘭は、如懿を庇うために、炭を盗んだ、と認めます。如懿は、やってもいないことを認めてはいけない!と叫びました

そこへよ~~~やく乾隆帝が琅嬅を連れてやってきます。乾隆帝は雪まみれになった如懿と海蘭に着替えを命じ、暖かい部屋に呼び入れました

名裁き

既に晞月の謀略に気づいていた乾隆帝は「海蘭に紅籮炭を与えるよう命じたのは自分だ」と明言します。如懿に対して、こんなことになるのなら、早く事実を言えばよかったのに黙ってないで(^_-)、と促しました。如懿はすぐにその意をくみ取り、海蘭が乾隆帝の立場を慮って最後まで黙っていたのだ、と答えます。

晞月は、思いもよらぬ成り行きに目を白黒させていましたが、これで終わりにはさせられません。炭のことは了解したが、如懿の無礼は許せない、と言い出しました。乾隆帝は、如懿と海蘭の罪はあれほど雪まみれにされたことで帳消しだ、といさめます

それでも晞月が不満そうだったので、ついにとどめを刺しました可哀想な香雲。香雲を呼び、死ぬまで打て、と命じたのです。王欽はすぐにこの命に従い、哀れな香雲は絶命してしまいました。乾隆帝は、主人を陥れるような真似をした者の末路は死だと思い知らせたかった、と語ります。さすがの晞月も同意するしかありません

それでも晞月が鼻声を出しぐずぐず言っていたので、乾隆帝は横で控えていた侍医の斉汝(王全有)に声を掛け、晞月の病は治るのにどのぐらいかかるのかと尋ねました。斉汝は3カ月と答えたので、それなら3カ月は声を掛けない、と言い渡しますざ◯あみろ!

これに加えて、こんなことがあっては、海蘭は晞月と気まずいだろうからと、如懿のいる延禧宮に移るよう命じてくれました

エピローグ

如懿は惢心を称えました。惢心は、貧しい生まれの惢心にも分け隔てなく優しくしてくれる如懿に報いるには真心を尽くすかないと心に決めていたそうです

感想

ホントに晞月はアホですよね~。炭の燃えさしを置かせたのは自分なのだから、乾隆帝が晞月の罪に気づいて庇ってくれているのだ、とすら気づかない。海蘭がようやく逃げてこられて本当に良かったですわ。

また「塗り薬」ですが、琅嬅はともかく、富察夫人が先日素錬にはっぱを掛けたばかりだったのが気になるところですね。今寵愛を受けている白蕊姫がここで子どもを授かったら大変ですからね。

それと~情報不通のおばさんは今まで気づかなかったざんすが、このドラマは、つい先日まで放送していた「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」というドラマと同じ舞台背景なのですね。もう去年は琅琊榜だけで充実していて、ほかの中国ドラマを見る気にはなれなかったのですわ。いつか機会があったら見比べてみるのもよいですね~(2021年11月から視聴中なり😁)。

実は昨日、ここまで書いた記事をぜーんぶ消してしまいました。もうね、新しいキャラが増えて、その漢字を調べるだけでも疲れ果てていたので、泣く泣く諦めて今日また書き直したので、昨日放送分の8話はまだ見とらんのですわ。そのうち追いつきまするね。あ~やっと終わった

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如懿伝-紫禁城に散る宿命の王妃