君、花海棠の紅にあらず あらすじと感想 第27&28話 気の毒な鳳台
中国ドラマ、【君、花海棠の紅にあらず】の27話「夫婦の形」と28話「腕の中の娘」を視聴しました。ま〜何とも気の毒な展開となってしまいましたね〜😨。以下早速ネタバレです。
とんだ濡れ衣
以前登場した漣の恋人=曽愛玉(ゾン・アイユー)が早産しそうだとの知らせが入りました。「穀潰しの漣👎」はさっさと雲隠れしていたため、仕方なく鳳台が駆けつけます。曽愛玉は病院には行かないとごねましたが、鳳台は無理矢理連れていきました。案の定、車の中で破水します。曽愛玉は鳳台にもたれかかって「きつく抱きしめてほしい」などとのたまいました💦。面倒見の良い鳳台は、突き放すわけにもいかず、拳を握りしめたまま腕を回します😁。
病院に到着するとやはり早産だったそうで、無事、女の子が誕生したそうです。そこまではまあ良かったのですが、曽愛玉が運ばれた病室には、なんとなんと蒋夢萍が入院していました😨。この蒋夢萍がまたエライはやとちりのお節介で、曽愛玉の子の父親を鳳台だと思い込みます😔。また曽愛玉が見栄を張って、あれこれ世話を焼いていた鳳台を「夫」だと嘘をついたのもいけないのですが、だからと言ってこれを、事もあろうに湘児に電話で知らせてしまうのです😠。
折あしく、その湘児の元には春萱からの手紙が届いていました💖。なんと20年ぶりだそうです。春萱を愛人だと思い込み、怒り心頭に発した湘児は、この手紙を燃やしてしまいました😱。それでも尚呆然としている湘児を美心が慰めます。男は仲間を庇うもの。友達の子どもに違いないわ👍。(いや、友達じゃなくてあなたの弟ざんすよ)
気を揉んだ察察児は、何度も鳳台に連絡しようとしたそうです🤣。義姉に「子ども」のことを知られたわ!!
鳳台は、やましいところがないために、平気で帰宅しました🐒。美心は、自分の子ではないにせよ、厄介ごとに首を突っ込んだ鳳台が悪いと非難します。鳳台は素直に「悪かった」と謝罪しました。漣に手を貸してしまった。すると湘児は、鳳台が嘘をついていると思い込みます😨。弟はまだ独身なのよ!?その挙句、離婚するから印鑑を置いていけ、と宣いました。程家の財産は范家の金で築いたもの。愛人になどビタ一文渡さないわ!!一から這い上がるのね!
お茶をはねつけられた挙句、冷静になったら話そうと去ろうとした鳳台も、さすがにこの言葉は看過できません💢。それが君の本心か😡。湘児は、こんな人、いくつ家があるかわからないわ!と叫びます。子どもを産む女に、手紙をよこす女。春萱とかね。
鳳台の顔色が変わりました😨。今誰と言った?!湘児はそれ見た事かと罵ります🐒。ほら、そんなに気にしている。鳳台は構わず問い続けました。手紙が来たのか?どこにある
?湘児は厨房で燃やした、と怒鳴りました💢。鳳台が急いで出て行くと、湘児は勝ち誇ったように決めつけます。見て、あんなに焦ってる😤。
美心は、子どものことはともかく春萱についてはひどい誤解だと釈明しました。春萱は鳳台の実母よ。このことはほんの少数しか知らないわ。鳳台の後を追った美心に続き、さすがの湘児も追いかけていきます💦。
鳳台は床に座り込み、燃え残った封筒と、おそらくは写真の一片を見つめて涙を流していました。十数年捜した。ようやく来た手紙を燃やされるとは
。湘児はさすがに悪いと思ったようですが、今度は鳳台の怒りが収まりません💢。黙って厨房を出て行くと、印鑑と手形帳(?)を置いて出ていきました
。美心は、出ていかないで話し合え、と促しますが、もはや聞く耳を持ちません。
鳳台は何度もその辺を周回させた後、ついに水雲楼を訪れました。その間に過去の事情が明らかになります。
金目当ての結婚
湘児があれほど頑ななのにも実は理由がありました💦。鳳台は湘児との結婚を一度手紙で断ったことがあるのだそうです。縁談を決めたのは親だそうですが、鳳台はまだ結婚したくなかったのですね。それなのに美心は、嫁いだ曹萬鈞から程家の借金を肩代わりするのを拒まれたことから、残るは湘児の嫁荷=持参金だけだと当てにしていたのだそうです。それがダメになったと知った美心は、こともあろうに、妹の察察児を売ったのだそうです😱。おそらくは3人とも母親が違うようですね。
妹思いの鳳台は、察察児を手放すことができず、それぐらいなら自分が湘児と結婚する、と翻意しました🧐。それで湘児は「金目当て」の鳳台が許せず、一言文句を言ってやろうと乗り込んできたそうなのですが、その鳳台があまりにもイケメンだったために一目惚れし😍、怒りはどこかに消えてしまったらしいのです😁。ふん、イケメンは得やね😎。
でも、その時のことがずっと心のどこかに引っかかっていて、何かことあるごとに必ず「金目当て」の結婚だと引け目に感じてしまうのですね💦。もっと自信を持てば良いのにね。何でも、二人の子どもが生まれてすぐには、鳳台の夜の相手ができないからと侍女の春杏を寝所に向かわせたこともあるらしいです😲。鳳台が怒ると、春杏がいやなら自分で生娘を探してこい、と言ったのだとか😵。
細蕊の反応
鳳台から事情を聞いた細蕊は「湘児の金」で家を再興したのは事実なのに、何をそんなに怒っているのか、と尋ねました👍。鳳台が水雲楼の財神であるように、湘児もまた鳳台にとっては財神だったのに💰〜いや事実だから余計に腹立たしいんだわね😼。鳳台は、細蕊には言ったところで理解できないと語り、他にも理由はあると打ち明けました。
鳳台が母の写真を取り出して見せると、細蕊は嬉しそうに「私の写真」を首飾りに入れているのか😻、と揶揄いました😁。鳳台は、馬鹿を言うな、これは母だ、と説明します。その写真は「楊貴妃」の扮装だったようですね。事情を聞いた細蕊は、一度来たならこれからも手紙は来る、と慰めました。手紙をくれる気になったのなら、いずれ会いに来るはずだから信じて待ちましょう💖。
身ひとつで出てきたから今後は手探りだと言う鳳台に、細蕊は、私と水雲楼がいる、と励ましました。たとえ鳳台が金食い虫で、手のかかる赤ん坊を引き取ろうとも、水雲楼は「金のなる木」で今がまさに収穫の時だから大丈夫だと励まします👍。あなたはただ落ちてくる金を拾えば良い😏。鳳台は、キッパリそう語る細蕊の横顔を眺めながら、私の人を見る目は正しかった❣️、と語りました。ま、半分は強がりですけどね💦。
細蕊は後にその言葉を立証しています。いつも車で移動していた鳳台のために、自家用車を購入してきたのです😵。さすがの鳳台も驚いて、車はいらないからご馳走してくれ、と頼みました。恩返しのつもりかと尋ねる鳳台に細蕊は、鳳台のためなら何でもしてあげたいのだと笑います🌹。
春萱の事情
春萱は鳳台を産むために程家に側室として迎えられたようです。その際、劇団とはキッパリ手を切るはずだったのが、鳳台が生まれて少し大きくなった頃、春萱はやっぱり芝居を忘れることができなくて、家で歌ったり踊ったりしていたのだそうです。それを姑がひどく嫌って罵りました。そんな時も鳳台は祖母に逆らって母の味方をしたそうです。まだ幼かった美心も、春萱のことは気に入っていたらしい。
ところがある日のこと、春萱はついに耐えきれなくなって家を出ていきました。それ以来20年近くまったく音信不通だそうで、鳳台は、そんな母を恋しく思いながらも、捨てられたという恨みもあって、誰にも話せなかったらしいです。美心から事情を聞いた湘児は、燃え残りの封筒から、春萱の居場所を突き止めようとしていました👍。何でもその封筒はソ連からの輸入した紙らしく、奉天でよく使われているものなのだそうです。さすがはバリキャリですね😉。湘児は早速奉天へ人をやって春萱を捜させることにしました。
ほか
周香蕓
周香蕓が正式に水雲楼の座員になりました。いつもとは違ってエラそーに「儀式」に臨む細蕊を、鳳台がニヤニヤしながら眺めています😏。周香蕓を後取りにするつもりだと語る細蕊に、鳳台は自分の子どもはどうするのかと尋ねました。どうやら菊貞にも息子がいたらしいですが、その子=細蕊にとっての兄弟子は細蕊より出来が悪かったそうで、細蕊は、家族も子どもも持たない、と断言します。何せ細蕊は赤ん坊が大の苦手なのだそうです😵。何せ自分が赤ん坊みたいなものだものね😼。
細蕊の嘘泣き
原が細蕊に、妻が舞台を台無しにしたと謝罪にやってきました🐒。それで細蕊は、原が何気なく言った言葉(兪青が好きならとっくに一緒になっている=なっていないのは好きじゃないから)にひどく傷ついてもう舞台には立たないと言っている、と泣きながら同情を示しました😜。原はその言葉に号泣して去っていきます😁。細蕊は「嘘泣き」を揶揄う小来に、原が持参した謝罪の品(高麗人参)を売って、兪青にその金を届けるよう命じました👍。
娘
細蕊と違って子ども好きな鳳台は、曽愛玉と漣の娘を手元に引き取りました。曽愛玉にも「自分の娘」として育てると伝えたほどの溺愛ぶりです💕。名前も鳳尾(フォンウェイ)とつけました。とはいえ、自らの鳳の字を与えたのではなく、曽愛玉が大切にしている鳳凰の玉から取ったそうです。でも細蕊は「鳳尾」は言いにくいとダメ出しし、鳳乙(フォンイー〜尾っぽの「お=乙」)に変えてしまいました。
鳳台は子育ても自ら行います👍。何せ細蕊は赤ん坊が嫌いですし、雇った乳母は眼病を患ったとかで、鳳台はさっさと解雇してしまいます。それに漣は何の役にも立ちません🐒。鳳台は鳳乙の世話をしながら、早くも家に帰りたくなったようですね😏。おまえの妹を作る日はいつになるのか、とぼやいていました。一方の湘児は「現金が底をついたら戻ってくる」と腹を決めていたようです💦。
騒ぎの元
鳳台が家を出たらしいことは常之新と蒋夢萍夫婦の元にも伝わったようです。さすがの蒋夢萍も、湘児に教えたのは早計だったかと反省します👊。細蕊曰く、この人は昔からそう言うところがあったのだそうですよ😔。常之新は、鳳台は遊びで作った子どもで家族を苦しませるはずがない(=外に子どもを作っても家庭に持ち込まない)と語り、湘児に言う前に自分に相談すべきだったと戒めました。でも蒋夢萍は、その物言いが気に入らなかったようですね。ま、どっちもどっちですけどね🙄。
梨園の投票
5年に1度開かれる梨園の人気投票の日が近づいてきました🎶。菊貞は2度挑戦して2度とも2位だったとかで、そのぼやきを聞かされ続けた細蕊は何としても1位を取って父の墓前に報告したいらしいのです。今回の候補は細蕊と寧九郎、そして登宝と四喜児になるようです。四喜児は寧が宿敵らしく、栄寿に煽てられて出馬を決めたところを見るとどうやら当て馬らしいですね😏。
感想
うーん、上にも書きましたけど、湘児は自分に自信がなさすぎですよね😔。それに鳳台も(イケメンゆえに)信頼されなさすぎです😿。確かに人気はあるけれど、当時あれほど妻に忠実な男性も珍しいですよね。だって連れ歩くのもいつも義弟ですし😏。ま、とにかく湘児が春萱の手がかりを見つけ出すのが先決ですかね。来週の放送も楽しみですね
。
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拍手コメントをありがとうございます♪
Fさん、早速ありがとうございます♪
このドラマは演出が実に粋ですよね。ユーモアのセンスが抜群だから、何をやってもクスッと笑える可笑しみがある。鳳台然り、細蕊然り、湘児然り、皆、かなり悲惨な状況でも「笑い」を忘れないで生きている大らかさが「大陸的」でめちゃ気に入っています。日本人ではああはいかないかもしれませんね^_−☆。こん