三国志〜司馬懿・軍師連盟〜ネタバレと感想 第63&64話 命を燃やして
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中国ドラマ、【三国志〜司馬懿・軍師連盟】の63話「才知の攻防」と64話「最後の対局」を視聴しました。これがまたなんともしんどくて切なかったですわ😭。以下ネタバレです。
渭水のほとりで
仲達は紅紫色の着物に身を包み、20万の軍勢の前で「芝居」を披露しました。その意図はよく分からんけど、内容は孔明の気持ちを描写していたようなので、あれは孔明を演じていたということなのでしょうか🤔。戦いを嫌う仲達が女人だと言うのなら、先帝に忠誠を誓って北伐に執着している孔明はどうなのか、とでも言いたかったのか🙄。
その声に導かれるようにして対岸に姿を表した孔明の目には涙が浮かんでいました。あやつは私を深く理解している。仲達が去ると、孔明は羽扇を手にしたまま仰向けに倒れてしまいました。その羽扇にはべっとりと血が付いていたそうです😨。
才知の攻防
それでも孔明は、仲達の元に送った使者から、仲達が、孔明亡き後は自分も無用になる、と語ったと聞いて新たな策を立てねばならぬと言い出しました。姜維と楊儀はそんな孔明を心から案じますが、孔明にはもう時が残されていません。中原を奪回するその日まで、歩みを止めることはできないのです。
一方では仲達も、己と孔明の違いを痛感していました。孔明は確かに素晴らしい軍師だが、唯一仲達が優れている点がある。それは、仲達には「執着」がないこと。孔明のように義理立てする相手(君主)がいないこと。だからこそ、孔明に打ち勝つには、ただひたすら辛抱強く、孔明の死を待つしかない。それが最上の策だと分かっているのです。
〜も〜アタイがあそこにいたら、仲達に「指導」を出すとこでしたね
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仲達の軍営に辟邪がやってきて曹叡の詔を伝え、「9月の約束」を思い出させました。曹叡は見事に呉軍を退けたのです。が、仲達は、たとえこのままでは曹爽がくると脅されても、出陣を拒みました。
この話は孔明も承知していて、あと10日だと微笑みますが、彼がその10日を生きながらえるかどうかはすべて天頼みです。その上、兄の諸葛瑾が敗走したとの知らせが入りました😨。陸遜率いる呉軍もすべて撤退したそうです。孔明は「天は民を見捨てたのか」と呟いて、またしても倒れてしまいました。
春華、見参
仲達の軍営に春華がやってきました。春華は容赦無く、昭を殺すつもりだったのか💢、と罵倒します。昭の具合を聞いた仲達には「死んだ」と答えました😂。侯吉が慌ててやってきて「若様」を慰めます。大丈夫、生きておいでです!仲達は肝を冷やしたと言いながら、春華が投げつけたムチを拾って春華に渡しました。そして、昭は己を律するすべを身につけねばならぬと説明します。さもなければいずれ身を滅ぼすことになる。
「大都督」の席にドカンと座って動こうとしない春華がまた可笑しかったですね〜🤣。しかもムチを持っているのは春華なのです。仲達は師の話題を振って、なんとか席を立たせることに成功しました。が、春華は、立ち上がるとすぐに振り向いて「次は許さない!😤」と釘を刺します。仲達がわかったと答えると、まるで「鬼軍曹」のようにムチをしならせて立ち去りました。
一方で蜀軍は相変わらず魏を罵倒し続けていました。張虎たちは屈辱に耐えかねて、蜀と戦わせてほしいと訴えます。これはなんとか言いくるめましたが、すぐに郭淮と孫礼もやってきました。ふたりは曹叡の反応を心配しているのです。仲達はこの弟子たちに、今焦るべきなのは蜀の方だと言い渡しました。侯吉は「(若様親子は)食事中なのに邪魔するな!😤」と目で叱りつけます。
それでようやく立ち去ったのに、今度は張虎たちと合同で現れました。孫礼だけは困った顔をしています。そこで仲達はまたしても「一芝居」打ちました。曹叡に上奏文を書いて蜀を攻めてよいかどうか確認すると言うのです。誰もが耳を疑いましたが😵、仲達は(皇帝なんぞはいつ気が変わるともしれぬから)ちゃんと文書で確認するのだ、と言い放ちました。これで返事が来るまで10日はかかるそうです。
春華は、やはり出陣を主張する昭を叱りつけました。何を考えているのっ!?師と侯吉が二人がかりで昭を抑え込みました。まさに司馬家の女帝です😍。
調練
孔明は全てを悟りました。後のことは姜維に託し、調練を見にいくことにします。姜維はとにかく孔明の体が心配でならず、具合が良くなってからにしてはと進言しますが、孔明は、仲達に自分の病を知られてはならぬと言い張りました。これは命を賭した戦いなのだ。
もはや立ち上がることすらままならぬというのに、靴は自分で履かせてくれと頼む孔明なのです。本当にゆっくり時間をかけてなんとか履き終える姿に、姜維はたまらず涙を流しました。孔明はそれを指で拭い、将兵たちに涙を見せてはならぬと言い聞かせます。行くぞ。立ち上がる時には姜維の手を借りましたが、いざ歩き出す時には、一人で歩を進めました。いつも通り、右手には羽扇を持ち、左手は軽く握って後ろの腰に置きます。
孔明に気づいた魏延の号令で、皆が一斉に挨拶しました。孔明は皆の前を歩き、中央に設られた椅子に座りに行くのですが、本当はそのほんの数段を上るのですら辛いのに、手助けしようとした姜維を、誰にも知られぬよう羽扇の向きをわずかに変えて押し止め、後ろ手にぐいと力を込めて上っていきます😭。
号令を催促された孔明は、驚く姜維を尻目に頷きました。気持ちのこもった声で、兵士たちに語りかけます。声を張り上げるたびに、後ろに回した左手が震えました😨。それを姜維が見守っています。兵士たちは孔明の言葉を意気に感じてこう繰り返しました。中原を奪回せよ!中原を奪回せよ!!
この「練兵」の声はまるで地鳴りのように魏軍の陣営にも響き渡ります💀。魏の将兵たちは一様に屈辱に震えました💢。辟邪は、最初はその声に怯えたくせに、兵士たちが出陣を渋る仲達に不満を抱いていると知ると、ニヤリとほくそ笑みます。
またさすがの仲達も、この孔明の勇ましい声には、あるいは自分の読みが外れたのか、と不安になったそうです😜。
屈辱に耐えてこそ
その後も仲達は耐えに耐えていました。夢では孔明に「釈明」までしています。その夢も途中で現実に引き戻されました。春華が例の女物の着物を見つけ、またしても女を連れ込んだのか!と罵倒しにきたのです😁。仲達は全てを打ち明けました。たとえどんなに謗られようと、私は耐えてみせる。もし思い通りに行かなかったら、今度は曹叡がただではおかぬと心配する春華には、ただでは死なぬ、と伝えました。
春華はようやく落ち着きを取り戻します。勝ち負けはもう気にしない。死ぬ時も家族みんな一緒なら、それでいい、と泣きました🌹。
別れの時
ついにその日がやってきました。孔明は、跪く将兵たちの前で、またしても、一段一段足を上げて階段を上り、皆に語りかけます。自分が死んだら司馬懿が追撃してくるだろうが、逃れる策はすでに講じてある。その策に従ってゆっくり撤退せよ。涙に暮れている姜維には、自分の長所を受け継いでほしいと望みました。司馬懿が生きている間は、決して北伐を行ってはならぬ。趙雲も涙が止まりません。
孔明は、最後の最後まで漢王朝に忠誠を尽くします。劉禅に上表文を書くと言うのですが、もはや筆を持ち上げる力すら残っていません。これまた目に涙を溜めていた楊儀が、代筆を申し出ました。それで孔明は、これまでも何度も何度も何度も繰り返した言葉を発します。もはや死に瀕していて北伐は完遂できぬのが無念でならぬ。伏して願わくは心を清らかに、欲を少なくし、己を律して民を愛すべし。・・・賢才を引き立てて邪悪な輩を退けるべし。
出師表を受け取った劉禅は跪いて号泣しますが、コイツはまったく信用できません😤。たとえ今は反省していたとしても、それが長続きせんのですわ😔。
こうして、文字通り全てを漢王朝の復興に捧げた諸葛亮は、その生涯を閉じました🥀。
最後の策
一方では仲達に曹叡から「守りを固めよ」という勅命が届きます😵。もし蜀軍が退いても戦ってはならぬという内容には、仲達のみならず辟邪も驚いていたところに、孔明の訃報が届けられました。孔明のいない蜀軍なら勝てると皆息巻きますが、何せ「追うな」という勅命が届いたばかりです🙄。
それでも仲達は、一応、出陣することにしました。が、そこで孔明の最後の策が披露されます。孔明は、自分の身代わりに羽扇を持たせ、あたかも自分が生きているかのように見せかけるよう、姜維に指示していたのだそうです👍。丞相はここだ!投降せよっ😡!!これを見た仲達はすぐに撤退を命じ、一目散に逃げ出しました。
姜維は羽扇を押しいただくと、真っ赤な目で「中原奪回」の旗を見上げ、こちらも撤退を命じます。最後はもはや耐えられずに嗚咽していました。
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜(^^)/。
も〜本当に涙涙のエピソードでしたよね。姜維がまた可哀想でね〜( ;∀;)。あのバカ殿が心底憎たらしかったですわ( `ー´)ノ。
でもってアタイは今朝65話を見たのですが、それまた朝から号泣でした。後でうるさく書きまするね( ̄▽ ̄)。こん