君、花海棠の紅にあらず あらすじと感想 第1話 邂逅
中国ドラマ、【君、花海棠の紅にあらず】を見始めました。1930年代の北京が舞台という点に興味を持ったのですけれど、主役のひとりが黄暁明(ホアン・シャオミン)さんだと知って大喜びです
。このイケメン、どっかで見たことあるわ~とすぐに思い出せなかった自分を許せなかったほどです。あ~平章@琅琊榜2やんか!?
以下第1話「邂逅」のネタバレのあらすじです。
時代背景
1930年代、当時権力を握っていた蔣介石らの国民政府は中華民国の首都を北京から南京に移し、北京を北平と改名したそうです。その一方で、ソ連の支援を受けた中国共産党は毛沢東を中心にその勢力を広げていきます。蔣介石は共産党に対して5度にわたる掃討作戦を実行し、壊滅状態に追い込みましたが、毛沢東は「長征」という1万2千Kmにも及ぶ西への徒歩による大移動でもってこれに対抗したそうです。
古いしきたりとの戦い
京劇役者・商細蕊
北平では京劇を始めとする芸能が隆盛を極めていました。京劇協会の会長·姜栄寿(ジャン·ロンショウ)の誕生日にはすべての関係者が祝いに駆け付けます。が、当時実力ナンバーワンとの呼び声の高かった京劇役者の商細蕊(シャン·シールイ~イン・ジョン)はその誕生祝に杖を贈って、自らは顔を出しませんでした。商細蕊は妓楼で女形(男旦)の研究をしていたのです。
姜会長は細蕊の養父の兄弟子だそうですが、会長は、細蕊の養父は早くに亡くなったため、教育がなっていないのだとこぼしました。どうやら「伝統」を重んじようとしない商細蕊をよく思っていないようです。商細蕊は、どんな演目を演じるのにも従来行われた型通りの人物ではなく、自分にしかできない個性を打ち出そうとしていたからです。妓楼で女性を研究していたのも、次に演じる「玉堂心」の蘇三の役作りのためでした。
商細蕊は、その妓楼で会った老弦児~どうやら「根っこ」がないらしい~に向かって、蘇三は従来、清楚な令嬢か生粋の遊女かのどちらかの解釈しかなかったが、どちらも違う、と悩んでいました。
豪商・程鳳台
一方の程鳳台(チョン·フォンタイ~ホアン・シャオミン)は豪商として各地を飛び回っていました。当時は匪賊が横行していたそうで、西欧通の鳳台は西洋式の武器を駆使して彼らと戦い、東の販路を独占していたそうです。古くからの「商会」に属しているメンバーは、そんな鳳台の活躍を快く思っていませんでした。鳳台は、利益の半分を東北の戦線に寄付すれば経路を使わせてやると豪語したため、それでは匪賊と変わらないと批判されてしまいます。
商会の会長の鄭原木は鳳台を匯賓(フイビン)楼での観劇に誘い、何とかご機嫌を取ろうとしました。鳳台はそこで細蕊の京劇を目にすることになります。その様子は、鳳台が大切そうに持っていたロケットに入っていた写真=春萱(チュンシュエン)の姿を彷彿させたようです
。
因縁
さて少し話を戻します。鳳台は、鳳台曰く「満州一の美人」だという妻の范湘児(ファン・シャンアル、余詩曼)から、彼女の従兄夫婦と細蕊との因縁を聞かされました。従兄の常之進の妻、蒋夢萍は平陽で細蕊と同じ一座の姉弟弟子だったそうです。夢萍は常之進と恋に落ちて駆け落ちしたそうで、一方的に夢萍を慕っていた細蕊はこれを不満に思い、夢萍が他の一座で演じることを禁じたのだそうです。しかもこの話を芝居にして皆に公表したのだとか。
何せ今や人気ナンバーワンの細蕊ですから、話題には事欠きません。鳳台の姉の程美心(劉敏)は、北平一の豪商として恐れられていた曹萬鈞司令官(黒子)の妻だそうですが、その曹司令官が平陽を攻めた際、細蕊も楼閣にいたそうで、その楼閣の屋根の上で見事な美声を披露したという話も伝わっています。鬼の曹司令官は攻撃を止めるよう命じ、「虞美人を殺してはならぬ」と言い渡したのだそう。敵も味方も戦いを止めてその歌声に聴き入ったのだとか。
鳳台はいかにも胡散臭そうに、役者にそれほどの魅力があるとは思えないと意見すると、義弟の范漣(米熱)は、従兄夫婦と細蕊の因縁が原因なのだと訳知り顔で語りました。歌っていたのは失恋したからで、戦闘とは無関係だ。だが、あの声は実に素晴らしい。
当の細蕊は、鳳台の店から衣装を買おうとして、糸が一本ほつれていたのを見つけて返品して来たそうです。その衣装には飾りの真珠と金糸だけでも銀貨千枚の価値があったらしい。鳳台は、そんな細蕊が贅沢だと言わんばかりでしたが、范漣が言うには、細蕊の暮らしは質素なのだそうです。でも衣装のためなら惜しみなく銀貨を使うのだそう。
楊貴妃に魅せられて
鳳台は匯賓楼に妹の察察児(チャーチャーアル)を伴っていました。細蕊の演技に感動して立ち上がった妹に、鳳台は自らのサファイア?の指輪を外して「おひねり」代わりに舞台に投げるよう勧めます。察察児が投げたその指輪はでも細蕊の顔を直撃してしまいました。動揺する察察児に鳳台は、怒りやしないだろうが、後で一緒に楽屋に謝りに行こうと促します。
その後、細蕊は、従来とは異なる解釈での芝居を披露したために、観客からひどく罵倒されてしまいました。
感想
いや~これは語り甲斐がありそうでござるね。続きもとっても楽しみです
。
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは~(^^)/。
お、もうご覧になっていましたか。これは面白そうですよね~。それに平章が相変わらずカッコいい( *´艸`)。
これから毎日楽しくなりそうですね~。またFさんとご一緒できるのも超嬉しいです(^^♪。こん