大地の子 あらすじと感想 第9話 冤罪
山﨑豊子さん原作、上川隆也さん主演の日中共同制作ドラマ、【大地の子】の9話「冤罪」を視聴しました。これはですね、今回もまたあの男は許せませんでしたよ💢。以下早速ネタバレです。
父とは呼べず・
耕次は一心に、タキエの写真が入った封筒には少しばかりの金が入っていると伝えました。それで范家屯のご両親に何か土産を買って行ってくれと頼みました🍀。私の心ばかりのお礼だ。はい、と答える一心に、耕次は笑みを浮かべながら「元気でな」と伝えます。一心は「あなたも」と答えました。その時の耕次の顔がなんとも寂しげでした。一心の顔をじっと見つめながら目を泳がせてその真意を読み取ろうとしていたようです。でも一心は口を真一文字に結び、心の中で「父とは言えなかった」と語っていたその気持ちが表情に出ていたので、耕次は寂しそうに目を逸らし、そのまま帰って行きました
。さすがの一心も「後ろ姿がとても悲しかった」と感じたそうです。(この頑固者めっ!😠)
事情聴取
一心は帰国後、厳しい事情聴取を受けました。一心の主張はことごとく疑われます。案の定、馮長幸はエレベーターの中での「封筒の受け渡し」も報告したそうで、一心はタキエの写真を証拠として提出しました。彼らがタキエを値踏みするように見ていたのには、さすがの一心も不快だったようです。その上彼らは封筒に他に何が入っていたのか、と詰問しました。一心は金だと答えます。金額は10万円だったそうです。
委員たちはその額に驚きますが、一心は、日本人にとってはそれほどではないと弁明しました。自分を育ててくれた養父母への礼としては微々たるものだと言わんばかりです。一心は、その金で両親にテレビを買って、入国時に申告したと答えました。それ以外は一切もらっていないと主張しますが、それも信じてはもらえなかったようです😔。
結局「スパイ疑惑」は消えず、一心は、また、内蒙古へ飛ばされました😨。でも今度は鋼鉄公司(=現場)への転属です。一心はこれを月梅にだけ伝えました。
范家屯の両親には、彼らが北京にやってきた時に話します。話を聞いた徳志は怒りを抑えられませんでした。先祖や妹の位牌に手を合わせたいというのは人間として当然のこと。それをスパイと誤解されるとは💢!?でも淑琴は、誤解されるのは分かっていただろうになぜそんなことをしたのか、と一心を責めました😔。そんなに日本の家族がいいのか?😠
でも徳志は、いっそのこと日本へ行ったらどうかと勧めます😿。おまえは中国人として育って紛れもない中国人なのに、日本人の血が入っているというだけでこんな理不尽な扱いをされるとは、なんと嘆かわしいっ😡!!徳志はもう一度人民来信来訪室に直訴してはどうかと言い出しました。松本さんに証人になって貰えばいい!一心は必死で止めます。そんなことをしたら外国人に秘密を漏らしたことになる。そうなったらもう内蒙古どころでは済まない!
一心は、自分が不注意だったのだからと慰めました。でも徳志は、そんなところは追いやられては、今のような最先端の仕事はできなくなると嘆きます。どうしてお前ばかりがそんな目にっ!!唯一の救いは、徳志が耕次の誠意の証のテレビをありがたくもらってくれたことです🍀。
内蒙古
それから一週間後、一心は内蒙古に旅立ちました。列車の中では、見た目は普通だが、心はかつて同様「囚人」のように感じていたそうですが、いざ現地に着いてみると、そこはさすがに現場だけあって、一心は次第に仲間と打ち解けていきます💜。1年後には、責任者の総経理から認められて、新しい試みも実現することができました👍。これが成功した時は、仲間と酒盛りをして楽しみます🍻。が、その一方で、僻地に追いやられた寂しさは拭いきれませんでした😔。
一方上海で所長を続けていた耕次は、一心に連絡を取ることも控え、猛省の日々を送っていました。責務は果たしていましたが、折を見て辞めさせてほしいと申し出ます。柿田は、たとえ耕次が辞めたところで一心の汚名は晴らせないと反論しますが、耕次は、このままでは2度も子どもを捨てたことになる、と嘆きます
。
天の助け
一心の汚名は丹青が晴らしてくれました🎉。丹青は夫・馮長幸が隠していた「カーボン紙」を偶然見つけ、そこに一心を密告する内容が書かれていたことに気づきます👍。しかもその後、馮長幸が外事の通訳と自宅でベッドを共にしていたところも目にしました😠。その通訳は例の裏工程表を預かっていたのだそうです。馮長幸は開き直り、好きにすればいいとのたまいました。鉄の女の冷珠あたりに報告すればいい😈。
馮長幸は、父を日本兵に、それも目の前で串刺しにされたそうで、日本人が憎くてならないのだそうです。しかも一心はとびきり優秀だったのが許せなかったらしい。平凡か、出来が悪ければ放って置けたが、ああも重用されているのは我慢できなかった😡。
もちろん丹青にそんな泣き言は通じません。彼女は馮長幸のいう通り、早速冷珠に会いに行って全てをぶちまけました。最初は疑っていた冷珠も、裏工程表の通し番号から本物に間違いないと知ると、率直に過ちを認めます👍。陸一心の汚名はこれで晴らせるわ。
一心は上海に行くよう命じられます🙌。仲間たちは復帰を祝福する一方で、そのプロジェクトが終わったらまた戻ってきて一緒にやろうと笑顔で誘いました。一心も必ず戻ってくると約束します🌸。すると彼らは真顔になって、戻ってきてはいけない😠、と諭しました。こんなところには二度ときてはいけない!💢
楊司長もすぐに謝罪の手紙を送ってきます。そこには謝罪とともに、家族にはすぐこの旨を伝えると書かれていたそうです。
一心が内蒙古の草原を眺めながら感慨に耽っていると、そこに丹青がやってきました。どうしても自分の口から一心に「離婚」を伝えたかったのですね。あの時私たちは若すぎた😿。
感想
いやいや、助けてくれたのは嬉しいけれど、それはそれ、これはこれですよ。大体日本人だというだけで振った、その時の無礼がこれで帳消しになっただけでやんす👎。一心には大切な月梅と燕々がいるのですからね。あ〜これでやっと耕次の心の荷が少しでも軽くなったかと思うと超嬉しいです💖。でもなあ、最終回がなあ・・・😔。もう一度見たらまた印象が変わるでしょうか😿。