アンという名の少女S2 ネタバレと感想 第9話 かつてのわれらは今のわれら
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【アンという名の少女シーズン2~Anne with an "E" S2】の9話は「かつてのわれらは今のわれら」です。原題は"What We Have Been Makes Us What We Are"(かつての我らが今の我らを作った)で、ほんのちょっとニュアンスが違うような気がしましたが🐒。以下ネタバレのあらすじです。
ミス・ステイシー
アヴォンリーの学校に新しい教師がやってきました。ステイシー(Joanna Douglas)という女性の教師です。ミス・ステイシーはズボンを履いて電動自転車に乗っていました。通りすがりに彼女を見かけたアンはすっかり気に入ってしまいます😍。She was wearing pants!(彼女は「パンツ」を履いているわ!)これを聞いたマリラが「パンツ」(たぶん下着だと思っている💦)ってどういうこと?と驚くのがまた可笑しい😂。
でも婦人会(PMSC, The Progressive Mothers' Sewing Circle~進歩的な母親の会)には不評でした😈。レイチェルをはじめとする「教育ママたち」はこぞってミス・ステイシーをこき下ろします👎。彼女はズボンを履くだけじゃなく、コルセットも嵌めていなかったから尚更です。母親たちの話はすぐに子供達に伝わりました。Miss Stacy is probably unsuitable.(ミス・ステイシーは教師として相応しくないわ)
レイチェルなどは、後にわざわざマリラを連れて自宅を訪ねたほどです😔。しかもそこでミス・ステイシーを「オールド・ミス」呼ばわりしました。Have you determined that you're going to be an old maid then? そこで引き合いに出されたマリラもさすがにムッとしてましたよね〜😥。Poor Marilla here knows all too well the unfulfilled life of an unmarried woman.(可哀想なマリラが未婚の満たされない人生についてはよく知っているわ)
一方で、アヴォンリーに来たばかりの頃、皆から批判されたアンはミス・ステイシーに同情し、自分だけでも彼女の味方になるのだと張り切りました。でもその張り切りが裏目に出てしまいます。聞かれてもいないのに、他の生徒たちの情報を伝えようとしたため「噂好きのおしゃべり娘」だと誤解されてしまいました。I see I should include respecting others' privacy, as well.(他人のプライバシーも尊重すべきだと思うわ)アンは早速「ゴシップの危険性」に関するエッセイを書くよう命じられます。
一方で、進歩的なミス・ステイシーを見込んだギルバートは、将来医者になりたいから、授業以外にも勉強を教えてほしいと懇願しました。ミス・ステイシーは、彼女の夫は独学で勉強し、飛び級で大学に入ったと教えてくれます。ギルバートは、努力次第ですぐにも大学へ行けると聞いて喜びますが、アンは「夫」という言葉に飛び付きました🐵。ミス・ステイシーは未亡人なのだそうです。Oh. How tragical.(まあ、なんて悲劇的なんでしょう)この言い方もまたミス・ステイシーにはカチンと来たようですね💦。
アンはミス・ステイシーに嫌われたと落ち込みました。名前の頭文字を使って表現しろと言われた時も即答できなかったため、帰り道に自分を大いにこき下ろします。Appalling. Stupid. Clueless. Anne Shirley-Cuthbert.(ぞっとする、愚かな、無知〜アン・シャーリー・カスバート!)
そんな時に、マシューやビリーが、アンの友達のキツネを捕まえようとしていたため、ますます苛立ってしまいます😡。アンの秘密の小屋によく来ていたあの黒いキツネです🦊。ビリーはともかくマシューは、家畜(鶏)を守るためだと言って、めずらしく、アンがどんなに頼んでも罠を外してくれませんでした😔。
それでアンはエッセイを書きながらもずっとキツネの心配をしていました😨。そのために寝不足をし、あろうことか、ロウソクを倒してエッセイを燃やしてしまいます😱。アンはすっかりヤケになり、学校を休むと言い出しました。が、そう言われてすぐに許可するようなマリラではありません😎。しかもアンの指にはすすがついており、焦げ臭かったのです。Anne Shirley-Cuthbert, tell the truth.(アン・シャーリー・カスバート、真実を話しなさい)アンが白状した時のマリラの答えがまた絶妙でした👍。
Lucky it was only your essay was burned and not all of Green Gables😏.
燃えたのがあなたのエッセイだけで、グリーン・ゲーブルズが無事だったのはラッキーだったわ
アンがあまりにも頼むので、マリラは「証人」として付いていきます。アンは、ミス・ステイシーには嫌われているから、エッセイを書かなかった言い訳だと思われると憂えたからです。ミス・ステイシーはアンの弁明を信じてはくれましたが、宿題は無かったことにはなりませんでした。口頭ではなく、書いて提出するよう命じられます💦。
コール
コールはあれからずっと学校に来ていませんでした。アンは、ミス・ステイシーなら苛めたりしないと説得しますが、コールは耳を貸しません。でも家族には学校に通っていることにしていたようです。そうでないと家事を手伝わされるから。
アンは帰り道、キツネに餌をやるためにあの小屋に立ち寄りました。ミス・ステイシーとマリラも「秘密を守る」という条件で連れていきます。ミス・ステイシーは一目その小屋を見てその自由な芸術性に感動しました💕。This is extraordinary! You've created an enchanted kingdom here.(これは素晴らしいわ。あなたはここに魅惑的な王国を築いたのね)ようやくミス・ステイシーに認められたアンはすっかり嬉しくなりました🌸。
またミス・ステイシーはコールの作った彫刻を評価し、不登校だと聞くと早速コールの家を訪れます。でもこれでコールの母にコールの不登校が知られてしまいました💦。コールは「余計なことをしてくれた!これでもう家から一歩も出られない!!」とアンを怒鳴りつけます。これに加えて、夜中にキツネを探していたビリーに小屋を見つけられてしまいました。ビリーは猟銃をぶち放し、コールの彫刻をはじめとするすべてを破壊してしまいます💀。
翌日小屋にやってきてこれを見たコールは、落ちていたマフラーからビリーの仕業だと確信しました😡。急いで学校に駆けつけてきて、ビリーをこてんぱんに殴ります。ビリーはそれでどうやら耳を怪我(火傷?)したようです。んなもん、自業自得なんですが😥。
セバスチャン
セバスチャンはギルバートと一緒に農場経営をするつもりでいたそうです。それなのにギルバートは来年にも大学へ行けると知るや途端に勉強に打ち込み始め、セバスチャンを構ってくれなくなります😔。セバスチャンは、最初は怒っていましたが、ギルバートの夢を邪魔しても悪いと、置き手紙をしてボグ地区へ行ってしまいました💦。どうやらメアリーとともに暮らすことにしたようですね。
まとめ
ミス・ステイシーはジャガイモ判子で壁を彩ったり、同じジャガイモを使って電気をつけたり、と自分も楽しみながら子どもたちを教えていました🌹。まさに彼女こそ、アンの目指す理想の人物(教師)になるのかもしれないのだけれど、頭の硬いPMSCやレイチェルにはそれが分からないのが残念ですね😔。またこれは余談ですが、プリシーの結婚はやはり破談になったそうです😏。
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