女医明妃伝 あらすじと感想 第23&24話 汚名返上!
リウ・シーシーさん主演の中国史劇、【女医明妃伝-雪の日の誓い-】の23話は「皇帝の本心」、24話は「薬膳書」です。いや~ついにやりましたね!以下2話分まとめたネタバレのあらすじです
。
綱と黄氏が都に戻ってきました。允賢はついに感動の再会を果たし、祁鎮が亡き祖父=譚復の汚名を晴らすために乗り出してくれたと伝えます
。
ふたりは允賢が御薬房の女官となり、太医院の院判に認められて弟子になったことを心から喜んでくれました。綱なんて、允賢が生きていてくれただけでありがたい、などとすっかり改心?しています。
でも祁鈺との結婚に関しては、黄氏が意見しました。当時は結婚の証文をもらってから式を挙げるのがしきたりだったのに、呉太妃が反対していることもあり、正式な手順を踏まずに、式だけ上げることにしていたからです。
お前は杭家の大切な娘。そんな「側室」にするようなことはさせられない!
綱もまた、今は「大恩ある皇帝」が追い詰められているらしいのに、そんな時に都を離れてもよいのか、とたしなめました。
それで允賢は祁鈺を説得し、しばらく都に残ることにします。
実際その頃皇太后は祁鎮を排除するために、まずは王振への弾劾を奏上させていました。祁鎮はこれを冷静に受け止め、于東陽に調査を命じます。
祁鎮が奏上に対して怒り狂えば、また民心を失うだろうとの皇太后の思惑は見事に外れました。そこで皇太后は汪英や十三と結託し、とんでもないことを思いつきます
。現在、ふたりの親王の妃が妊娠しているそうなのですが、その子を「祁鎮の子ども」とすり替えるつもりらしいのです
。
十三はこの企みに甥の村霞を引きずり込もうとしましたが、村霞はキッパリ断りました。血統を汚すのは重罪です!考え直してください!!
一方の允賢は薬膳の作り方を記した草稿を書き上げました。それを増版して民に無料で配れば、民心を得ることができる=祁鎮の力になれると考えたのだそうです
。その允賢は祁鎮からもらった腕輪を毎日嵌めているらしいですよん
。
祁鎮は、允賢が祁鎮のために考えてくれたことが嬉しくて、早速これを実行に移すと約束しました。書の題名は「太平薬膳譜」、著書の名前は、ふたりの名前から1文字ずつ取って「鄭賢」とすることにします。祁鎮はホントに可愛いですよね~
。
允賢は、世に出す前に平安に添削してもらうと言って草稿を持ち帰りました。平安は内容を評価した上で、せっかくだから村霞にも添削を頼んだらどうかと提案します。兄弟弟子が和解する良いきっかけになるのではないか?
添削を引き受けた村霞は允賢の才能に舌を巻きました。草稿の内容は確かに庶民的なものでしたが、立派に医書として通用する物だったらしいですね。
その草稿に、十三が目を付けました。十三は、こともあろうにこれを太医院の医師たちに書き換えさせて盗用し、自分が書いたとして有料で販売します。本のタイトルは天下薬膳譜
。
それが都で大評判になり、允賢は養母の于夫人から「今話題の薬膳書」として紹介されました。中身を見た允賢は、それが自分の書いた草稿をもとにしたとすぐに気付きます。
允賢は早速十三に抗議に行きました。十三はシラを切ろうとしますが、允賢は、譚家秘伝の「七珍帰元丸」について書かれているから自分の物に間違いない、と反論します。この件は陛下に申し上げます!!
村霞は叔父の犯罪を知って愕然としました。祁鎮に知られたら、一族ともども罰せられてしまうと允賢に懇願します。私がすべて回収させ、叔父にも謝罪させるから、3日間だけ待ってくれないか?
允賢は兄弟子の願いを断れず、言うとおりにすることにしました。
が、卑劣な十三は允賢の言葉から允賢が譚復の孫だと察し、早速皇太后に知らせに行きます。譚復のせいで流産したと彼を今でも恨んでいた皇太后は、允賢がその孫だと知って激怒しました。皇太后は汪英や十三と組み、允賢を陥れることにします
。
十三は、偶然を装わせて允賢に祁鎮の側室の脈診をさせ、薬を処方させた上で、その薬のせいで側室が流産したと言いがかりをつけました。允賢は、側室は妊娠などしていなかったと主張しますが、2度目に診察した際には、確かに流産した形跡があったそうです。どうやら身代わりを使ったようです。
ここがイマイチよく分からなかったんですけどね~。そもそも祁鎮はその側室たちに触れてもいないらしいのに、なぜ子どもができたのでしょうか?汪英が言及していた「妊娠中の妃たち」は親王の妃だから別人ですよね??
ということは、皇太后は祁鎮の側室に男をあてがって妊娠させ、その子と「親王の子」をすり替えるつもりだった、ということでしょうか。その上で、その親王の子をいずれは皇太子に据える、と。だから「朱氏」の子どもだから大丈夫だ、と語っていたのでしょうか
。
この皇太后は、知れば知るほど、とんでもない人間ですよね。
案の定、そんな信用のおけない皇太后から無理やり妊娠させられた側室は、皇太后に唆されたと自白しました。
形勢不利と見た皇太后は十三を連れてそそくさとその場を逃げ出します。
そんなこととは知らない村霞は、どうか十三を許してほしいと允賢に頼みにやってきました。そこで村霞は、十三がどれほど良い医者かを説明するために、病人を救うために手に火傷を負ったと明かします。そこはかつて赤い痣があった場所だったということも!!
ついに語るに落ちました。
允賢はすぐにこれを祁鎮に伝え、祁鎮は即刻、皇太后に命じられて逃亡を図ろうとしていた十三を捕らえさせました。
允賢は十三の火傷の跡を見て、幼き日に見た男の痣のあった場所と同じだと確信します。しかも顔も十三だったと記憶をよみがえらせました
。間違いありません!
祁鎮は皇太后に真実を伝えます。かつて皇太后を流産させたのは譚復ではなく十三だったのだと。
皇太后は激怒し、十三を殺すよう命じました。曹吉祥はその場で十三を殺したかに見えましたが、実際には殺したように見せかけただけで生かしておいたようですね。皇太后を油断させておいて、十三に皇太后の罪を洗いざらい白状させるつもりだったようです。
意識を取り戻した十三が頑なに自白を拒否したため、吉祥は、今回十三を売ったのは甥の村霞だ、と嘘をつきました。祁鎮は允賢から頼まれて、十三の悪事に村霞は無関係だった、と彼をお咎めなしにしたのだそうです
。
本来なら、可愛い甥が助かったと喜ぶべきところなのに、所詮は自己中な十三はすべてを白状しました。その上で十三は吉祥にある取引を持ち掛けます。十三は吉祥の男根を蘇らせてやると約束し(え~トカゲの尻尾じゃあるまいし
)、その代わりに十三をもう一度仮死状態にしてほしいと頼みました
。
吉祥は喜んでこの取引に応じました。十三は死んだふりをしてどこかに逃げ延び、復讐する時を待つつもりのようです
。
允賢は、父や祖母とともに亡き祖父の墓に報告をしました。ついに冤罪を晴らしました。今は允賢が頑張ってくれていますよ。どうぞ成仏してください
。
一方の皇太后はショックで寝込んでしまいました。今となっては太医院の医師も熱心に診察はしてくれません。
こうなったら皇太后だけが頼りの汪英は美麟を祁鈺のもとへやり、皇太后を助けてほしいと訴えさせました。そう言われては祁鈺も放ってはおけません。放っておけばよかったものを。
その祁鈺は今、祁鎮に命じられてオイラトとの交渉にあたっています。疫病が流行った際、允賢が永慶庵で治療をしたエセン・タイシがオイラトを代表して来朝したようですね。
次回が25話とちょうど折り返しになりますね~。個人的に宮中のドロドロ劇はもうか~なり飽きてきたので、オイラトとの展開が楽しみです
。
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これまでに視聴した中国ドラマの視聴リストはこちらです
: 視聴ドラマ一覧~中国ドラマ編
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