三国志〜司馬懿・軍師連盟〜ネタバレと感想 第20〜22話 洛陽遷都
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中国ドラマ、【三国志〜司馬懿・軍師連盟】の20話から22話まで視聴しました。これまではずっと劉備や関羽、そして諸葛亮の立場で見てきたこの部分が、まったく違って見えたのがまた当然だけど実に興味深かったですね〜🤗。以下早速ネタバレです。
樊城の戦い
伯達は皆の祈り虚しく亡くなってしまいました。そのおよそ2年後の建安24年、劉備が漢中王に推挙されました。それに伴い仮節鉞に任じられた関羽は、息子の関平とともに樊城を攻撃してきます。于禁が七軍を率いて応援に駆けつけますが、折り悪しく(関羽にとっては折良く)漢水が氾濫したことで、陸路を使った于禁は水没し、関羽の捕虜となってしまいます(でもドラマでは、関羽が水攻めをしたことになっていました💦)。于禁は最後まで曹操への忠誠を誓い、処刑されてしまいます。
このままでは許都にいる献帝が劉備側に奪われてしまうと焦った曹操は、またしても自ら出陣することにします。曹植は今度も一緒ですが、曹丕は鄴に残るよう命じられました。それを聞いた仲達は監国は太子の役目だと祝いますが、その仲達は「行軍司馬」(参謀長)として曹操に随行するよう命じられます。これを知った春華は、夫の「護衛」として付いていくことにしました🌹。
楊修の陰謀
遠征先での軍議が割れた際、曹操は楊修の意見を聞きます。楊修はここぞとばかりに「遷都」を提案しました。献帝を鄴に移して洛陽を魏の都にするというのです。鄴に残っている曹丕の力を弱めようという魂胆です😈。この噂は早速陣中に広まりました。広めたのは楊修と丁儀です。曹操は、曹植を太子にしようという楊修の腹積りを知りながらも看過しようとしましたが、こうなっては見過ごすわけにはいきません。軍の士気がすっかり落ちてしまったからです😏。
曹操は仲達を呼び出してその意見を聞きました。仲達は孫権と組んで関羽を挟み撃ちにすべきだと訴えます。曹操の時代はもはや長くないことを仄めかし、目の前のことよりも大局を考えるべきだ主張しました。このままではいずれこちらが挟み撃ちにされてしまう〜赤壁の戦いを忘れてはいけない。
楊修の最期
楊修は斬首を命じられましたが、命乞いすることもなく淡々と振る舞いました。仲達が会いに行くと、曹操は猜疑心が強く、曹丕は冷酷だと言い渡します。その時が来たら、どうか曹植を助けてやってほしい。仲達は長年の好敵手だった楊修と「末期の酒」を酌み交わしました。楊修は、打って出た自分は今逝くが、忍んだお前と最終的にはどう違ったのか、あの世で教えてくれ、と去っていきます。親友の処刑を知った曹植が駆けつけてきて泣いて命乞いをしましたが、曹操は取り合いませんでした。
孫権との出会い
曹操は仲達に呉へ行って同盟を結んでこいと命じました。仲達は春華を連れて出かけていきます。呉へ渡る船上で、仲達と春華はまだ見ぬ孫権について想像を逞しくします😁。孫権の髭は紫で目は青いらしい=まるで妖怪だ😨、その孫権と周瑜の妻で美女と名高い大喬や小喬と会えるかしら😏、などと語り合いました。
一方の孫権(丁海峰)は「司馬懿」などという若造の名は聞いたことがない、魏はよほど人材不足なのだろうと馬鹿にしていましたが、実際に話を聞いてその情報量と分析力、そして度胸の良さに感心します。孫権の「甘さ」を指摘して挑発した仲達は、その無礼を咎められて殺されそうになりますが、そこは春華が颯爽と助けました。軍師の陸遜(盧星宇)はこの「美しい侍衛🌹」の強さにも舌を巻いたようでしたね。これが呉のやり方か😡!孫権はようやく仲達の話に真剣に耳を傾けました。仲達を宿に帰すと、魏王は才子を得た、と呟きます😏。
その後、陸遜が仲達の宿を訪ねてきました。孫権も陸遜も、たとえ仲達を高評価しても曹操が信用できないのです。仲達は、曹操はもはや65だと余命の短さを仄めかしました。陸遜は、次は曹丕が王になり、司馬懿が朝廷を動かすようになる、と確信します。報告を受けた孫権は、陸遜に関羽の退路を断つよう命じました。(😭)
太子へ
仲達から、首尾よく呉と同盟を結んだとの報告を聞いた曹操は、これまで七度も仲達を殺そうとしたにもかかわらず思いとどまったのは、その聡明さゆえだと語りかけます。が、その賢さゆえに保身に走れば、窮地を脱することはできても太平の世を築くことはできぬ。今後は曹丕を支え、曹丕が天下統一できるよう、果敢に挑め😤。そう言ってバタリと倒れました。
その夜、鄴から曹丕が駆けつけてきます。鄴でも関羽の動きに呼応して内紛が起きたそうで、その中には、優れた文才を持ち、曹丕の親友でもあった王粲の忘れ形見がいたにもかかわらず、曹丕は関係者を残らず処刑したのだそうです。曹操は、初めて、曹丕の決断を褒め称えました。曹丕は思わず涙します。曹操は、本来なら3年前に渡すべきだったと言って「立太子の詔」を渡しました。
孫権が関羽を討ち果たしました。その首が曹操に届けられると、曹操は大いに嘆き悲しんで、香木で関羽の体を作って首と一緒に埋葬するよう命じました。そして仲達を伴って洛陽へ向かいます。そこでふたりは、その洛陽で流行っているという民歌を耳にしました。15で従軍し、80で帰途に着くというものです。
荒廃したままの洛陽で、唯一王宮だけが煌びやかに整えられた元日、盛大な宴が催されました。
感想
これまではずっと楊修を卑怯者だと嫌ってきましたが、丁儀が、今ともにいる兵を揚げて曹丕を討とうと誘ったのに対し、曹植を謀反人にはしないと言い切ったのと、最後の最後、処刑台に止まった蝶に息をかけて逃したシーンで、そう悪い人間でもなかったのか、と見直しました🌸。異なる才能の持ち主=仲達と力を合わせてともに国のために働く、なんて考えはこの時代、なかったんですかねえええ😔。
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、春華、よかったですよね〜。も〜またしても「曹丕=水牛」に見えて、ぶーぶー文句言っちゃいました。あ、これは昨日の話でやんすよ。後で書きまするね( ̄▽ ̄)。
曹操が関羽をとても大切に思っていて、香木で体を用意させた話は史実らしいですよ。Three Kingdomsにもこのエピが入るんですけどね、自分は関羽超大好き人間なので、そんなに大切に思うぐらいなら、なぜその関羽から尊敬されるような人間にならんかったか!とこれまたぶーぶー怒ったことを思い出します(爆。今回そのイメージは変わるかな〜とも思ったけど、やっぱり変わりませんでした^^;。曹操はもうホントに苦手なのですよ(苦笑。
でも仲達はええね〜それに曹植も。あとは後でまたうるさく騒ぎまするね(^ー^)。こん