三国志〜司馬懿・軍師連盟〜ネタバレと感想 第83&84話 司馬懿の悟り?

〜三国志〜司馬懿・軍師連盟のあらすじと登場人物はこちらからもお探しいただけます🐢: 三国志〜司馬懿・軍師連盟

中国ドラマ、【三国志〜司馬懿・軍師連盟】の83話「夏侯玄の政変」と84話「司馬懿の本心」を視聴しました。あ〜もはや見るのが辛いほどですが、高平陵の変は、噂に違わぬ凄まじい粛清ぶりだったのですね😱。以下ネタバレです。

処刑

仲達あらため司馬懿(もう仲達とは呼びたくない)が処刑を命じたという伝令がやってきました。これを聞いた蒹葭は、お腹がすいたと語る息子に、刀を清めるために置いてあった酒を飲ませます😭。少しでも恐怖や痛みを和らげようとしたのです。飲めばお腹も一杯になるとなだめながら、おそらくはいつも曹麟が好んでいただろう昔話を語り聞かせました🌸。曹麟もうとうとしながら一緒に口ずさんでいます

曹爽はもちろんのこと、これから処刑される罪人たちは皆、この様子を見て心を痛めました。蒹葭は、すっかり寝入った息子の頭を処刑台に乗せると、自らも隣に横たわります。その髪には、かつて曹爽からもらった思い出の押し花を差しました🌹。曹爽は涙を流しながらふたりを見つめていましたが、一家揃って旅立とう、寂しくないぞ、と微笑みます。それは他の罪人達もおそらくは同じ気持ちだったことでしょう

それなのに師は、司馬家の刀は無辜の血を流さない!と叫んで蒹葭を引き摺り下ろさせました😨。蒹葭は嫌だと泣き喚き、曹爽も離してやってくれ!と懇願しますが、頑固な師は許しません。昭はその横で終始薄ら笑いを浮かべています😏。処刑せよ😡!!師の声と共に合図が空を舞いました。処刑人は容赦無く曹麟の首を切り落とします。あたりは血の海となり、蒹葭が落としていった押し花もその血で真っ赤に染まりました

そこへ夏侯玄が駆けつけてきます。夏侯玄は、間に合わなかったと知ると無念の表情を浮かべますが、無言で立ち去っていきました。

専横の始まり

この粛清に恐れをなした曹芳は司馬懿を丞相に任じて2万戸もの所領を増封しました。さらに、上奏文の署名と朝議での拝礼を免除すると命じます。また、いかなる時も司馬懿の名を口にしてはならぬ(避諱=実名敬避)と言い渡します。つまりはもはや「臣下」ではなくなったということです。鍾会はうすら笑いが止まりません😈。

夏侯玄はすかさず抗議しました。臣下の分際で国法を蔑ろにし、丞相として権力を振るうつもりか!?💢

昭は、皇帝の詔に逆らうつもりか!と反論しますが、その詔も、曹芳が書いた訳ではないのです。文武百官が、皆それを承知しておるっ!!でも曹芳は、書いたのは自分だ、と弁明しました。すべては朕の考えだ。夏侯玄がどんなに言い聞かせようとしても無駄です。

一方の司馬懿は涎を流して寝て(寝たふりをして)いました。宦官から説明を受けると、もう年だからその必要はない、もはや皇帝の力にはなれぬ、と詔を断ります。曹芳の涙を指で拭ってさっさと退出すること自体が、もはや無礼極まりない💦。夏侯玄は涙を堪えるのが精一杯です。

別れ

その後、こうした体制を慮った王淩が曹芳を廃位し、曹操の息子の曹彪を擁立しようと試みました。これを知った司馬懿は自ら兵を率いて討伐に赴きます。柏霊筠は、どうしてもと言うなら、倒すのではなく説き伏せるべきだと主張しましたが、女の浅知恵だと罵倒されてしまいました😨。柏霊筠はあまりの言われように二の句がつげなくなります😱。それでも心優しい彼女は、老齢の司馬懿を心配し、侯吉とともに付いていきました。

旅の途中では、また昔の司馬懿に戻ったように優しくなり、彼女の助言を聞き入れたふりをしましたが、それはあくまでも「ふり」であって、司馬懿は、自ら投降してきた王淩にも「二枚舌」を使って油断させ、結局は死に至らしめました💀。

柏霊筠は「仲達」ではなく「司馬懿!💢」と呼び捨てにします。権力を得た者こそしてはならぬことがある。兵は凶器であり、聖人はやむを得ずこれを用いるが、司馬懿が王領を殺そうとするのは「恐れ」からだ。卑劣で臆病な司馬懿を私は軽蔑する!!その通りっ!( `ー´)ノ

司馬懿はこの柏霊筠の言葉を、自ら発した次の言葉で証明します😎。私は一国の軍政を握っている。何をしようとそなたに口出しはさせぬ🐵!も〜その「一国の丞相」が、なんの権力も持たぬ女性に対してこのような発言をすること自体が「卑劣で臆病」だということが分からんようでは、もう老耄もいいとこでんな👎。

柏霊筠は、今度こそ、司馬懿に愛想を尽かして立ち去りました。

が、京都に帰る途中で王淩の残党に襲われます。馬車に火が放たれたので外へ出ようとしますが、そこに味方がやってきて、双方で斬り合いになりました。柏霊筠は、もうこれ以上戦いを見るのが忍びなく、また馬車の中に戻って自ら死を選んだようです😭。その脳裏には、楽しかった時だけが蘇りました

夏侯玄の政変

一方の曹芳は、自らの血で衣帯詔をしたため、夏侯玄に助けを求めました。これを読んだ夏侯玄は、陛下を助けなければ死するも同然、と語ります。志士の声に応えよう!

夏侯玄の動きはすぐに鍾会の知るところとなりました😈。夏侯玄は捕らえられて投獄され、ひどい拷問を受けたようです。昭は手に入れた衣帯詔を師に渡します。昭は何かにつけて司馬懿を引き合いに出し、父思いの師を揺さぶりますが、その師もまたこの時点で曹芳を「乳臭い皇帝👎」と誹謗していました💦。

それでも義兄=夏侯玄への愛情はまだ残っていました。なんとかして彼を説き伏せようとしますが、夏侯玄は、罪なき幼子を殺した司馬懿親子を信じることができません。それでも師がしつこく食い下がるので、夏侯玄は、説得されたふりをして師を油断させ、その目を尖った棒で突き刺しました。国賊を誅す!!😡

鍾会は、夏侯玄の一味をすべて捕らえて投獄しました。その数、数千人にも及び、彼らをすべて処刑するよう命じたそうです😱。この「虐殺」を知った叔達は、これ以上殺してはならぬ!と言って師に会いにいきます。が、出てきたのは昭でした。師は目の怪我が良くないと断り、反乱を防ぐためには処刑は止むを得ない、とのたまいます。師は処刑場にいたようでしたね。

叔達は、司馬懿がいたら決して許さぬと憤慨しましたが、昭は、叔達は司馬懿のことが分かっていない、と嘲笑しました。叔達は涙が止まりません😭。

その頃、処刑場では、今まさに夏侯玄が処刑されようとしていました😨。もうすっかり気が触れた蒹葭は、歌を歌いながら花を摘んでいます。夏侯玄の首が斬り落とされると、そこはまたしても血の海となりました。蒹葭が摘んできた花をその血の中に置いて自らも横たわり、子どもを寝かせるかのように、その花束をそっと叩き続けました。師の目からは血の涙が流れます。

エピローグ

叔達は、都に戻った兄を訪れました。そして、もはやその兄は自分が敬愛した兄ではないと確信すると、司馬家を去っていきます👍。また倫は、自分が夏侯徽を拉致したことを母に気づかれていたのではないかと案じていました。昭は、たとえそうであっても、柏霊筠は、何より大切な倫を窮地に立たせるようなことはしないと諭します。それでも倫は心配でした。まだ小沅が生きているからです😵。

その小沅を侯吉が娶りたいと司馬懿に申し出ました。あ〜侯吉は結局、嫁をもらう願いは叶わないのね、きっと😭。

まとめ

このドラマを見ていると、つくづく、司馬懿は年を取りすぎた、と思っちまいます💦。若かりし頃は、まだ、柏霊筠や夏侯玄の語る正義や理想に憧れて、何とか実現しようと奔走したものだったのに、長い年月を経てみると、それがすべて徒労に終わった、と感じたからこそ、今のような無情で卑劣な人間に成り下がっちまったんですもんね👎。

どんなに尽くしたところで、相手が馬鹿な皇帝では、その努力は水の泡〜孔明が良い例です。ともに命懸けで曹叡を救った阿照も殺され、今またその養子の曹芳にも懸命に尽くしたのにやっぱり「三頭の馬」扱いされちまう😔。愛した春華も死んでしまった。今さら名誉など気にしたとて何になるだろう?死んだら「無」になるだけだ。そしてその死は皆に平等にやってくるのだ💀。

だからいっそ情や忠義など捨てて、すべて「国法」に則って決めろと悟った?気持ちは分からんでもない。でもそれでは人間として長生きする意味がない。どうせ年をとるなら、情味たっぷりの人間として生涯を全うしたい。と、アタイは思う🐒。

三国志~司馬懿 軍師連盟~ DVD-BOX1
関連記事
 1

COMMENTS

こん
Fさんへ
2022/08/11 (Thu) 07:02

拍手コメントをありがとうございます♪

Fさん、こんにちは〜(^^)/。
まったくね〜こんな展開が待っているとは思いもよりませんでしたよね(~_~;)。

今日の最終回はどんな結末になるのか、今からめちゃ憂鬱です(/_;)。こん

三国志-司馬懿_軍師連盟