如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃 ネタバレと感想 第77〜79話 もう涙が止まらない
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中国史劇、【如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~】の77話「沈黙の夕餉」、78話「御花園の幻」、79話「残された指輪」を視聴しました。最近はドラマを見て泣くことは滅多にないおばさんですが、これは泣いた。も〜悲しくて悔しくて今も泣きながらこれを書いています😭。以下ネタバレ混じりの感想です。
君に全てを捧ぐ
如懿の心が自分から離れたと思い知らされた乾隆帝は、卑劣にも、雲徹を宦官にしました😱。しかもわざと翊坤宮の「寝殿」に送り込みます👎。名前は小凌子。人間はどこまで浅ましく&卑しくなれるのか、乾隆帝の行為はまさにその良い例でした😡。雲徹は一言も愚痴を言わず、自分のせいで如懿に辛い思いをさせてしまった、今またそうしていると謝罪します。私のために何もしないでほしい、私のことは柱だと思ってほしいと願うどこまでも誠実な彼に、如懿はかける言葉が見つかりません。雲徹が這いつくばるようにして頭を下げている間、如懿は、どんなに抑えようとしても込み上げてくる涙を、嗚咽を、必死に堪えて泣いていました
。
その後も乾隆帝は二人に対して陰湿な虐めを続けました。でも如懿は、雲徹を庇えば庇うほど彼が辛い目に遭うと悟り、何をされても人形のように大人しく従っています。雲徹はそんな如懿を、ひたすら目立たぬようにではありながらも心配そうに見つめていました
。
この子供じみた復讐を知った寒香見は「一体何がしたいのか」と諌めに行きます👍。如懿は乾隆帝と愛を誓い合った仲だと聞いていたのに、そしてその心は今でも変わっていないだろうに、どうしてそんなに疑うのか、と👊。でも乾隆帝は如懿が変わったの一点張りです。が、さすがに恥ずかしくなったのか、それとも虐めに飽きたのか、次は雲徹を掃除夫に格下げしました。
如懿は何もできないけれど、せめて夜ぐっすり寝てほしいと、雲徹のために杭白菊を選り分けて、容珮に枕を作らせます。容珮はその気持ちに答えるべく一針一針丁寧に縫った枕を雲徹に届けました
。如懿が自ら花を選び、雲徹の苦衷を心配していると聞いた雲徹は、自分が辛いのは体だけだが、如懿は心を痛めている、と思いやります
。その夜、その枕に頭を乗せて寝た雲徹の心中を思うと胸が張り裂けそうでした
。
一方の如懿は、もう少しほとぼりが覚めたら、雲徹をどこか遠くの離宮にでも行かせたいと考えていました。が、邪悪な嬿婉と進忠は、雲徹を遠ざけることで乾隆帝が再び如懿を寵愛するようになれば自分たちの身が危ないと、雲徹を使って如懿を廃位させようと画策します。しかも嬿婉はこれに子ども〜永璂を利用しました💢。食べると幻覚を見るという毒キノコを食べさせると同時に、雲徹と如懿が抱き合っていたと吹き込んだのです😡。
その頃如懿は容珮とともに御花園へ行き、大好きな梅の花を愛でていました。雲徹がまだ侍衛だった頃、永璂が如懿に梅の花を取りに来た際、小さな永璂に代わって枝を折ったことがつい先日のことのように思い出されます。それが今では掃除係として御花園を掃除していました。その後ろ姿を見かけた如懿は、凌雲徹、と声をかけます。雲徹は思わぬ再会に驚いて近づいてきました。ふたりは互いを気遣います。ふたりの願いは、互いが平穏な日々を送ること、ただそれだけでした
。
雲徹は如懿に、もう一度だけ昔のように梅の花を手折らせてほしいと頼みます。如懿は涙ぐみながら、いいわよ、と花のように微笑みました。雲徹は感謝を述べて紅梅を手折り、如懿に差し出します。それを容珮が受け取って如懿に渡しました。如懿はいっぱい涙を溜めた目でそれを見やりました。雲徹はその目を見つめ返して、立ち去ろうとします。如懿は泣きそうになりながらも精一杯心を込めた眼差しを注ぎ、体に気をつけて、と声をかけました🌹。雲徹は嬉しそうに微笑んで、はいと答えます。如懿は、すっかり丸くなった彼の後ろ姿を、涙をこぼしながら、いつまでもいつまでも見送っていました。それが真実
。
が、この様子を見た永璂は妄想に駆られます😨。永璂からふたりが抱き合っていたと聞かされた乾隆帝は、またしても、嫉妬に駆られて雲徹を拷問しました😡。如懿は永璂の発言を怪しみ、毒キノコではないかと疑って李玉と江与彬に命じて調べさせます。でも調べれば調べるほど乾隆帝の怒りが増していくのです。話を聞いた海蘭は、もはや如懿が命じて雲徹を処刑するしか道はない、と確信しました
。如懿は反対しましたが、海蘭の決意は変わりません。
そしてそれを雲徹も待っていました😭。自害すれば事態はより悪化すると分かっていたので、如懿は無理でもきっと海蘭が自分を殺しに来てくれると期待していたのだそうです。
その海蘭より少し前に、嬿婉が訪ねてきました。雲徹は、自分が愛した嬿婉はもういない、冥土の土産にしたいから、昔贈った指輪を返してほしいと頼みます👍。嬿婉は、雲徹の心がまだ自分にも少し残っていたと油断して、その指輪を外しました🎶。そこには嬿婉を意味する燕と雲徹の雲の絵が刻まれていたそうです。雲徹は、いつか役に立つかもしれない、とこれを海欄に渡しました。
海蘭は雲徹に如懿をどう思っていたのかを尋ねます。雲徹は「男女の情を越えてお慕いしている」と答えました。そしてそれは如懿も承知している、と。
海蘭は三宝に命じて雲徹を「窒息の刑」に処しました。三宝は滂沱の涙を流しながらその言いつけに従います。ちょうどその近くでは梅が咲いていたそうで、雲徹はその香りを嗅ぎながら旅立ったそうです。三宝が、命日には必ず線香を手向けると約束したので、その時はどうか梅の花を備えてほしいと頼みました
。
永琪からこの知らせを聞いた乾隆帝は、雲徹の火葬を認めず、無縁墓地に葬らせました。永琪は如懿を許してほしいと頼みましたが、如懿が歩み寄らないのだと反論します。でも如懿が自ら雲徹に死を命じたことには満足していたようです
。
翌日海蘭は如懿に全てを報告しました。雲徹は全てを受け入れていて、むしろ如懿のために処刑を待っていたこと、最後まで如懿の健康と幸せを願っていたこと、如懿のことを男女の情を越えて慕っていたと語ったこと。それは如懿も分かっていた、と言い添えたこと。
如懿はその海欄に背を向けて窓から差し込む光を眺めながら、これまで何度も辛い目にあってきたが、それを乗り越えられたのは、海蘭と雲徹のおかげだった、と語りました。海蘭は長年の友、凌雲徹とはお互いに助け合ってきた仲。ふたりとも私の心を深く知る知己と言えるわ。私のためであっても許せない。下がって。
海蘭が声を殺して泣きながら退出すると、如懿は窓から漏れてくる光に向かって凌雲徹🌿、と声をかけました。そして、まるでそこにいる雲徹に涙を見られまいとするかのように微笑みながら目を伏せます。雲徹は如懿が悲しむのを見たくないと分かっていたからですね
。
感想
もう今さら感想でもないんですが、この如懿と雲徹の深い結びつきを見るにつけ、乾隆帝が嫉妬するのは致し方ない気もしました💦。もちろんそれは乾隆帝が人として成長してこなかったからという自業自得に他ならないのですけれど、成長の仕方すら分からないこの男には、ふたりを苦しめることしかできなかったのだと、心の底から軽蔑します😡。
この間鈕祜禄氏は如懿に、琅嬅は早世して幸いだったと語っていました。死ぬ前にあれほど嫌味を言われて絶望しながら亡くなったのに、死んでからは後悔しきりで大事にされているからですね👎。ふん、死んでから大切にしてもらってもね〜。永琪は乾隆帝が如懿を廃位するのではないかと心配していましたが、如懿的にはいっそ廃位してほしいのではないかと思いまするよ。でもって死んだ後は、もしアタイが如懿なら、雲徹と同じ無縁墓地に葬ってほしいですわ
。
あ〜大好きな雲徹が逝ってしまった今、あと8話をどうやって乗り切って良いか分かりません😿。でもあの「指輪」が出てきたからには嬿婉に天罰が下ることはまず間違いなさそうですよね😈。ということは、嬿婉をあんな風にした悪魔=進忠と、嬿婉にまんまと騙されたウマシカ野郎にも。せめてその日を指折り数えて待つことにいたしまひょか😔。
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