アンという名の少女S2 ネタバレと感想 第8話 事実を認めまいとしてもがく
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【アンという名の少女シーズン2~Anne with an "E" S2】の8話は「事実を認めまいとしてもがく」(Struggling Against the Perception of Facts)です。あ〜これも実にありがちですよね💦。いっそ事実として認めてしまった方がよほど楽になれるものを😓。以下ネタバレです。今週はまた話題がてんこ盛りでした。
認めたくない事実
老い
マリラ、もしくはレイチェルは、頭痛の原因が目にあるのではないかと考えたらしく、レイチェルと一緒にシャーロットタウンに行くことにしました。汽車に乗り込んで出発を待っていると、同様にシャーロットタウンへ行こうとしていたギルバートとセバスチャンが、車掌から「差別」されているのを知って義憤に駆られます。マリラはすぐにふたりを「連れ」だと言って中に連れて行きました。これで車掌も文句が言えません😜。レイチェルもこの機に以前の態度を謝罪し、セバスチャンを食事に招待すると伝えました👍。
眼科医は、マリラの頭痛の原因が視力の低下だとは一概には言えないがと前置きしますが、実際視力はかなり低下していたそうで、その可能性が大きいようです。マリラも「老い」を認めざるを得ず老眼鏡をこしらえました。
マリラとレイチェルはその帰りに質屋で、かつて質入れしたブローチを見つけます。そこにはマシューの時計もありました。マリラの気持ちを察したレイチェルは、夕飯は質素でいいと語り、財布から金を取り出します。それでも十分ではなかったらしいけど「おばちゃん二人」が相手では、さすがにケチな質屋も太刀打ちできなかったようです😁。There's still some fight in these old girls yet.(年はとっても闘う気力はまだ残っているわ)
帰宅後マリラは「花嫁道具」の中のベールを破いてしまったと猛省していたアンに、アンが正直に白状したことを褒め、このブローチもベールもアンに譲り渡すものだと伝えました。I am bequeathing it to you.アンは、ブローチも「bequeath」という言葉もどちらも気に入ったと喜びます😻。I don't know which I love more. The word "bequeath" or the brooch.
性的指向
ついにフィリップスがプリシーの両親に彼女との結婚を申し込みに行きました。フィリップスはいけすかないヤツだけど、プリシーの父親にとっては満足のいく相手だったようで、すぐにこれを許します。
ところが、ここで意外な事実が明かされます。なんとフィリップスはゲイだったのです😵!?もちろん彼はこの性的嗜好をひた隠しにしていましたから、気づいたのは、同じゲイのコールだけでした。それでフィリップスはことのほかコールに冷たく当たっていたのです😤。
コールはこれをアンに打ち明けます。アンは、人生はなんて複雑なのだとため息をつきました😅。Life is very complicated.コールは、同性愛は法で認められていないと嘆きますが、アンはそんな法が間違っているのだと断言します👍。Love who you love and be with them. If the time comes and we haven't found our romantical kindred spirits I propose that we propose to each other. A union of equals. Individuals together.(人は愛する人と一緒になるべきよ。もし私たちが大人になっても心の通じ合う恋人が見つからなかったら、お互いにプロポーズし合いましょう。対等なパートナーとして。自立した大人同士)
プリシーの決断?
プリシーの母親のミセス・アンドリュース(Janet Porter)はプリシーの結婚には反対でした。彼女はプリシーを大学に進学させたかったのです。You were supposed to start a new tradition of educated wives who think for themselves.(教育を受けた妻として彼女たちの先駆けになれたのに)プリシーにもその意欲がなかったわけではないようですが、なにせ若い女性ですから「結婚」に夢中になってしまったのも無理ありません💦。プリシーは、いつか必ず大学へは行く、と豪語しました。
プリシーとフィリップスの結婚式にはアヴォンリー中の人々が祝いに駆けつけました。が、肝心のプリシーが途中で逃げ出してしまいます😵。少女たちは皆で彼女の後を追いかけました。プリシーは、雪の中に真っ白なウェディングドレスを着て倒れ込むと、徐に笑い出します。それで少女たちもその後に続きました。皆で雪投げをして楽しみます。
実はこれをこの括りに入れてしまって良いものかどうかだいぶ迷いました💦。でも最後にはこれもまたプリシーの「認めたくない事実」(=結婚は彼女の本意ではない)だったのではないかという結論に達しましたが、違っていたら後日訂正いたしまするね🙇♀️。
偏見と差別
セバスチャンは、あまりにも歯が痛くて耐えられなくなり、自分で抜くことにしました😨。ぐらぐらする歯とドアノブを糸で縛り、ギルバートにドアを閉めるよう頼みます。最初は相手にしなかったギルバートも、あまりにしつこく頼まれるので、つい、バタンと閉めてしまいました。すると今度は抜けた跡が痛み出します。セバスチャンは街に出て薬を買おうとしますが、その店主からは「ならず者」扱いされました😡。アヴォンリーにはお前を診察する医者も薬を売る店もない、ボグという黒人が多く住む地域があるから、そこへ行け、と言われてしまいます💀。でもセバスチャンはこの失礼な態度にも決してめげませんでした。むしろ、ギルバートがボグ地区について黙っていたことを批判します。
セバスチャンは熱があったので、ギルバートはすぐに学校を早退してシャーロットタウンの医者に診せに行くことにしました。その医師Dr.ウォード(Brian Paul)はギルバートの父の主治医だったようですね。Dr.ウォードは(それが当然ですが👌)セバスチャンの外見については一言も触れず、すぐに診察して薬を出してくれました。感染症を抑えるために注射器を取り出したら、それを見たギルバートが気絶したのには参りましたね〜😂。それで医者が務まる??😓
Dr.ウォードは、ギルバートが医師を志していると聞くと、治療費はギルバートが掃除をしてくれれば良いと言ってくれました😉。ギルバートは「見習い」として時々手伝いに来ることになります。Dr.ウォードは診療所の共同運営者を探していたらしく、喜んで承知してくれました💕。
一方のセバスチャンはボグ地区へ行きたくてたまらず、一人で出かけて行きます🎶。途中で、同じ黒人でも白人と一緒に黒人をいじめる側に回っていた乗務員のアイザック(Milton Barnes)に遭遇しました。セバスチャンは、自由な時代になったのにいまだに白人の機嫌をとっているのか、と反抗したため、アイザックに殴り飛ばされてしまいます💦。それでコートが汚れたので、クリーニング屋に行くことになりました。そこでメアリー(Cara Ricketts)という若くて美しい黒人女性に出会います😁。セバスチャンとギルバートはこのメアリーの家に一晩泊めてもらいました💜。
カレーに挑戦!
アンはマリラの「オーブンは使うな」という言いつけを破り、マシューとともに「オーブン」を使ってカレーを作ることにしました😅。そこでアンはマシューに(学校の皆が騒いでいたように)結婚は式を挙げることが重要なのではなく、その後が大事なのだと力説します。夫に黙って従うだけじゃなく、相手と対等なパートナーになりたい。これを表す良い言葉を思いついた。ライフメイト(Life-mate)よ🌹。
そうやって作り上げたカレーは素敵な匂いがしたそうです。アンとマシューはテーブルにつくと早速「人生の相棒」に乾杯しました。To Life-mate!
マリラは、マイケルの形見の時計をマシューに返します。マリラはてっきり、これもブローチなどと一緒にアンが売ったものだと思っていたのですが、マシューはそうではないと説明しました。アンを迎えに行った時に金がなくて売ったのです。マシューはもうあの時から、マイケルの形見を手放しても惜しくないほど、アンを愛していたのです。
まとめ
フィリップスは、もしあれが破談だったとしてももうアヴォンリーにはいられませんよね😏。ギルバートも愛想を尽かしていましたし、次は実力のある公明正大な教師が来てくれると良いですね🎶。
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