大地の子 あらすじと感想 第6話 日本

山﨑豊子さん原作、上川隆也さん主演の日中共同制作ドラマ、【大地の子】の6話「日本」を視聴しました。以下ネタバレのあらすじです大地の子のネタバレ感想行きますよ~(^^)/

一縷の望み

黒竜江省から残留孤児が来日し、その苦しい胸の内を訴えていたまさにその時、耕次は大沢咲子(十勝花子)に再会しました🌹。咲子は耕次を思い出して号泣し、勝男やあつ子と一緒に中国人に助けられたと教えます。狭間は、ぬか喜びになってはいけないとあくまでも慎重で、中国政府に子探しを依頼する手配を進めました。その書類には「名前と生年月日」のほか、当時の詳しい状況などを記入することになっています。当時出征中だった耕次にその点は分からないので、狭間が咲子から聞いて補充することにしました。

耕次は咲子に、気になっていた父と妻のタキエ、そしてみつ子のことを尋ねました。咲子は、みつこはタキエの背中で亡くなり、おじいちゃん(耕平)は「もう捨てて行ってくれ」と言ったけれどタキエが狂ったようになって必死におぶって歩き出したが、結局は亡くなってしまった、と教えます。そのタキエも、ソ連軍がいなくなってから勝男と二人で捜しに行ったら、胸の上に血を溜めて亡くなっていた、と泣き崩れました。耕次は言葉を失います😨。

一方の一心も、あの万里の長城で徳志から「両親探し」の話を聞かされていたそうです。にこやかに流暢な日本語で柿田と会話を交わす一心を見た徳志の表情がまたなんとも複雑そうで胸が痛みました。一心と徳志の絆は決して誰にも壊されるものではありませんが、でも、一心には日本に「肉親(両親)」がいるかもしれないのですものね。

上海事務所長

その後上海の工業展覧会で高炉の技術交渉が行われました。そこでは出銑比の保証問題をめぐって紛糾したそうです💢。東洋製鉄は木更津工場の基準しか保証しなかったのに対し、中国側はそれを上回る値の保証を求めたからです。その裏には「根強い日本への不信感」があったようです。そこで耕次はおもむろに立ち上がり、日本側の誠意を信頼してほしいと中国語で発言しました。それで、保証の問題よりも、彼の中国語が問題になってしまったそうです。なぜあの日本人は中国語が話せるのか?🤔

一心もこれが大いに気になって耕次のビザの申請書を調べました。そこに9年間の空白を見てとった一心は、彼が中国へ出征した兵隊だったのではないかと疑います😠。

一心と耕次は、その後も仕事で顔を合わせる機会が増えていきます。ふたりとも日本語と中国語に長けていたため、双方の主張を相手に伝えるのに適していたからです。日本の常識を分からせようとする耕次に対し、一心は決して妥協しませんでした。その一方で、耕次の話に合理性を見出すと、これを中国人にも理解できるよう伝えます。互いに「対立」する立場にありながらも、ふたりは次第に相手を認め合うようになっていきます🍀。

過去の因縁

一方で一心は、かつての恋人だった趙丹青に遭遇しました。丹青は今、北京設計総院の工程師としてこのプロジェクトに参加しています。プライベートでは1度目の結婚に失敗し、馮長幸(廖京生)という重点弁公室の科長と再婚しましたが、あまりうまく行っていないとの噂でした。丹青は一心に対し、別れた時とは打って変わって優しい表情を見せましたが、一心は頑なです😠。それは馮長幸も同様でした。馮長幸は、丹青が学生時代に結婚を考えた相手がいると知っており、それが一心だと感づいていたようなのです😈。

そしてこの馮長幸が一心のいる外事処に出向してきます。一心は馮長幸とともに日本への工程考察ミッションに加わることになりました。

日本

一心は、馮長幸が丹青の夫と言うことで少し気まずかったものの、普通に接していました。そして、一心にとっては「初めて」と思える日本で過去の記憶を少しずつ取り戻していきます。きっかけは箱根の宴会場で聞いた「木曽節🎶」でした。大涌谷で富士山を見た時は、皆が「信濃富士」に向かって柏手を打っている姿を思い出します😲。バスガイドから色々説明を受けた一心は、宿に帰るとすぐに本屋へ行き、長野県について調べました。それで一心は、自分が長野から満州に渡った開拓団の子どもではなかったかと思い当たります👍。

初の訪中

慰霊祭

一方の耕次は、狭間たち「日中、心を結ぶ会」が企画した日本からの訪中団に北京から合流して参加しました。団長の長岳慈光(藤木悠)をはじめとする日本からの参加者は、行く先々に集まってくれた残留孤児たちの姿に胸を痛めます。双方とも、目の前にいる人物が「家族」なのではないかと懸命に言葉を交わしましたが、思うような成果は出なかったそうです。

その旅の最後に訪れたのが勃利県七台屯でした。そこは佐渡開拓団跡に近い町です。そう、一心たちが最後に立ち寄った開拓団の跡地です。その跡地では慰霊祭も行われました。生い茂っていた雑草を抜き、あたりに人影がないことを確認して、長岳師がお経を読みます。師もここで妻子を亡くしたそうです。皆で線香を手向け、お酒やお菓子などを供えているうちに、感極まった人々が次々に声を上げました。おふくろ!来たよ!団長!!耕次も「タキエ、タキエ」と名を呼んで泣き崩れました。すまなかった

陳さん

日本人が家族を捜しに来ていると聞いたさんが訪ねてきてくれます。陳さんが知っていた子どもは「7歳の少年と5歳の少女」だったと聞いた耕次はいてもたってもいられません😨。自ら陳さんを訪ねることにしました。耕次から写真を見せられた陳さん夫婦は、勝男を知っていると答えます。間違いないわ、大福よ💜。耕次はその「大福」の行方を尋ねますが、分からないとの返事が戻ってきます😔。一年ほど丁財福という男の家にいて、こき使われていたが、ついに逃げ出して行方が分からなくなったのだそうです。陳さんは可哀想な大福を思い出し、丁夫婦は大福を苛めたから早死にした、天罰だ、と怒りを露わにしました😡。また大福はいつも妹を連れて逃げると言っていた、と教えてくれます。でも妹が連れられて行った家は出稼ぎに出てしまって、これまた行方が分からぬそう。

耕次はまたここで、勝男は連れられてきた時には既に記憶を失っていた、と教えられました。死体の山から這い出したために全身血まみれで、すっかり弱っていた。よほど恐ろしい目にあったに違いない

ほか

一心は、重工業部司の楊司から入党を勧められました。一心とは訳ありだったらしい丹青も中堅党員なのに、一心のような優秀な人材が入党すらしていないのはおかしい、と熱心に勧めてくれます

引き続き7話もまとめまするね🌸。

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