三国志〜司馬懿・軍師連盟〜ネタバレと感想 第65話 死せる孔明、生ける仲達を走らす

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中国ドラマ、【三国志〜司馬懿・軍師連盟】の65話のタイトルはズバリ「死せる孔明、生ける仲達を走らす」です。も〜これは聞くも涙、語るも涙の物語でございましたね。昨日の録画を朝見たのですが、朝から大泣きしてしまいました。以下ネタバレのあらすじです軍師連盟のネタバレ感想行きますよ〜( `ー´)ノ

死せる孔明、生ける仲達を走らす

仲達は、懸命に逃げてきたところで立ち止まり、自分が今こうして生きているのは、孔明が死んだ証に他ならないと確信しました。もしあの時点で孔明が生きていたら、彼らは全滅させられたに違いないからです。昭は早速追撃しようと息巻きますが、仲達は笑って「追撃はしない」と答えました。死せる孔明、生ける仲達を走らす(死諸葛走生仲達)、歴史に名が残るなと晴れやかに笑って五丈原へと向かいます。

ドラマでは、この有名な故事を仲達の言葉として描いていましたが、実際には、この出来事を聞いた人々が揶揄した言葉なのだそうです。後にこれを聞いた仲達は「私は生者のする事は推し測れるが、死者のする事は推し測れない」(吾能料生、不能料死〜未知生、焉知死に引っ掛けた)と答えたのだそうです。

知音との別れ

仲達は、孔明がその最期を迎えた五丈原の陣営に入り、あの階段を登ってあの椅子に座りました。そしていかにも感慨深そうに机の上を撫でて、そこに塵ひとつ落ちていないことを確かめます。臨終に及んでも整然として跡を濁さず。孔明は天下の奇才なり。仲達は息子たちに、この光景を目に焼き付けて、終生己を律せよと命じました。今回は天意でこのような結果に終わったが、決して気を緩めてはならぬ。孔明が死んだことで、自分もまた用済みとなるのだから。

諸葛亮は暗君に仕え、身を削って病に倒れた。益州の地に根を下ろし、蜀を建てた。蜀人は天下の9分の1だが、数万の兵を挙げ、祁山に長駆した。彼が教練した蜀軍は、完全なる統制がとれており、進むも引くも変幻自在であった。まさに不世出の奇才である。孔明は数年の間に幾度も中原を奪わんと命枯れるまで戦いを挑んだ。国のために尽くし、命を捧げた。

その孔明の「執着」を逆手にとって勝利した仲達は今、その彼の偉業を振り返りながら自らをも戒めました👍。我らも志を堅守すべく胸に刻めよ。将たる者は国土を守る責を負う。

仲達はそう語ると壇上から降りて、酒を持てと命じました。でも仲達はいつも酒を携帯するなと命じていたため、酒はありません。そこで外に出てみると、そこには立派な水車がありました。いついかなる時も水を切らすことのないよう、孔明が作らせたのかと思うと、馬謖の最期を思い出してここも胸が痛みました😭。

仲達は、盃がなかったので、手でその水を汲み、跪いて拝礼しようとします。が、息子たちに、皆の目があると止められてしまいます。それで仕方なく立ったまま、孔明を称えました。無欲でなければ志は立たず。寧静でなければ、遠くへ至らず。この水は汚れなく、淡にして寧静なり。まさに孔明の一生の如し🌹。

仲達は、6年間敵対はしたけれど、孔明とは紛れもなく知音だった、と語りました。孔明よ、敬意を表して呼ぶ。先生、と。そう言って仲達は、手に汲んでいた水を地面に撒きました

それに孔明が応えるかのように、水車の水に枯れ葉が落ちてきます🍁。その直後、一天にわかに掻き曇ると、一陣の風が舞い、地面に積もっていた落ち葉をさーっと吹き飛ばしました。するとどうでしょう、その下から、仲達が夢で孔明と碁の対決をした石の碁盤が現れたのです😵。仲達は我が目を疑いました😨。孔明は、いずれ仲達が天に召されるその時まで待っていてくれているのかもしれませんね。仲達はよろめきながら、息子たちに支えられてその場を後にしました。

祝宴

仲達は、陣営に戻るとすぐに春華の元へ行きました。勝ったぞ😤!春華は、孔明が死んだのね😍!?と顔をくしゃくしゃにして仲達にむしゃぶりつきます。仲達もこれを激しく抱きとめ、野獣のように春華の服を剥ぎ取って、ことに及ぼうとしました💦。が、そこへ息子たちがやってきます😁。意馬ならいいけど、息子は困りますよね😏。気恥ずかしさも手伝って大声で怒鳴る仲達に、師は「将兵たちと祝杯をあげよう」と伝えます。仲達は春華に待っていろと声をかけ、文字通り、憤懣やるかたないと言った様子で出かけていきました😂。

外では武人の舞が披露されていました。遅期に失した曹爽も、その表情に少しも悔しさを滲ませず、仲達に祝福の言葉をかけます。仲達も、あくまでも、この勝利は曹叡がもたらしたものだと謙遜しました。

その様子を見ていた辟邪は仲達に、どんな恩賞を望むかと尋ねます👿。慎重な仲達は、国のために戦うのは臣下の務めだから恩賞などいらぬと答えました。それでも辟邪がしつこく食い下がってきたため、兵符を返上し、引退したいと答えました。長安に止まり、水利を整え屯田して国境を守りたい。もう年なので長安で療養させてほしい。もちろん仲達は「人質」も差し出します。春華と師を洛陽に行かせると約束しました。

春華には、阿照のためにも都に戻ってほしいと伝えます。孔明が生きている間は、利用価値のある仲達の身内の阿照に手を出さずにいたが、孔明が亡くなった今となっては曹叡を止める者がいないからです。昭は仲達が手元に置いて教育し直すつもりです😎。

春華は、勝利したのに家族が離散して明日をもしれぬ😢、と嘆きました。

暴君

仲達が危惧していた通り、曹叡は暴君と化していました😱。関中では大飢饉が起きて、子どもを食らう者まで出てきているというのに、曹叡は土木に民を駆り出しては浪費三昧しているそうなのです。今や唯一の補佐役となった陳羣がいくら換言しても耳を貸さぬそうです。陳羣は阿照に助けを求めましたが、阿照とて同じことでした。否、これで曹叡はついに阿照を殺そうと決意します

時を同じくして曹叡の娘の淑が亡くなったのも曹叡の憎しみに拍車をかけました

まとめ

あ〜まさに孔明の言う通りですよね。賢才を引き立てて邪悪な輩を退けるべし〜いったい誰が曹叡に阿照が甄宓の口に米糠を積めたなどと吹き込んだのでしょうか😤。夫の曹丕ですら見向きもしなかった甄宓に、唯一優しく手を差し伸べたのが阿照だったというのに💢。

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COMMENTS

こん
Fさんへ
2022/07/16 (Sat) 19:06

拍手コメントをありがとうございます♪

Fさん、こんにちは〜(^^)/。

この回はとってもよかったですよね〜。孔明は仲達を、仲達は孔明をお互いに敬っていたのがヒシヒシと伝わってきて、本当に感動しました。この世では無理だったから、せめてあの世で楽しく碁でも打てたら良いですよね。

曹叡は賢いことは賢いんですよ。誰か信頼できる大人が近くにいてやれたらねえ、と思っちゃいますわ^^;。こん

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