君、花海棠の紅にあらず あらすじと感想 第23&24話 若き才能を救え
中国ドラマ、【君、花海棠の紅にあらず】の23話「運命共同体」と24話「しがらみ」を視聴しました。細蕊の作戦が見事に成功しましたね👍。以下早速ネタバレです。
荒療治
なんとなんと細蕊は周香蕓を食堂に置き去りにしました😨。おそらくは店主も承知の上だと思われまする😈。店主は、金がないなら食い扶持を稼げと、店の前で芸をさせることにしました🎶。最初は躊躇っていた周香蕓も、次第に自信を付けて行きます💖。彼は紛れもない「本物」だったのですね👍。
そこに、またしてもあのミスター意地悪=姜登宝がやってきました😠。登宝は周香蕓が四喜児の弟子だと知っていていちゃもんをつけます。もちろん、近くで様子を伺っていた細蕊がカッコよく登場しました。ちなみに細蕊があんなに強いのは、幼い頃練習した男役で「武人」を稽古したかららしい😏。
周香蕓はこれで細蕊の気持ちを理解します。その後は、団員たちからの虐めも無くなったのか、周香蕓はぐんぐん芸を伸ばし、第一楼での「潜龍記」では女官を務めるまでになりました。観客の反応もまずまずです。細蕊は彼の才能に惚れ込み、自分の全てを教えるつもりでいたそうです👌。
劉漢雲
劉漢雲が「華北5省の視察」と称して北平にやってきました。が、本当の目的は蒋介石?からの特命で武器の密輸を調べるためです。南京で、北平は武器密輸の中継地点との報告を受けたのだそうです。しかも武器商人に正規軍が力を貸していると聞いた漢雲は、北平市政府の役人に向かって、戦局は緊迫し、日本との関係が悪化する中、兵が戦わずに密輸の応援とはけしからん💢、と一喝しました。
漢雲は「匪賊」についても言及します。匪賊が暴れていては、自由に北平に出入りできない。それで大犁のアジトが襲われたのですね💦。漢雲は彼らを法廷で裁くつもりのようです。
漢雲の北平入りを嗅ぎつけた大犁は早速仲間の仇を討とうとしますが、貴修にいち早く見つかって阻止されてしまいました😔。貴修は大犁に、捕虜になった仲間を取り戻す方法を考えてやるから、それまでは貴修の「アレ=夫人」と名乗っているよう命じます😁。大犁は不満げでしたが、貴修は不幸なのは私の方だとぼやきました🤣。
一方では鳳台も倉庫を全て差し押さえられてしまいます。もはや隠し倉庫が見つかるのも時間の問題でした😨。鳳台は早速甥に相談に行きます🎶。走るのが好きらしい貴修と並走しながら、なんとか隠し倉庫の武器を運び出したいから協力してほしいと頼みました。貴修は、自分では無理だからオヤジに頼めと断ります。でもどうやら木村が会わせてくれないのだそうです😔。たとえ会えたとしても日本人の彼女の前では話したくない👎。貴修は、漢雲に賄賂を渡せばいいと勧めましたが、その漢雲は姿を消していて、こちらも会うことができないのだそうです。
貴修は、いつも余裕たっぷりの鳳台が焦っているのが嬉しくて、俺に任せて「仏」にでも祈っていろ😏、と受け合いました。が、「親子」を全面に出して木村は追い出したものの、風呂で萬鈞に、漢雲に会いに行くよう勧めたところ、萬鈞が怒ってしまったようです💦。私に指図するとは生意気だ!出ていけ!!😡
またその漢雲は、安貝勒親子と懇意にしていたそうです。貝勒は漢雲が科挙を受けた時の試験官で、その後は上官だったのだそうです。北平にいた時は、安親子には面倒を見てもらったそうで、北平に来るたびに会いにきているらしい。この度、義子に迎えた細蕊の潜龍記も楽しみにしていました🙄。
その二人の姿を見た鳳台はピピンときます🧐。これで形勢逆転した鳳台は、武器のことは何とかなるが、漢雲に会わせてほしいと頼みに来た貴修に「私はあなたの仏だな😏」とほくそ笑みました。細蕊の舞台を見に来たところを捕まえればよかとね😎。
潜劉記・舞台初日
潜龍記の初日には、原も駆けつけてきました😥。原は兪青と細蕊の眉を描いてくれます。また細蕊は、緊張していた周香蕓には、客は皆カボチャだと思えと教えました🎃。
客席には登宝の手下が紛れ込んでいて、細蕊の芝居を罵倒します。でも細蕊は毅然として動じず、抜群の間でもって、男どもに槍を突き出しました。これでヤジを飛ばしていた連中はすっかり恐れをなしてしまいます😱。と、そこに貴修の軍が入り込んできました
。なんとなんとこれも計算のうちだったのですね〜❣️。
漢雲は既に貴修のことを調査済みでした。貴修が本物の戦争を経験していないことで彼を少し見下していたようですが、貴修はその経験をしたくてやってきたと豪語します。そして鳳台の銃は貴修がもらうはずだったから返してほしいと切り出しました。漢雲は、銃の使用目的を問いただします。内部抗争か、それともアヘンに替えるか、造反か!😠
貴修は、外敵との戦いに備えるためだと答えました。奇しくも舞台では細蕊がこの国を守ると豪語しています。それでも漢雲は貴修を信じませんでした。これまでも「口ばかり達者な若者」を山ほど見てきたからです。それで貴修は、先に対価を払わせておけばよかったのだと進言しました😏。それは何かと問われた貴修は、彼の覚悟のほどを示す「手土産」を持って来させます。日本軍大尉の北原一郎の生首です😱。漢雲の名声を傘に貴修にもいばり腐っていた王が吐き気を催したのは痛快でした😜。貴修はそれが本物だと言う証拠も手配していたそうです👍。
これでようやく漢雲は貴修に椅子を勧めてくれました。しばらくして、その証拠=国民党中央執行委員会報告書が届きます。それによると、北原の所属する日本軍の分隊が「匪賊」に全滅させられたそうです。貴修は、これからはもっと大物を仕留めると約束しました。漢雲はこれでやっと、貴修が口だけの人間ではないと分かってくれたようです💖。
そこで漢雲は曹萬鈞の立場も確認しようとします💦。さすがの貴修もハッキリとは言えません。ただ、曹萬鈞の理解を得られないから鳳台と組んでいるのだとだけ打ち明けました。耄碌したのかもしれない。国に顔向けできぬことはしないでほしいが😔。貴修は漢雲から、貴修に兵権を譲るよう曹萬鈞を説得してほしいと頼みます。私が前線に立ちます。
漢雲は貴修の愛国心と忠誠心を信じ、前向きに検討すると約束してくれました🎶。芝居に興味のない貴修は、これで用は済んだと帰っていきます。その頃ちょうど芝居は終わり、観客は拍手喝采でした。漣は、これで梨園の投票も勝てること間違いなしだ、と大喜びです。この投資は間違ってなかった!😏
四喜児の妨害
四喜児が早速乗り込んできました😨。汚い手で私を騙したのね!と汚い顔で怒鳴ります👎。そして見受け証文を盾に周香蕓を連れ帰ろうとしました。細蕊が10倍払うと申し出ても無駄でした。絶望した周香蕓は、柱に己の頭をぶつけて死のうとします😭。細蕊はすぐに医者を呼ぼうとしましたが、四喜児は周香蕓を見殺しにするつもりです。もちろん細蕊が放っておくはずはありません
。
ほか
潜龍記の芝居中、安貝勒の大奥様が亡くなりました。大奥様は芝居の様子を耳にし、光緒帝と閔妃のことを思い出しながら亡くなったようで、その死顔はとても安らかだったのだそうです🍁。
漢雲はその死を悼み、葬儀にやってきた細蕊の芝居を褒め称えました。潜龍記は国民の愛国心や忠誠心を湧き立たせる内容だったため、漢雲は、祖国が危機にある今、こうした芝居での啓蒙が細蕊の務めだと激励します。そして細蕊は、芝居での節回しや立居振る舞いのみならず、普段の佇まいや思想も寧九郎によく似ていると語りました。それどころか、保守的な九郎は細蕊から影響を受けたのだそうです❣️。かつて九郎は「鉄冠図」という、やはり七坊ちゃんがセリフを書いた芝居で皇帝を演じ、細蕊と共演したことがあるのだそうです。
この話は細蕊に、再び九郎と共演したいという気持ちを抱かせました😻。それで鳳台は、漢雲が月末に南京に帰る前に宴を開くことになっているから、そこで出演してもらうよう頼もうと提案します👍。ふたりは早速斉王府に赴きますが、九郎はなかなか出てきてくれませんでした。鳳台は、細蕊が嫌われているのではないかと意地悪を言います😏。細蕊は、最後に出会った時は、九郎がたくさんご馳走してくれたから、嫌われているはずがないと反論しました😠。でも鳳台はそれが原因だ、と指摘します。年季明けは普通、弟子が宴を開くのに、それでは逆じゃないか?😎
でも九郎は待たせただけで、会ってはくれるようですね🎶。
感想
そうか、細蕊(京劇)は今後プロパガンダ的役割も果たすようになるのかな。もはや仲間内で争ったり、足を引っ張りあったりしてる場合じゃありませんよね。皆で力を合わせて祖国を守らなければならない時が刻一刻と迫っているのですからね。続きもとっても楽しみです💖。
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、こんにちは〜( ´ ▽ ` )ノ。
このエピは、さらりと聞き流しそうになりそうなんだけど、結構重要なことを語っていた気がして、またまた長たらしくなってしまいましたm(_ _)m。
実は最近、ふと思い立って放送大学で面白そうな講座を視聴していたのですが、そこに「中国と東部ユーラシアの歴史」という講座があって、まさにドンピシャだったのですわ(笑。特に清国から中華民国にかけて〜まさに「如懿伝」からこの「花海棠」まで^_−☆。
まあでもどんなに「乾隆帝」の素晴らしさを聞いても、豚に真珠でしたけどね、あ、意味が違いまするね( ̄▽ ̄)。今回の講義はちょうど辛亥革命以降、ちょうど「月に咲く花の如く」の終盤の時代で、そことこの花海棠もリンクさせると実に興味深いですわ。ま、でもホントの意味で「豚に真珠」になりそうですが(爆。こん